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足は私たちの身体を支え、日々の移動を可能にする重要な部分です。
そんな重要な”足”ですが、多くの人がご自身の足への関心が薄く、ご自身の足の歪みに気付いていません。
足の歪みは、数多くの疾患を引き起こす可能性があります。
そして、そんな足の歪みを引き起こす原因の一つとして考えられているのが
「靴の履き方」
なんです。
正しい靴の履き方を知り、正しく靴を履くことができれば、万病のもとと言われる足の歪みを正し、健康なお身体へ大きく一歩を踏み出すことができるかもしれません。
ちなみに私はこの「正しい靴の履き方」を知って実践した瞬間、驚くほどの足の「気持ちよさ」だったことを覚えています。
とても今までと同じ靴を履いているとは思えませんでした。
この記事ではそんな、意外と知られていない「靴の正しい履き方」を解説します。
ぜひ最後までご覧ください。
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- つま先ではなく「踵」を合わせる
靴を履くときって、靴べらなんかで靴をはいた後、こんな感じでトントンと「つま先」に靴がフィットするように履くことが多いと思います。
しかしこれ、間違った靴の履き方なんです。
靴にフィットさせなければいけないのは、つま先ではありません。
「踵」なんです。
足の歪みというのは多くの場合、踵から始まります、画像を見ていただければお分かりのように、脛の骨(脛骨)に対して踵が一直線になっている場合、足の歪みはなく、土踏まずのアーチもきれいなままです。
しかし、踵が不安定で踵の位置に異常があると足全体が歪んでしまい、土踏まずのアーチも低下、または消失してしまいます。
つまり靴を履くときにも、いかに踵を安定させるかが重要になってくるのです。
そのため、まずフィットさせなければいけないのはつま先ではなく、「踵」になってきます。
まずは靴紐を緩めて靴を履いたら、画像のようにつま先を上げて踵を地面につけ、「コンッコンッ」と踵をフィットさせましょう。
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- 足全体をフィットさせる
次に、靴紐を締めていきます。
よく勘違いされがちなのは、この靴紐をきつく締めれば締めるほど良いということです。
足は体重がかかっているときとかかっていないときで、形が若干変わります。
体重がかかっていると少し全体が潰れて平になり、体重がかかっていないと元の形に戻ります。
つまり、靴紐をきつく締め過ぎてしまうと、このような足の機能的な変形を阻害してしまうのです。
紐をきつく締め過ぎた靴を履いた状態で体重がかかった場合、足は強く締め付けられることになるはずです。
そうすると、足にある細かな血管や神経を圧迫してしまい、血流障害が出たり、痛みやしびれの原因になってしまう可能性もあります。
なので靴紐はきつく締め過ぎず、あくまで足全体にフィットさせるような強さで締めるようにしましょう。
つま先側から締めていきます。
そしてこのときも、靴が踵にフィットしたままの状態を維持させるために、つま先を上げて、踵が床についた状態で行いましょう。
- 足を内側から安定させる
最後に、靴紐を結びます。
このときの重要なポイントは、靴紐を結ぶ直前、内側にある方の靴紐を「クックッ」と軽く引っ張てもらい、内側の紐だけ少しきつめにした状態で結ぶということです。
こうすることで、足が内側に歪まないように壁を作ることができ、足の正しい状態にキープすることができます。
この記事のまとめ
靴を正しく履くための3ステップ
- ①靴はつま先ではなく踵に合わせる
- ②つま先を上げて踵をつけたまま、足にフィットさせる感覚でつま先側から紐を締める
- ③最後に内側の靴紐を軽く引っ張り、内側から壁を作る
以上が、正しい靴の履き方です。
「毎回靴紐を結びなおすなんて面倒!」
と思うかもしれませんが、この履き方に慣れてしまうと間違いなくやみつきになります。
ぜひ今日から靴を正しく履いて、足から健康になっていきましょう。