倒して痛い側(同側)の股関節の奥の筋肉(腸腰筋)と、反対則のお尻の筋肉(中臀筋)が弱っている可能性が高く、それぞれの筋肉の弱さを庇って、同側の内もも(内転筋群)と、反対側の股関節の脇(大腿筋膜張筋)、お尻の奥の筋肉(梨状筋)の筋肉が硬くなっています。
股関節が正しく動かなくなってしまい、庇って腰に痛みが出ている状態です。
その影響で、同側の腰の筋肉(起立筋)は固まっており、反対側の起立筋は弱くなっています。
そうなると腰の関節がバランスを失い、更に痛みが出やすい体になってしまっています。
この症状の方は反対側の腰の筋肉(起立筋)が弱っていますので、そこをマッサージしてしまうと症状が悪化するケースもあります。気をつけて下さい。
緩めるべき筋肉 | 鍛えるべき筋肉 |
同側の内転筋 | 同側の腸腰筋 |
反対側の大腿筋膜張筋 | 反対側の中臀筋 |
反対側の梨状筋 | |
同側の起立筋 | 反対側の起立筋 |
前屈痛と併発することが多い
足を組む、横向きになって寝る
体を傾ける癖など
習慣的に左右非対称な姿勢、動きを
しているケースが多い
腰椎椎間板ヘルニアになりやすい
もしくは併発している
(片足への痺れが特徴)
同側の坐骨神経痛(梨状筋症候群)になりやすい
もしくは併発している
(同側の足への痺れが特徴)
1日1分×3回。側屈での痛みが0~3割程度になるまで(1~2週間)行い各トレーニングに移行する。
腰の痛みが出ない範囲で行う。強いストレッチは逆効果となるため「あ、伸びてきたな」程度のストレッチに留める。
1日5秒×5~10回。胸と膝がくっついた状態を維持できるようになるまで(2~3週間)行い、その間腰痛がその後2週間、腰痛が出現しなければ終了とする。
力の入っている場所のミスにより、エクササイズの変更が必要となる。1~2週間継続後、腸腰筋のトレーニングを再開する。
1日5秒を5~10回×2~3セット。1ヶ月以上継続し、その間腰の痛みが無ければ治療を終了とする。
指定期間、指定回数行っても痛みが全く引かない、もしくは悪化する場合、お近くの医療機関の受診をお勧め致します。
以上のエクササイズは
腰痛予防として継続して頂くことを
推奨致します。