動けないほどの腰痛が施術を経て日常に戻れた例
主訴
1週間前から腰痛が悪化し、現在はNRS8(想像しうる最大級の痛み)という非常に強い痛みを感じてた。 特に、仕事中の体勢や動き出しの瞬間に痛みが走り、痛みのため業務に集中することが困難な状態。これまでは自分なりにストレッチを行い対処していたが、あまり改善が見られず、日常生活に大きな支障をきたしていた。
当院の評価
患者様への説明
仕事柄、腰への負担が普段から多く日々蓄積されたものが強く出てしまっている状態。 検査していくと股関節周辺の筋肉の緊張が強くみられていたため、腰部へ大きな負担がかかりやす状態にあった。
日常動作・解剖学的動診
立位での腰部伸展、回旋制限
身体機能評価
脊柱起立筋の圧痛(+) 股関節の屈筋群の緊張があり、股関節の伸展制限あり。
判断
股関節周辺の筋緊張や股関節の可動域制限があり、腰部が代償して動作をして痛みがでていると判断しました。
施術の様子
患者様への説明
この方は、お仕事での腰の負担が日々蓄積し、股関節まわりの筋肉の緊張が強く出ていました。緊張した股関節まわりをゆるめ、腰への負担を和らげることを目的に施術を進めました。
専門的内容
・患部へのハイボルト ・腸腰筋、大腿筋膜張筋、梨状筋の施術 ・操体法の実施
施術の経過
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初期
初回 後屈時・左回旋時の可動域増加。 痛みの強さが和らいできました
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中期
2回目 長時間の車の運転もあり、初回の症状の強さに戻る。 初回と同じ処置を行い、梨状筋や腸腰筋のストレッチをセルフエクササイズとして伝える。
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後期
動作時の痛みが和らぎ、日常に戻れる状態になってきています。腰に負担がかかりやすいお仕事のため、再発予防として股関節の柔軟性づくりを続けています。
料金・通院目安
料金の目安
初回料金
施術 5,500円
2回目以降の料金
施術 5,050円
通院の目安
施術回数
3回
施術期間
1週間
ここでは、この症例の記録とは別に、「動くのもつらい腰の痛みがある」という状態について、一般的な見方やご自宅でのヒント、医療機関へ相談する目安を順にたどります。
座っている時間が長いと腰がつらくなるのはどうして?
座りっぱなしや前かがみの姿勢が長く続くと、腰そのものに加えて、股関節まわりの硬さやお腹・お尻の筋肉の働き方が腰への負担に関係すると言われています。画像検査で目立った異常が見つからない場合でも、こうした体の使い方の偏りが、座っているあいだの腰の重さや痛みの背景になっている可能性が考えられます。
座っているときの腰の痛みには、腰そのものに加えて、股関節の硬さやお腹・お尻の筋力が関係していることがあります。腰の外側まで含めて確かめることが大切だと考えられています。
杉生 真悟腰だけで「異常なし」と判断するのではなく、股関節やお尻の使い方まで広げて調べると、負担の出どころが見えてくることがあります。腰の痛みの原因が腰にあるとは限らないんです。
こんな方に気になりやすい(セルフチェック)
次のような項目に心当たりが多い方は、負担が気になりやすい傾向があると言われています。当てはまること自体が異常を意味するわけではありません。
- デスクワークなどで、1日に長く座っている
- 座っていると、だんだん腰が重く・痛くなってくる
- 立ち上がるときに腰が伸びにくい、いったん止まってしまう
- お尻や太ももの裏が硬い感じがする
- 反り腰気味だと言われたことがある
ご自宅でできる工夫
一般的なセルフケアとして、次のような工夫が知られています。
- 30分〜1時間に一度は立ち上がり、姿勢を変える
- 椅子に深く座り、骨盤を立てるように意識する
- 股関節やお尻まわりを軽く動かす・ストレッチする
痛みやしびれが強いとき、力が入りにくいときは無理に行わず中止し、医療機関にご相談ください。
こんなときは医療機関へ
腰の症状の多くは時間とともに和らいでいくと言われていますが、次のような場合は、自己判断せず早めに医療機関を受診してください。
- 脚のしびれや、力が入りにくい感じがある
- 排尿・排便のしにくさなど、いつもと違う変化がある
- 安静にしていても強く痛む、夜間に痛みで目が覚める
- 発熱を伴う、または転倒など強くぶつけた後の痛み
よくある質問
座ると腰が痛むあいだは、なるべく座らないほうがいいのでしょうか?
同じ姿勢を長時間続けることが、腰の負担になりやすいと一般に言われています。座ること自体をやめるより、こまめに立ち上がって姿勢を変える工夫のほうが現実的とされています。痛みが強い場合は医療機関にご相談ください。
痛いのは腰なのに、股関節やお尻まで調べるのはどうしてですか?
腰への負担は、腰だけでなく、まわりの関節や筋肉の動き方と関わっている場合があると言われています。そのため、腰以外の部位も併せて確かめることがあります。
痛みが落ち着いてからも、注意しておくことはありますか?
再発を防ぐうえでは、座り方や立ち上がり方の工夫、こまめに体を動かす習慣が役に立つと言われています。
杉生 真悟つらい腰の痛みも、原因を切り分けていくと変わっていくことがあります。我慢して長引かせてしまう前に、気になるときは無理せず一度ご相談くださいね。
この症状について、担当者と複数のスタッフで臨床的に検討したカンファレンス記事もあります。評価の進め方や考え方の詳細はこちらをご覧ください。
この症例を担当した杉生真悟は、南浦和店(南浦和駅西口より徒歩2分)に勤務しています。さいたま市南区・浦和区・武蔵浦和エリアの方が多く来院されています。店舗の様子・初回の流れ・アクセスはこちらをご覧ください。
施術担当者

経歴
症例レポートは、改善した例だけでなく、そうでなかった例も含めて結果を選ばず掲載しています。







強い腰の痛みでも、股関節まわりの緊張から腰に負担が集中して起こることがあります。この方もお仕事の負担の蓄積と股関節の緊張が背景にありました。緊張を和らげ負担を分散できたことが変化につながった症例です。