1年以上続いた頭痛が施術を経てやわらいだ例
主訴
患者様は自衛官の仕事に従事されており、ご来院時の1年以上前から、デスクワークによる頸肩まわりのこり・頭痛に悩まされていました。仕事や運動後に症状が増強し、頸の可動域制限も出ていました。 転勤で勤務地が変わり、当院を見つけ来院されました。
当院の評価
患者様への説明
猫背により肩甲骨が外にひらいてしまう。それにより首や肩の筋肉が引っ張られていることが原因。 また頭が前に出ているような姿勢もあるため、首の後ろの筋肉の負荷が増加。筋肉の間を通る神経を圧迫し頭痛が出てしまっている。
日常動作・解剖学的動診
・頭部前方偏位 ・伸展P(+)
身体機能評価
・小胸筋の短縮 ・頸部伸筋群の筋攣縮 ・僧帽筋中部繊維の延長
判断
デスクワークによる頭部の前方偏位。頸部伸筋群の筋攣縮が起き、大後頭神経を圧迫することで頭痛が発症。また、僧帽筋中部繊維の弱化・小胸筋の短縮による胸椎の後弯。 牽引ストレスによる肩甲間部の緊張。
施術の様子
患者様への説明
この方は、猫背で肩甲骨が外に開き、首や肩の筋肉が引っぱられて頸肩のこりや頭痛につながっていました。胸や首まわりをゆるめ、首を支える動き(チンイン等)を取り入れて負担を減らす方針で進めました。
専門的内容
・頸部伸筋群のリラクセーション。 ・チンインの運動療法。 ・小胸筋のストレッチ。 ・僧帽筋中部・下部繊維のトレーニング。
施術の経過
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初期
(1回~3回) 頸肩こりが半分ほどに軽減、頭痛の頻度低下。
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中期
(4回~6回) 頸肩こりがさらに軽減。頭痛はほぼ感じられなくなり。
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後期
仕事や運動後に強まっていた頸肩のこり・頭痛が落ち着いてきています。負担のかかりやすい方のため、再発予防として姿勢づくりを続けています。
料金・通院目安
料金の目安
初回料金
施術 3,740円 + 電気治療 990円
2回目以降の料金
施術 7,480円 + 電気治療 990円
通院の目安
施術回数
12回
施術期間
3ヶ月
ここでは、この症例の記録とは別に、「頸肩のこりと頭痛が続いている」という状態について、一般的な見方やご自宅でのヒント、医療機関へ相談する目安を整理します。
肩こりと一緒に頭痛が出るのはなぜ?
肩や首のこりに伴って出る頭痛は、首の後ろや肩の筋肉の緊張、姿勢の負担が関係していると言われることがあります。長くうつむく姿勢や、疲れ・ストレスが背景になることもあると考えられています。頭痛にはいくつかのタイプがあり、原因によって対処が異なるとされています。
肩こりに伴う頭痛は、首・肩の緊張や姿勢と関わっていることがあります。ただし頭痛にはタイプがあるため、強い頭痛やいつもと違う頭痛は医療機関で相談することが大切だと考えられています。
中村 拓真頭痛があると、薬でしのぐしかないと感じる方も多いと思います。首や肩の緊張、姿勢の負担が背景にある場合もあるので、そのあたりを整理しつつ、気になる頭痛は医療機関と連携するのが安心です。
こんな方に気になりやすい(セルフチェック)
次のような項目に心当たりが多い方は、負担が気になりやすい傾向があると言われています。当てはまること自体が異常を意味するわけではありません。
- 肩や首のこりと一緒に頭が重く・痛くなる
- 夕方や、長く同じ姿勢のあとに出やすい
- デスクワークやスマホで、うつむく時間が長い
- 疲れやストレスがたまると出やすい
ご自宅でできる工夫
一般的なセルフケアとして、次のような工夫が知られています。
- 長く同じ姿勢を続けず、こまめに首・肩を動かす
- 画面の高さを上げ、うつむきすぎない環境にする
- 睡眠や休息の時間を意識して確保する
痛みやしびれが強いとき、力が入りにくいときは無理に行わず中止し、医療機関にご相談ください。
こんなときは医療機関へ
頭痛にはさまざまな原因があります。次のような場合は、自己判断せず早めに医療機関を受診してください。
- これまで経験したことのない、突然の激しい頭痛
- 手足のしびれ・力の入りにくさ、ろれつの回りにくさを伴う
- 発熱や首の硬さ、吐き気・嘔吐を伴う
- 頭痛の頻度や強さが、いつもと明らかに変わってきた
よくある質問
頭痛のとき、痛み止めを飲み続けて大丈夫ですか?
市販薬の使い方や頻度については薬剤師や医師に相談することがすすめられています。頻繁に必要になる場合は、原因の確認も含めて医療機関にご相談ください。
肩こりと頭痛は関係していますか?
首や肩の筋肉の緊張が頭痛に関係していると言われることがあります。ただしタイプによって対処が異なるため、自己判断で決めつけないことが大切とされています。
どんな頭痛だと受診した方がよいですか?
突然の激しい頭痛、これまでと違う頭痛、しびれや発熱を伴う頭痛などは、早めに医療機関を受診してください。
中村 拓真頭痛は我慢しがちですが、背景に首や肩の負担があることもあります。気になる頭痛が続くときは、無理にやり過ごさず医療機関にも相談しつつ、できることを整理していきましょう。
この症状について、担当者と複数のスタッフで臨床的に検討したカンファレンス記事もあります。評価の進め方や考え方の詳細はこちらをご覧ください。
施術担当者

経歴
症例レポートは、改善した例だけでなく、そうでなかった例も含めて結果を選ばず掲載しています。

















長く続く頸肩こり・頭痛は、猫背で首や肩の筋肉が引っぱられることが背景にあることがあります。この方も姿勢の影響が大きい状態でした。姿勢と首の支えを整えたことが変化につながった症例です。