とんとん整骨院

左右回旋で痛みを感じる原因

捻った側(同側)のお尻の奥の筋肉(外旋筋群)と、反対側のお尻の筋肉(中臀筋)が弱く、それを庇って同側のお尻の奥の筋肉の一部(梨状筋)と、反対側の股関節の脇の筋肉(大腿筋膜張筋)が使い過ぎて固まっています。それにより股関節が正しく動かなくなり、腰に負担をかけています。

その影響で、同側の腰の筋肉(起立筋)は固まり反対側の起立筋は弱くなっており、更に腰が不安定になり、痛みを出しやすいような状態になっています。

この症状の方は反対側の腰の筋肉(起立筋)が弱っていますので、そこをマッサージしてしまうと症状が悪化するケースもあります。気をつけて下さい。

前屈の痛みの説明
緩めるべき筋肉 鍛えるべき筋肉
同側の梨状筋 同側の外旋筋群
反対側の大腿筋膜張筋 反対側の中臀筋
同側の起立筋 反対側の起立筋

痛みが出やすい人の特徴

腰部後屈痛と併発することが多い

日常的に体を捻っている
捻る動作が多い等
日常生活や仕事での
癖が影響している場合が多い

同側の坐骨神経痛
(梨状筋症候群)
になりやすい
もしくは併発している
(片足への痺れ[後面]が特徴)

治療方法

その1
同側の梨状筋のストレッチ

反対側の大腿筋膜張筋のストレッチ

1日1分×3回。回旋での痛みが0~3割程度になるまで(1~2週間)行い各トレーニングに移行する。

【ルール】

腰の痛みが出ない範囲で行う。強いストレッチは逆効果となるため「あ、伸びてきたな」程度のストレッチに留める。

【注意すること】

指定期間、指定回数行っても痛みが全く引かない、もしくは悪化する場合、お近くの医療機関の受診をお勧め致します。

その2
同側の外旋筋群のトレーニング

反対側の中殿筋のトレーニング

1日5秒を5~10回×2~3セット。1ヶ月以上継続し、その間腰の痛みが無ければ治療を終了とする。

以上のエクササイズは
腰痛予防として継続して頂くことを
推奨致します。

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