外反母趾は手術しないと治らない?とんとんの外反母趾アプローチ

変形の角度より、痛みと足の使い方を見る

親指が外に曲がってくる外反母趾。見た目の変形が気になり、手術しかないのかと不安になる方もいます。けれど、変形の角度と痛みは必ずしも一致せず、できることもあります。とんとん整骨院が外反母趾をどう見て、どう考え、どうアプローチをするのか。とんとん社長 瀬谷崎将也と臨床技術責任者 伊藤聡史が分かりやすくご紹介します。

外反母趾は、親指の付け根が外に出っ張り、親指が小指側に曲がっていく変形です。ただ、変形の角度が大きくても痛みの少ない方もいれば、その逆もあり、角度と痛みは必ずしも一致しません。だからこそ、変形そのものより、痛みの出方や足の使い方、靴の影響を見ることが役立ちます。

外反母趾は、扁平足など足のアーチや使い方が関わることがあ
外反母趾は、扁平足など足のアーチや使い方が関わることがあります(イメージ)。

変形の角度そのものより、痛みと足の使い方を見る

伊藤聡史伊藤聡史

外反母趾の方は『この曲がりを治さないと』と角度を気にされますが、角度が大きくても痛みの軽い方もいますね。変形と痛みは必ずしも一致しない。

瀬谷崎将也瀬谷崎

そうなんです、伊藤先生。だから角度を戻すことだけを目標にしすぎない。見るべきは痛みの出方と足の使い方です。

伊藤聡史伊藤聡史

足の指が使えているか、体重がどこに乗っているか、後ろ足部のアライメントや靴の影響。痛いのは親指でも、引き金は足全体の使い方にある。

瀬谷崎将也瀬谷崎

ええ。角度より、足がどう働いているかを見ていきます。

ここがポイント

外反母趾は、変形の角度と痛みが必ずしも一致しないと言われています。角度を戻すことだけを目標にせず、痛みの出方や足の指の使い方、体重のかかり方、靴の影響を見ることが大切です。痛い場所(親指)と引き金(足全体の使い方)がずれていることがあります。

外反母趾と向き合う考え方は外反母趾は手術しないと治らない?親指の変形と向き合う考え方、足部の機能から見る話は外反母趾の評価と保存療法。第1列の機能と後足部アライメント、体のつながりは痛い場所が、悪い場所とは限らない。運動連鎖とはにまとめています。

痛みと足の使い方を見極める

伊藤聡史伊藤聡史

評価では、まず危険なサインの除外が要りますね。

瀬谷崎将也瀬谷崎

はい。付け根が赤く腫れて熱を持つ、強い痛みで歩けない、足のしびれや治りにくい傷、とくに糖尿病のある方の足の傷は、まず医療機関で確認を。それを外したうえで、足の指の使い方や体重のかかり方、靴を見ます。

伊藤聡史伊藤聡史

足の使い方が分かれば、整える道筋が立つ。

瀬谷崎将也瀬谷崎

ええ。決めつけず、でも見逃さない。

まれに、この場合は先に医療機関へ

ほとんどは整骨院で対応できますが、次のサインがあるときは先に医療機関で確認を。

  • 足が赤く腫れて熱を持っている、急に大きく腫れた
  • 足にしびれや力の入りにくさ、感覚の鈍さがある
  • 安静にしても強く痛む、夜間に痛みで目が覚める
  • 発熱を伴う、けがの後の強い痛み、糖尿病などで足の傷が治りにくい

親指の付け根の痛みは親指の付け根の裏が痛いのはなぜ?種子骨障害の考え方もあわせてどうぞ。

角度より、足の使い方と靴を整える

伊藤聡史伊藤聡史

整える段では、角度を戻すグッズだけに頼ると、足の使い方や靴が変わりませんね。

瀬谷崎将也瀬谷崎

そのとおりです。足の指を使えるようにして、合った靴を選ぶ。体重のかかり方を整えて、痛みなく歩けることを目指します。

伊藤聡史伊藤聡史

角度を戻すことをゴールにしない、と。

瀬谷崎将也瀬谷崎

おっしゃるとおりです、伊藤先生。自分でできる工夫まで含めて、足全体で負担を分散していきます。

ご自宅でできる工夫
  • 角度を戻すグッズだけに頼らず、足の指を使えるようにする
  • つま先が窮屈すぎない、合った靴を選ぶ
  • 足の指や足裏を、痛みのない範囲で動かす
  • 付け根が赤く腫れる・傷が治りにくいなどがあるときは、医療機関に相談する

足の使い方・体のつながりは痛い場所が、悪い場所とは限らない。運動連鎖とはもどうぞ。

合った靴やインソールも、足にかかる負担を整える助けになり
合った靴やインソールも、足にかかる負担を整える助けになります。

とんとんの外反母趾へのアプローチの流れ

ここまでの考え方を、実際の進め方として整理すると、次のような流れになります。

  1. 危険なサインがないかを確かめる付け根の腫れや熱感、足のしびれ、治りにくい傷など、危険なサインがないかを確認します。
  2. 足の使い方を見極める足の指が使えているか、体重がどこに乗っているか、靴の影響を確認します。
  3. 足の使い方を整える角度を戻すことより、足の指を使えるようにし、合った靴で体重のかかり方を整えます。
  4. セルフケアと付き合い方ご自身でできる工夫をお伝えし、痛みなく歩けることを目指します。

外反母趾は「角度」より、痛みと足の使い方を見る

外反母趾は、変形の角度と痛みが必ずしも一致しないと言われています。だからこそ、危険なサインを外したうえで、角度を戻すことだけを目標にせず、足の指の使い方や靴、体重のかかり方を整えていく。これがとんとんの外反母趾へのアプローチです。手術が必要な状態もあり、変化の出方には個人差があります。すべての方に同じ結果を保証するものではありません。

※本記事は一般的な情報です。症状の感じ方や経過には個人差があります。強い痛みやしびれ、安静時にも続く痛み、力が入りにくいなどがあるときは、自己判断せず医療機関への受診もご検討ください。

よくある質問

外反母趾は手術しないと治りませんか?

手術が必要な状態もありますが、変形の角度と痛みは必ずしも一致せず、足の使い方や靴を見直して痛みと付き合っていける場合もあると言われています。状態を見極めながら考えていくことが大切です。

グッズで角度は戻せますか?

一時的に楽なこともありますが、足の使い方や靴を見直さないと負担はかたよりやすいままです。角度を戻すことだけを目標にしない方がよいと考えています。

どんな靴がいいですか?

つま先が窮屈すぎず、足の指が使える靴が目安です。足の状態によって異なるため、迷うときはご相談ください。

付け根が腫れて痛いのですが通えますか?

付け根が赤く腫れて熱を持つ、傷が治りにくいなどがある場合は、まず医療機関の受診をおすすめします。判断に迷うときは、来院前にお電話でご相談ください。

外反母趾でお困りの方へ

お近くのとんとん整骨院にご相談ください

瀬谷崎将也
株式会社とんとん/とんとん整骨院 代表。臨床系セラピストスクール「ANOアカデミー」主宰。

とんとん整骨院 代表。柔道整復師として、都内に鍼灸整骨院4店舗・鍼灸院1店舗を運営。多くの患者と関わる中で、「痛み」や「慢性疼痛」への深い理解の必要性を痛感し、EBM(根拠に基づく医療)・バイオメカニクス・BPSモデル(生物心理社会モデル)を軸とした臨床を実践。その知見をもとに、臨床系セラピストスクール「ANOアカデミー」を主宰し、セミナー運営など施術者の育成・教育にも精力的に取り組んでいる。

読みもの

症例カンファレンス

症状コラム

施術・検査ガイド

とんとんブログ

電話
タップで電話がかかります
LINE
24時間予約受付中
東武練馬店
ときわ台店
下板橋店
南浦和店