なぜその筋肉を押すの?とんとん独自の検査「ANO(アノ)テスト」をやさしく解説
症状コラム
施術の前に「効く筋肉」を確かめる。それが当院のANOテストです
痛みの原因になっている筋肉は、実は「押さえてみる」と手がかりがつかめることがあります。とんとん整骨院では、施術に入る前に、どの筋肉にアプローチすれば痛みが変わりそうかを確かめる独自の検査を行っています。名前はANO(アノ)テスト。むずかしい理屈は抜きにして、当院で実際に何をしているのかを、施術の写真とあわせてやさしくご紹介します。
まなぶ先生
教子先生
瀬谷崎
痛い場所と、痛みの原因になっている筋肉は、同じとは限りません。たとえば腰が痛いのに、原因はおしりや股関節まわりの筋肉にある、ということは珍しくないのです。
だとすると、大事なのは「どこが痛いか」だけでなく、「どの筋肉に施術すれば痛みが変わるのか」を、施術の前に確かめることです。ANOテストは、まさにそのための検査として、とんとん整骨院の全店舗で共通して行っています。
ANOテストは「押さえたまま、動いてもらう」検査です
やること自体はとてもシンプルです。来院された方には、おおまかに次のような流れで受けていただきます。
- まず、どの動きで痛みが出るのかを一緒に確認します(例:前にかがむと腰が痛い)
- 施術者が、原因ではないかと考えた筋肉を手で押さえます
- 押さえたまま、さっき痛かった動きをもう一度していただきます
- 痛みがどれくらい変わったかを、押さえる前と比べます
押さえた状態で動いたときに痛みが軽くなれば、その筋肉が今回の痛みに関係している可能性が高い、と考えます。逆にほとんど変わらなければ、その筋肉は本命ではなさそうだと分かる。これを筋肉を変えながら繰り返して、施術すべき筋肉を絞り込んでいきます。
まなぶ先生
教子先生
瀬谷崎
ものさしは、機械ではなく「あなた自身の痛み」
この検査の特徴は、特別な機械や画像を使わないことです。ものさしになるのは、あなた自身が感じている、まさにその痛みです。
押さえる前と押さえた後で、同じ動きをして痛みを比べる。だから結果はその場で分かりますし、施術者だけでなく、受けているご本人にも変化が体感できます。「押さえられている間だけ、あの痛みが軽い」という、少し不思議な体験をしていただくことになります。
名前の由来も、実はとても素朴です。社内で「あのテスト」と呼ばれていたのを、そのままローマ字にしただけ。仰々しい名前の秘伝の技ではなく、当たり前の確認を当たり前にやるための、社内の共通言語です。
この検査で決まるのは、実は「やらないこと」
ANOテストで筋肉が絞り込めると、何が変わるのでしょうか?
一番大きいのは、関係の薄い場所に長い時間をかけなくてよくなることです。反応のあった筋肉に施術を集中できるので、あちこちを強く揉む必要がなく、体への負担も施術時間も抑えられます。
強く押されるのが苦手な方、もみ返しが心配な方にこそ、先に確かめる意味を感じていただけるはずです。
万能な検査ではありません。だから決めつけない
正直にお伝えしておきたいこともあります。ANOテストは万能ではありません。
体を動かすこと自体に、痛みをやわらげる働きがあることが知られています(詳しくはEIH(運動誘発性鎮痛)の記事で解説しています)。つまり「押さえたら楽になった」が、必ずしも「その筋肉が原因」を意味しない場合があるのです。
だから当院では、ひとつの筋肉の結果だけで白黒つけず、複数の筋肉で反応の程度を比べたり、繰り返し確かめたりしながら判断します。押さえて楽になるのはあくまで手がかりで、答えの決めつけには使わない。ここは検査を扱ううえで大切にしているところです。
まなぶ先生
教子先生
瀬谷崎
強い腫れや熱感がある/しびれや力の入りにくさがある/夜も痛くて眠れない/転んだり打ったりしたあとから痛む。こうしたときは、筋肉の問題と決めつけず、まず医療機関の受診をご検討ください。当院でも、施術より受診が先だと判断した場合は、その旨をお伝えしています。
「なぜここを押すのか」には、理由があります
とんとん整骨院の施術で、施術者が最初に体のあちこちを押さえながら「この状態で動いてみてください」とお願いしたら、それがANOテストです。
どの筋肉に施術するかを、勘や決まりきったコースではなく、あなた自身の痛みの変化で確かめてから決める。私たちが安全性と施術の質を両立するために、いちばん大事にしている手順です。
なかなか変わらない痛みでお悩みの方は、どの動作で・どこが・どんなふうに痛むのかを、ぜひそのまま教えてください。そこが検査の出発点になります。
瀬谷崎













