では、脳疲労の回復方法について考えていきましょう。
①こまめな休憩
「飽きた」というのは脳が疲弊して、情報処理能力が低下している状態です。もうこれ以上使わないで!のサインなので、少し休憩したり席を立つなどして、脳を休憩させてあげて下さい。20分に1回休むことを目安にしましょう。
②血流をよくする
デスクワークなどで長時間座ったままでいると、血液の循環が悪くなり、「脳疲労」になりやすくなります。「飽きた」と感じたら、足首を上げ下げしたり、肩を前後に回したりして血液の流れをよくしましょう。また、作業中に「ガムを噛む」と効率が良くなるというのも、脳への血流がよくなるからです。
③家の中の温度差をなくす
夜中にトイレに起きた時や、お風呂から出た後の脱衣場などで急に冷気に触れると、脳は血管を収縮させて体温を逃さないようにします。
これが自律神経に大きな負荷を与えます。寝室や廊下、トイレは、寝ている間も室温を20℃前後に設定し、家の中での温度差をなくすようにしましょう。
④冬でもサングラスで紫外線対策
夏だけでなく、冬も紫外線は降り注いでいます。紫外線を直接浴びなくても、角膜に紫外線が入ると炎症反応が起こり、脳が臨戦態勢となるため、疲労が蓄積されてしまいます。冬でもUVカットのサングラスで、紫外線の吸収を防ぎましょう。
⑤寝る
脳疲労を感じたら、運動してストレスを発散させようとか、お風呂に入ろうなどと考えずに、すぐに寝るようにしましょう。入浴で体温が上昇すると、それを調節するために自律神経がさらに酷使されることになります。「脳疲労」を軽減するためには、質の良い睡眠を優先させましょう。