階段がつらかった膝の痛みが施術を経て楽になった例
主訴
歩行時にポキポキなる音を感じ翌朝膝が曲がらない、曲げると痛みが出るようになった。 【仕事の状況】事務仕事。 【悪化する動作】階段の昇降、椅子から立つ時、歩行時 【日常生活の困りごと】事務所に行くのに毎回階段を上らないといけない
当院の評価
患者様への説明
足関節と股関節の筋肉の硬さ、お尻の筋力低下により、膝に負担が集中している状態でした。また、膝関節の不安定性もあり稼動時に痛みを感じている可能性があります。
日常動作・解剖学的動診
【日常動作】 立ち上がり姿勢 歩行時 階段昇降時 【解剖学的動診】 膝関節屈曲 膝関節伸展
身体機能評価
膝関節屈曲伸展制限、膝関節完全伸展不可、足関節背屈制限 中殿筋、内側広筋の筋力低下 大腿筋膜張筋、ヒラメ筋、大腿直筋、ハムストリングの緊張
判断
股関節と膝、足関節と膝の連動性低下が膝へ過剰な負担をかけていること足関節の不安定性が主な原因である可能性があると判断しました。
施術の様子
患者様への説明
この方は、足首と股関節の硬さ、お尻の筋力低下で膝に負担が集中し、膝の不安定さも重なっていました。足首・股関節まわりをゆるめ、お尻や内ももを使えるようにして膝を安定させる方針で進めました。
専門的内容
【手技療法】 大腿筋膜張筋、大腿直筋、ハムストリング、ヒラメ筋、長母指屈筋への施術 【運動療法】 中殿筋のトレーニング、膝窩軟部組織のストレッチ、膝の屈曲伸展運動、運動軸コントロール 【物理療法】 ハイボルト 【セルフケア指導】 中殿筋トレーニング、パテラセッティング
施術の経過
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初期
1回〜3回 痛みはまだあるが、手すりを使わず階段を降りれるようになった
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中期
4回〜8回 痛みではなく、違和感と膝後ろの重さになった
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後期
階段昇降や歩行時の膝の痛みが落ち着いてきています。膝に負担がかかりやすい方のため、再発予防として足首・股関節の柔軟性と筋力づくりを続けています。
料金・通院目安
料金の目安
初回料金
施術 3,740円 + 電気治療 1,650円
2回目以降の料金
施術 7,480円 + 物理療法 990円
通院の目安
施術回数
8〜12回
施術期間
約2〜3ヶ月
ここでは、この症例の記録とは別に、「両膝の内側や右膝の後ろが痛む」という状態について、一般的な見方やご自宅でのヒント、医療機関へ相談する目安を確認します。
膝が痛くなるのはなぜ?
膝の痛みの背景には、膝そのものだけでなく、股関節や足首の動き、太ももの筋力があると言われています。立ち座りや階段で痛むケースでは、膝に負担が集まりやすい体の使い方が隠れていると考えられることもあるので、膝に加えて脚全体を確かめることが大切とされています。
膝の痛みの背景に、膝の上下にある股関節と足首、太ももの筋力が関わっていることがあります。膝まわりとあわせて、脚全体の動かし方に目を向けることが役立つと考えられています。
二宮 寿己痛むのは膝でも、股関節や足首の動きや太ももの筋力までたどっていくと、膝へ負担が集まるわけが分かってくることがあります。膝以外の場所が関係しているケースもあるんですよ。
こんな方に気になりやすい(セルフチェック)
次のような項目に心当たりが多い方は、負担が気になりやすい傾向があると言われています。当てはまること自体が異常を意味するわけではありません。
- 立ち座りのときや階段の上り下りで膝が痛みやすい
- 膝の曲げ伸ばしが重く、途中で引っかかる感覚がある
- 太ももの筋肉のボリュームが減った・弱くなった気がする
- 股関節や足首の硬さが気になる
ご自宅で試せる工夫
よく知られている一般的なセルフケアには、次のような工夫があります。
- 痛みが強くなる動作を一時的に控える
- 太ももの前の筋肉をゆっくり使う運動を無理のない範囲で行う
- 股関節や足首をやさしく動かして柔軟性を保つ
痛みやしびれが強いとき、力が入りにくいときは無理に行わず中止し、医療機関にご相談ください。
こんなときは医療機関へ
膝の症状の多くは負担の見直しで和らいでいくと言われていますが、次のような場合は、自己判断せず早めに医療機関を受診してください。
- 膝が大きく腫れている、熱を持っている
- 膝に力が入らない、急にがくっと崩れる
- 安静にしていても強く痛む、夜間に痛みで目が覚める
- 発熱を伴う、または転倒など強くぶつけた後の痛み
よくある質問
痛みがあるうちは、膝を動かさない方がよいのでしょうか?
腫れや強い痛みがある時期は無理を避けるのが基本ですが、一般に太ももの筋力を保つことは膝の支えとして役立つと言われています。無理のない範囲で少しずつ動かすようすすめられることがあります。
膝の症状なのに股関節や足首をチェックする理由は何ですか?
膝は上下にある股関節と足首にはさまれた関節のため、その動きに左右されやすいと言われています。膝単独ではなく脚全体をひと続きでチェックするのはそのためです。
変形があると診断されたら、運動は控えるべきですか?
一般論としては、ほどよく体を動かすことが膝に役立つとされています。不安があるときは医療機関にご相談ください。
二宮 寿己膝の痛みがあると、階段や外出のたびに憂うつになりますよね。脚全体の使い方を順番に切り分けることで、負担がやわらぐことがあります。不安なときはお気軽にご相談ください。
この症状について、担当者と複数のスタッフで臨床的に検討したカンファレンス記事もあります。評価の進め方や考え方の詳細はこちらをご覧ください。
この症例を担当した二宮寿己は、ときわ台店(ときわ台駅北口より徒歩1分)に勤務しています。板橋区常盤台・上板橋・中板橋エリアの方が多く来院されています。店舗の様子・初回の流れ・アクセスはこちらをご覧ください。
施術担当者

経歴
症例レポートは、改善した例だけでなく、そうでなかった例も含めて結果を選ばず掲載しています。







膝の内側や後ろの痛みは、足首・股関節の硬さとお尻の弱さで膝に負担が集中することが背景にあることがあります。この方も膝の不安定さが重なっていました。土台を整え安定させたことが変化につながった症例です。