- 意外と知らない、【冬バテ】とは?
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冬バテとは、夏バテの症状に
・寝つきが悪くなる
・手足が冷える
・イライラする
などの症状が加わったもので、自律神経が乱れることで起こります。自律神経には寒くなると働く交感神経と逆に、暑くなると働く副交感神経があります。夏より冬のほうが、気温差が大きくなる為、交感神経と副交感神経のバランスが大きく崩れてしまい、文字通り寒い冬にバテてしまうのです。
なんとなくだるさがとれない、というあなたも、知らず知らず冬バテしているかもしれません。下の項目にいくつ当てはまるかチェックしてみましょう。
- 1. 最近体のむくみが気になる。
- 2. 手足が冷える
- 3. 爪が割れやすくなった
- 4. 運動しても、汗をあまりかかない
- 5. 下痢をしやすいなど、胃腸の調子が悪い
- 6. しっかり寝たはずなのに、体のだるさや疲労感がとれない
- 7. 些細なことでイライラして、やる気がわかない
- 8. 筋肉が凝っている気がする。
- 9. 頭痛がおきやすい
- 10.耳を後ろから手で畳んでみると、痛い。
どうでしたか?
4つ以上あてはまるようでしたら、ちょっと気を付けたほうがいいですね。7つ以上当てはまるようだと、大分自律神経が乱れているので、相当意識して、冬バテを克服しましょう。
- なんで冬バテになってしまったの??
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では、なぜ冬バテになるのでしょうか。
考えられる原因は次のようなものがあります。
1.乾燥による免疫力の低下
ウイルスは気温や湿度が低い時期に活性化しますが、鼻やのどの粘膜が乾燥すると病原菌が体内に侵入しやすくなります。また帰省やお出かけなどで人込みに出かける機会も多くなるのでマスクを着用するなどしましょう。
2.年末年始の暴飲暴食
忘年会や新年会など、楽しいけれど胃腸を酷使する機会が多かったと思います。アルコールを飲んだり脂っこいものを食べる機会が多くなると、逆流性食道炎になりやすくなります。食べて90分は横にならないことと、体の左側を下にして横になることで食べたものが逆流することを防ぎます。胃は体の左側に膨らんでいるので、左側を下にすると胃液をためるスペースができ、逆流しにくくなりますよ。
3.自律神経機能の低下
冬の寒さで交感神経がより活発化し、血管が収縮するので、血流が悪くなります。リラックスを促す副交感神経が働かず、常に体が緊張した状態になるので、冬バテを悪化させてしまうのです。暖かいリビングと、冷えたトイレや脱衣場など、10度以上の温度差があると血管が切れたり詰まったりして、命に関わります。また暖房の効いた屋内と寒い屋外の温度差に対応しようとして、体が必要以上にエネルギーを消費するのも自律神経が乱れる原因です。
- 簡単にできる、冬バテを解消するための3つの方法とは?
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では、もうなってしまった冬バテ。どうやって治したらいいのでしょうか。実はとても簡単なことなのです。日々のちょっとした心がけで冬バテを解消しましょう!!
1.体を温める
38~40度くらいのぬるま湯に10~15分入ると、リラックスする副交感神経が高まります。疲れて帰ってきた夜、精神的なストレスや足の疲れなどにはこの入浴法がベストです。
2.室内での軽めの運動
運動には、ストレス解消や心身をリラックスさせる働きがあることはよく知られています。これは、幸福感をもたらすエンドルフィンや、精神を安定させるセロトニンなど脳内物質の分泌が、運動によって促されるせいだと考えられています。体を伸ばしたり屈んだり、汗をかかない程度の運動で大丈夫です。特に寝る前のストレッチはリラックス効果があり、体のこりとともに精神的な緊張もほぐしてくれます。
3.朝、日の光を浴びる
日の光を浴びるとメラトニンという物質の分泌が増え、夜に眠気をもたらしてくれます。朝は起きたらすぐにカーテンを開け、お日様を拝みましょう。そして夜に自然と眠くなって寝る、質の良い睡眠は冬バテの防止になりますよ。
さあ始まったと思った今年の一月も、もう半月が過ぎました。このペースで行くと、すぐに2月、3月・・と過ぎ、1年が終わってしまいます。ダラダラしていて、気が付いたらネズミ年‼とならないように、今日から上の3つを実践して、元気いっぱい毎日を過ごしましょう。
健康第一で、佳い一年になりますように・・・。