肩の痛みは、ひとつの原因とは限らない。とんとんの肩の痛みアプローチ

同じ「肩の痛み」でも、出どころはさまざま

腕を上げると痛い、夜に痛む、特定の動きでズキッとする。ひとくちに肩の痛みといっても、その出どころは人によってさまざまです。とんとん整骨院が肩の痛みをどう見て、どう考え、どうアプローチをするのか。とんとん社長 瀬谷崎将也と臨床技術責任者 伊藤聡史が分かりやすくご紹介します。

肩の痛みは、四十肩(凍結肩)、腱板の問題、肩甲骨や胸郭の動き、首から来るものなど、いくつもの出どころが考えられます。同じ『肩が痛い』でも、出どころが違えば対処も変わります。だからこそ、まず出どころを見極めることが出発点になります。

肩の痛みについて。同じ肩の痛みでも、出どころは人によってさま
肩の痛みについて。同じ肩の痛みでも、出どころは人によってさまざまです(肩の痛みのページより)。

『肩の痛み』は、出どころがさまざま

伊藤聡史伊藤聡史

肩の痛みは、ひとつの原因に決められませんね。四十肩のことも、腱板の問題、肩甲骨や胸郭の動き、首から来るものもある。

瀬谷崎将也瀬谷崎

そうなんです、伊藤先生。同じ『肩が痛い』でも出どころが違えば、休める時期か動かす時期かも、見るべき場所も変わる。

伊藤聡史伊藤聡史

痛い場所は肩でも、引き金が肩甲骨や首にあることもある。だからまず出どころの鑑別が要りますね。

瀬谷崎将也瀬谷崎

ええ。どこから来ているかを見極めるのが先決です。

ここがポイント

肩の痛みは、四十肩(凍結肩)や腱板の問題、肩甲骨や胸郭の動き、首から来るものなど、出どころがさまざまです。同じ肩の痛みでも、出どころが違えば対処も変わります。だからこそ、出どころを見極めてから進めることが大切です。

肩痛を凍結肩だけで見ない話は中高年の肩痛を凍結肩だけで見ない。腱板断裂・石灰性腱炎・肩甲胸郭の動きから考える、夜間痛の考え方は肩の夜間痛をどう考えるか、体のつながりは痛い場所が、悪い場所とは限らない。運動連鎖とはにまとめています。

出どころを見極める

伊藤聡史伊藤聡史

鑑別の前に、危険なサインの除外は外せませんね。

瀬谷崎将也瀬谷崎

はい。転んだ後から急に上がらない、力が入らない、発熱や腫れ、手や腕に広がるしびれがあれば、まず医療機関で確認を。それを外したうえで、どの動きで痛むか、夜間痛か、首の動きで変わるかを見ます。

伊藤聡史伊藤聡史

出どころが分かれば、対処の方向が定まる。

瀬谷崎将也瀬谷崎

ええ。決めつけず、でも危険なサインは見逃さない。

まれに、この場合は先に医療機関へ

ほとんどは整骨院で対応できますが、次のサインがあるときは先に医療機関で確認を。

  • 転んだ・ぶつけた後から急に肩が上がらない、力が入らない
  • 安静にしても激しく痛む、夜間に強い痛みが続く
  • 発熱を伴う、肩が赤く腫れて熱を持っている
  • 手や腕にしびれが広がる、力が入りにくい

夜間痛の考え方は肩の夜間痛をどう考えるかもあわせてどうぞ。

出どころに合わせて、休めると動かすを使い分ける

伊藤聡史伊藤聡史

整える段では、出どころを見ないまま強く揉んだり無理に動かすと、かえって悪化しますね。

瀬谷崎将也瀬谷崎

そのとおりです。首から来ているのか、肩そのものか、肩甲骨の動きか。出どころに合わせて、休める時期は休め、動かす時期は無理のない範囲で動かす。

伊藤聡史伊藤聡史

そこを使い分けられるかが、肩の痛みの肝ですね。

瀬谷崎将也瀬谷崎

おっしゃるとおりです、伊藤先生。自分でできる工夫まで含めて、無理なく付き合えるようにします。

ご自宅でできる工夫
  • 出どころを見ないまま、強く揉む・無理に動かすことを避ける
  • 夜に強く痛む時期は、無理に動かさず楽な位置を見つける
  • 肩だけでなく、肩甲骨や胸郭、首の動きにも目を向ける
  • 力が入らない・しびれ・発熱があるときは、無理せず医療機関に相談する

姿勢・肩甲骨との付き合い方は姿勢は「正しく固める」ものではない。とんとんの姿勢アプローチもどうぞ。

肩の痛みに対する施術の考え方です(施術イメージ・効果には
肩の痛みに対する施術の考え方です。

とんとんの肩の痛みへのアプローチの流れ

ここまでの考え方を、実際の進め方として整理すると、次のような流れになります。

  1. 危険なサインがないかを確かめる力が入らない・発熱・広がるしびれなど、危険なサインがないかを確認します。
  2. 出どころを見極めるどの動きで痛むか、夜間痛か、首の動きで変わるかなどを確認し、出どころを絞ります。
  3. 出どころに合わせて進める首・肩そのもの・肩甲骨など、引き金に合わせて、休める時期は休め、動かす時期は無理のない範囲で動かします。
  4. セルフケアと付き合い方ご自身でできる工夫をお伝えし、無理なく付き合えるようにします。

「肩の痛み」で止めず、出どころを見極めて合わせる

肩の痛みは、四十肩や腱板の問題、肩甲骨や胸郭の動き、首から来るものなど、出どころがさまざまだと言われています。だからこそ、まず危険なサインを外したうえで、痛い場所だけでなく肩甲骨や首まで含めて出どころを見極め、引き金に合わせて進めていく。これがとんとんの肩の痛みへのアプローチです。回復のしかたには個人差があります。

※本記事は一般的な情報です。症状の感じ方や経過には個人差があります。強い痛みやしびれ、安静時にも続く痛み、力が入りにくいなどがあるときは、自己判断せず医療機関への受診もご検討ください。

よくある質問

肩の痛みの原因は何ですか?

四十肩や腱板の問題、肩甲骨や胸郭の動き、首から来るものなど、出どころは人によって異なります。まず出どころを見極めることが大切です。

痛む肩を揉めば良くなりますか?

出どころによっては、強く揉んだり無理に動かしたりすると、かえって悪化することがあります。出どころに合わせて進めることをおすすめします。

動かした方がいいですか、安静がいいですか?

出どころや時期によって変わります。夜に強く痛む時期は無理に動かさず、落ち着いたら無理のない範囲で動かす、という考え方が一般的です。

力が入らない・しびれがある肩でも通えますか?

力が入らない、手や腕にしびれが広がる、発熱を伴うなどがある場合は、まず医療機関の受診をおすすめします。判断に迷うときは、来院前にお電話でご相談ください。

肩の痛みでお困りの方へ

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瀬谷崎将也
株式会社とんとん/とんとん整骨院 代表。臨床系セラピストスクール「ANOアカデミー」主宰。

とんとん整骨院 代表。柔道整復師として、都内に鍼灸整骨院4店舗・鍼灸院1店舗を運営。多くの患者と関わる中で、「痛み」や「慢性疼痛」への深い理解の必要性を痛感し、EBM(根拠に基づく医療)・バイオメカニクス・BPSモデル(生物心理社会モデル)を軸とした臨床を実践。その知見をもとに、臨床系セラピストスクール「ANOアカデミー」を主宰し、セミナー運営など施術者の育成・教育にも精力的に取り組んでいる。

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