耳にすることも多い「なで肩」です。
胸の筋肉（小胸筋）や脇の筋肉（前鋸筋）、腕の筋肉（上腕二頭筋）が短く固まってしまい、首から背中にかけての筋肉（僧帽筋（上部線維））が伸びきって弱っているために、肩甲骨の位置が下がってしまっています。それにより首や背中の筋肉が引っ張られて、症状が出現しています。
| 緩めるべき筋肉 | 鍛えるべき筋肉 |
| 小胸筋 | 僧帽筋（上部線維） |
| 前鋸筋 | |
| 上腕二頭筋 |
首が長く見える
日常生活で肘を曲げている姿勢が多い
肘を曲げて物を持つことが多い
重いものをよく持つ
五十肩などの肩関節の痛みが出やすい
その1
小胸筋のストレッチ
1日1分×3回。1～3週間行い、僧帽筋のトレーニングに移行する。
【ルール】
強いストレッチは逆効果になることもある。「伸びてきたな」程度の伸長感で行うことが望ましい。
その2
僧帽筋（上部線維）トレーニング
1日5回×3セット。3～4週間行い、症状の消失と姿勢の改善がみられたら終了とする。
【注意すること】
肩や腕に痛みが出現する場合は「肩関節」の動きから改善しなければならないため、エクササイズを一旦中止してください。
指定期間、指定回数行っても痛みが全く引かない、もしくは悪化する場合、お近くの医療機関の受診をお勧め致します。
以上のエクササイズは
首肩こり予防として
継続して頂くことを推奨致します。