5分歩くと休んでいた脚の症状が施術を経て歩きやすくなった例
主訴
屋外での移動(5分以上の歩行)や買い物が辛い。 長時間の立位や歩行が制限されており、外出の機会が減少していた。 家事の途中でも休憩を挟むことが増えていた。 整形外科を受診し、脊柱管狭窄症と診断。
当院の評価
患者様への説明
脊柱管狭窄症は、加齢や姿勢の影響などによって神経の通り道が狭くなり、腰からお尻、足にかけて痛みやしびれが出る状態です。 今回のケースでは、脊柱管の狭窄だけでなく、股関節や胸郭の動きが低下していたことで歩行時の負担が増加し、神経へのストレスが強くなっていました。その結果、歩き続けることで症状が悪化している可能性があります。
日常動作・解剖学的動診
【日常動作】 5分以上の連続歩行や長時間の立位姿勢 背筋を伸ばした状態での歩行 【解剖学的動診】 腰部後屈:腰部痛と下肢痛
身体機能評価
股関節の伸展制限 胸椎の伸展制限 中・大殿筋筋力低下 腹部の機能低下 TFLの短縮
判断
脊柱管狭窄症による神経症状に加え、股関節伸展制限と体幹機能低下によって歩行時の負担が腰部へ集中していたことが主な要因と考えられました。 また、胸椎や股関節の可動性低下により歩行時の負担が増加し、腰椎の伸展ストレスが増加していたことも症状の原因になっている可能性がありました。が主な原因である可能性があると判断しました。
施術の様子
患者様への説明
この方は、加齢や姿勢の影響で神経の通り道が狭くなり、腰からお尻・脚に症状が出やすい状態でした。股関節や背中の動きを広げ、体幹・お尻を支えられるようにして、歩行時の負担を減らす方針で進めました。
専門的内容
【手技療法】 股関節の可動域向上手技 【運動療法】 体幹・臀部の筋出力向上 胸椎の伸展エクササイズ 【物理療法】 ハイボルト 【セルフケア指導】 股関節伸筋群のストレッチ 体幹のセルフトレーニング 脊椎のセルフエクササイズ
施術の経過
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初期
1回〜10回 5分で休んでいたのが、辛さはあるものの連続して歩行できるようになった。 スーパーでの買い物もスムーズに出来るようになったきた。
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中期
11回〜20回 腰や足の疲労感は残るが、以前のような辛さはでなくなった。 休まずに30分以上歩くことが出来る状態。
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後期
続けて歩ける時間が少しずつ延びてきています。歩行や外出を続けたい方のため、再発予防として股関節・背中の柔軟性と体幹の筋力づくりを続けています。
料金・通院目安
料金の目安
初回料金
施術 4,400円 + 物理療法 1,100円
2回目以降の料金
施術 4,400円 + 物理療法 1,100円
通院の目安
施術回数
10〜20回
施術期間
約2〜4ヶ月
ここでは、この症例の記録とは別に、「少し歩くと脚がしびれて休まないと歩けない」という状態について、一般的な見方やご自宅でのヒント、医療機関へ相談する目安を見ていきます。
歩くと脚がしびれて休みたくなるのはなぜ?
少し歩くと脚がしびれて休みたくなり、休むとまた歩けるという症状は、背骨の中を通る神経の通り道がせまくなることと関係していると言われています。腰を反らす姿勢で症状が出やすく、前かがみや座ると楽になりやすいのが特徴とされることがあります。背景には姿勢や体の使い方も関わると考えられています。
歩くと出て休むと楽になる脚の症状は、腰の反り方や姿勢と関わっていることがあります。無理に歩き続けるより、姿勢や負担のかけ方をたどっていくことが役立つと考えられています。
杉生 真悟歩くと脚が重くなって休む、という症状は不安だと思います。どの姿勢で楽になるか、どのくらいで出るかを確認しながら、負担のかかり方を確かめていきます。歩ける距離の変化も一緒に追っていきましょう。
こんな方に気になりやすい(セルフチェック)
次のような項目に心当たりが多い方は、負担が気になりやすい傾向があると言われています。当てはまること自体が異常を意味するわけではありません。
- 少し歩くと脚がしびれて、休むとまた歩ける
- 腰を反らすとつらく、前かがみや座ると楽になる
- 長く立っているとお尻や脚がつらくなる
- 以前より続けて歩ける距離が短くなった
ご自宅でできる工夫
一般的なセルフケアとして、次のような工夫が知られています。
- つらくなる前にこまめに休憩を入れる
- 前かがみ気味の楽な姿勢で休む
- 腰を反りすぎない立ち方・歩き方を意識する
痛みやしびれが強いとき、力が入りにくいときは無理に行わず中止し、医療機関にご相談ください。
こんなときは医療機関へ
脚の症状は付き合い方の工夫で和らぐこともありますが、次のような場合は、自己判断せず早めに医療機関を受診してください。
- 脚に力が入りにくい、つまずきやすくなった
- 両脚にしびれが広がる、症状が急に強くなった
- 排尿・排便のしにくさなど、いつもと違う変化がある
- 安静にしていても強く痛む、夜間に痛みで目が覚める
よくある質問
歩くのがつらいときは、歩かない方がよいですか?
一般に、無理のない範囲で体を動かすことは役立つと言われています。つらくなる前に休む、楽な姿勢を挟むなど、続けやすい工夫が現実的とされています。症状が強い場合は医療機関にご相談ください。
前かがみだと楽なのはなぜですか?
前かがみになると神経の通り道が広がりやすいため楽に感じることがあると言われています。買い物カートに寄りかかると歩きやすい、という方もいます。
放っておいて大丈夫ですか?
自己判断はおすすめできません。脚の力の入りにくさや、いつもと違う変化があるときは早めに医療機関にご相談ください。
杉生 真悟歩ける距離が短くなると外出もためらってしまいますよね。姿勢や休み方の工夫で、付き合いやすくなることもあります。気になるときは無理せずご相談ください。
この症状について、担当者と複数のスタッフで臨床的に検討したカンファレンス記事もあります。評価の進め方や考え方の詳細はこちらをご覧ください。
この症例を担当した杉生真悟は、南浦和店(南浦和駅西口より徒歩2分)に勤務しています。さいたま市南区・浦和区・武蔵浦和エリアの方が多く来院されています。店舗の様子・初回の流れ・アクセスはこちらをご覧ください。
施術担当者

経歴
症例レポートは、改善した例だけでなく、そうでなかった例も含めて結果を選ばず掲載しています。








脊柱管狭窄症による腰からお尻・脚の症状でも、股関節や背中の動き、体幹の支えを整えることで、歩きやすさにつながることがあります。この方も姿勢と支える力が影響していました。土台を整えたことが変化につながった症例です。