着替えも眠るのも痛かった肩が日常動作を取り戻した
主訴
・発症時期 5月ごろから発症 ・悪化する動作や場面 就寝中や起床時に痛み、着替えるときや物を取る瞬間に痛み ・日常生活で困っていたこと 寝ているときにも常に痛みがあり、寝つきが悪い。 着替えの時のストレス ・これまでの対処 動かすのが怖かったため、あまり動かさずなるべく安静にしていた ・来院時の痛みスコア:8
当院の評価
患者様への説明
五十肩と説明 炎症期→拘縮期→回復期と治っていくまでの過程が存在することを伝えた。 現在は炎症期になるため、炎症をしっかりコントロールできるように施術をしていきましょうとお伝えした。
日常動作・解剖学的動診
肩関節動作時に骨頭が前方へ移動することにより、肩関節部への負荷がかかってしまっている状態。 肩関節屈曲120°、外転90°、伸展20°すべて疼痛が出現。 肩関節外旋・内旋での疼痛もあり、結滞・結髪動作はできない。
身体機能評価
・可動域制限 ・姿勢や代償 運動の習慣はなく、長時間のデスクワークにより、肩甲骨外転位や胸椎の後湾がみられる。
判断
夜間痛や年齢、性別、発症様式やすべての動きで症状が出現していたことから凍結肩と判断。
施術内容
患者様への説明
炎症期では、炎症のコントロールを目的とした施術を行うため患部へのマッサージなどは行わず、患部外の緊張を取るために施術を行うことの説明。 その後、症状の軽減とともに原因筋に対しての施術や関節モビライゼーションなどを実施すると伝えた。
専門的内容
・就寝肢位の指導 ・広背筋などの原因外の肩関連筋 ・筋膜連結系のアプローチ ・肩甲胸郭関節のモビライゼーション ・三角筋や小胸筋、棘下筋への施術 ・ローテーターカフのトレーニング ・ハイボルトを使って疼痛抑制
施術の経過
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初期
(1回~4回) 安静時痛の改善。夜間痛や起床時に痛みがなく、常にあった肩関節の症状は消失。
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中期
(5回~12回) 着替えるときや物を取るときなどの瞬間的な痛みが軽減され、痛みに困ることがなくなった。肩関節屈曲170°や結滞動作で多少痛みが残る。
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後期
(13回~16回) 結滞動作でも痛みではなく、多少の筋のつっぱり感になった。 屈曲、伸展での痛みはなく、外転・水平伸展時に痛みが残存している状態。
料金・通院目安
料金の目安
初回料金
施術 5,500円
2回目以降の料金
施術 4,400円
通院の目安
施術回数
16回
施術期間
4ヶ月
施術担当者
















長時間のデスクワークで背中が丸まり、肩甲骨が外側に広がった状態が続いていました。そのせいで、腕を動かすたびに肩の関節の中で本来ぶつからないはずの場所がこすれ合い、強い炎症が起きていたのが痛みの根本原因です。 痛みが強い時期に無理に揉んだり動かしたりせず、寝る姿勢の工夫や電気療法で「炎症を鎮める」ことを優先したことが良かったと思います。 肩以外の 固まっていた背中や脇の筋肉を先にほぐし、肩甲骨が自由に動けるスペースを作ったことで、肩の関節にかかる負担が劇的に減りました。 痛みが引くタイミングに合わせて、肩を支えるインナーマッスルを鍛え直したことで、着替えなどの日常動作がスムーズになりました。 前側の「つっぱり」を取ることで胸の筋肉の柔軟性をさらに出し、腕を後ろに引いた時の引っかかりをなくしていきます。 「丸まった背中」の定着を防ぐ:ことでデスクワーク中も背筋が伸びるよう、仕事の合間にできる簡単なストレッチを習慣にしてもらいます。また最後に残っている「背中に手を回す動作」の違和感を取り、再発しない体づくりを目指していきます。