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川口流世の担当症例

10年繰り返した首の突っ張りが施術を経て楽になった例

10年繰り返した首の突っ張りが施術を経て楽になった例

主訴

左首付け根の突っ張り感
患者様: 男性 (30代)
来院日: 2026年04月

今回の症状は2〜3日前から出現しましたが、もともと8〜10年前から同様の症状を繰り返しており、整体や鍼治療など様々な施術を受けてきたものの、なかなかおおもとからの変化が得られない状況が続いていました。 起床時に首の辛さが強く出やすく、症状があることで疲れやすさも感じておられました。症状の質は主に「突っ張り感」で、安静時にも出現する一方、動かすと楽になる傾向がありました。首を横に倒す動作では強い伸ばされ感があり、日常生活に支障が出ている状態でした。 仕事はドライバーで座位運転の時間があり、趣味で音楽制作をされているため、日常的にパソコンに向かう時間が長く、首や肩周りへの負担が蓄積しやすい環境でした。

当院の評価

患者様への説明

首そのものだけでなく、肩甲骨の動きの硬さや、首や肩まわりの筋肉のバランスの乱れが、首への負担を増やしている主な原因である可能性があります。長時間の座位姿勢による影響が背景にあると考えました。

日常動作・解剖学的動診

安静時にも症状出現 起床時に症状が強くなりやすい 側屈や左回旋動作で症状誘発

身体機能評価

屈曲症候群・下制症候群にて陽性反応 斜角筋・上腕二頭筋・小胸筋・広背筋にて陽性反応 頸椎屈曲位・肩甲骨可動域制限 僧帽筋下部の延長・筋力低下

判断

頸椎の習慣的な屈曲位と肩甲骨の過剰な下制が頸部への過剰な負担を引き起こしていることが主な原因である可能性があると判断しました。

施術の様子

患者様への説明

この方は、肩甲骨の動きの硬さと首・肩まわりの筋バランスの乱れが、首への負担を増やして突っ張り感につながっていました。斜角筋や小胸筋など硬くなった筋肉をゆるめ、肩甲骨の動きを引き出して負担を減らす方針で進めました。

専門的内容

斜角筋・上腕二頭筋・小胸筋・広背筋への押圧 頸部や僧帽筋周囲への局所施術 肩甲骨モビライゼーション 僧帽筋下部トレーニング セルフケア指導:上腕二頭筋・小胸筋のストレッチ

施術の経過

初期

(1〜3回) 肩の症状は早期に落ち着いたが、首の突っ張り感は残存。ただし徐々に症状は軽減傾向。

中期

(4〜5回) 症状が全体的に落ち着き、日常生活での辛さが大幅に軽減。趣味での音楽制作もストレスなくできる状態に

後期

繰り返してきた首の突っ張り感が落ち着いてきています。再発しやすい方のため、再発予防として肩甲骨まわりのケアと姿勢づくりを続けています。

川口 流世
川口 流世

長年くり返す首の突っ張り感は、肩甲骨の硬さと首肩の筋バランスの乱れが背景にあることがあります。この方もその土台が影響していました。肩甲骨の動きを整えたことが変化につながった症例です。

料金・通院目安

料金の目安

初回料金

施術 5,500円

2回目以降の料金

施術 5,500円

通院の目安

施術回数

5回~6回

施術期間

3ヶ月

※料金は、施術内容やご提案(物理療法・テーピング・鍼灸など)によって幅があり、掲載している金額は施術当時の実額です。現在の基本料金の考え方は 料金のご案内 をご覧ください。
この症状について 首の付け根の突っ張りの原因とセルフケア

ここでは、この症例の記録とは別に、「左首の付け根に突っ張り感がある」という状態について、一般的な見方やご自宅でのヒント、医療機関へ相談する目安を確認します。

どうして首や肩はこって痛くなるの?

首や肩のこり・痛みには、うつむいたままの時間の長さや、肩甲骨まわりがあまり動かないことが関係すると言われています。頭は意外と重いため、前に出た姿勢が続くと首の後ろや肩の筋肉へ負担が偏りやすいと考えられています。デスクワークやスマホを使う時間の長さが背景にあることも多いとされています。

ここがポイント

首肩のこりには、首そのものに加えて、肩甲骨の動きや姿勢が関わっている場合があります。首だけでなく、背中や肩甲骨まで含めて見直すことが役立つと考えられています。

川口 流世川口 流世

首だけをほぐしても戻ってしまう、という方は少なくありません。肩甲骨の動きや、頭が前に出ていないかという姿勢まで含めて確かめていくと、負担の出どころが見えてくることがあります。

こんな方に気になりやすい(セルフチェック)

次のような項目に心当たりが多い方は、負担が気になりやすい傾向があると言われています。当てはまること自体が異常を意味するわけではありません。

  • デスクワークやスマホで、長くうつむく時間がある
  • 夕方になると首や肩が重く・痛くなる
  • 肩甲骨まわりが動きにくい・硬い感じがする
  • 頭が前に出た姿勢になりやすいと言われる
  • こりに加えて頭が重く感じることがある

ご自宅でできる工夫

一般的なセルフケアとして、次のような工夫が知られています。

  • 30分〜1時間に一度は画面から目を離し、姿勢を変える
  • 肩甲骨を寄せる・回すように軽く動かす
  • 画面の高さを上げ、うつむきすぎない環境にする

痛みやしびれが強いとき、力が入りにくいときは無理に行わず中止し、医療機関にご相談ください。

こんなときは医療機関へ

首肩のこりの多くは姿勢の工夫で和らいでいくと言われていますが、次のような場合は、自己判断せず早めに医療機関を受診してください。

  • 腕や手にしびれ・力の入りにくさがある
  • 強い頭痛やめまい、吐き気を伴う
  • 安静にしていても強く痛む、急に強くなった痛み
  • 発熱を伴う、または転倒など強くぶつけた後の痛み

よくある質問

首や肩は、もんでもよいのでしょうか?

もめばその場では楽に感じることもありますが、姿勢や肩甲骨の動きがそのままだと戻りやすいと言われています。ケアに環境の見直しを組み合わせることが現実的とされています。

首の症状なのに、背中や肩甲骨を確認する理由は何ですか?

首にかかる負担は、肩甲骨の動きや背中の姿勢とつながっている場合があると言われています。そのため首に加えて周囲の状態も一緒に拝見します。

こりに加えて頭も重いのですが、つながりはありますか?

首の後ろにある筋肉の緊張が、頭の重さにつながると言われることがあります。ただし強い頭痛やしびれを伴う場合は、別の原因の可能性もあるため医療機関にご相談ください。

川口 流世川口 流世

首肩のこりは当たり前になってしまいがちですが、姿勢や肩甲骨の動きを切り分けると軽く感じられることがあります。我慢が続くときは無理せず一度ご相談くださいね。

症例をさらに詳しく

この症状について、担当者と複数のスタッフで臨床的に検討したカンファレンス記事もあります。評価の進め方や考え方の詳細はこちらをご覧ください。

首の付け根の突っ張り、原因は肩甲骨と姿勢か。症例をスタッフで検討

施術担当者

川口 流世
とんとん整骨院 下板橋店

経歴

東京都出身。小学2年生から大学4年生まで野球に打ち込み、度重なるケガや施術を受けた経験から治療家を志す。柔道整復師の国家資格を取得後、とんとん整骨院に入社し、痛みや悩みの解決に向けて日々精進している。
監修:瀬谷崎 将也(とんとん整骨院 代表・柔道整復師)
症例の掲載方針

症例レポートは、改善した例だけでなく、そうでなかった例も含めて結果を選ばず掲載しています。

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