腰痛

朝と仕事終わりに出る長年の腰の痛みが施術を経て楽になった例(60代男性・個人差あり)

朝と仕事終わりに出る長年の腰の痛みが施術を経て楽になった例(60代男性・個人差あり)

主訴

朝と仕事終わりに出る腰の痛み
患者様: 男性 (60代)
来院日: 20211019

2021年10月、朝起きたときや仕事終わりの帰宅時に出る腰の痛みを主訴にご来院されました。10年以上、腰痛を繰り返しながら過ごされていましたが、ここ最近は常に痛み、朝は動き出すのもつらく、帰宅時に足を前に出すのも大変な状態が続いていました。

当院の評価

患者様への説明

腰を反らす動きで強い痛み、横に倒す動きで鈍い痛みがみられました。股関節の動きの硬さによって、本来は股関節で行う動きを腰が反って補っていたことが、腰への負担につながっていた可能性があります。

日常動作・解剖学的動診

【日常動作】朝の起き上がり・帰宅時の歩行で疼痛 【検査】後屈で鋭い痛み・側屈で鈍痛

身体機能評価

股関節の伸展・側屈可動域の制限/大殿筋・中殿筋の筋出力低下

判断

デスクワークなどで股関節の伸展が制限され、腰部で伸展動作を代償していたことが、腰への負担につながっていた主な要因と考えられます。

施術の様子

患者様への説明

この方は、股関節が動きにくい分を腰が反って補い、負担が偏っていました。太もも前やお尻まわりを整え、お尻の力を使えるようにして、腰への負担を減らす方針で進めました。

専門的内容

【手技療法】大腿直筋・大腿筋膜張筋のリラクセーション/【物理療法】ハイボルテージによる疼痛緩和/【運動療法】大殿筋・中殿筋のトレーニング・ストレッチ指導

施術の経過

初期

初回ごろ。動診の伸展で出ていた痛みが大きく和らいできました。

中期

中盤。仕事終わりのつらさが半分ほどになり、長時間の座位では30分〜1時間ごとに立つことを提案しました。

後期

後半以降。作業中の痛みがかなり気になりにくくなり、ウォーキングや自宅でのエクササイズなど運動習慣も身についてきました。現在も良い状態を保てるようメンテナンスを継続しています。 ※経過には個人差があり、すべての方に同じ変化を保証するものではありません。気になる症状があるときは医療機関への受診もご検討ください。

長年繰り返す腰痛でも、腰そのものより股関節の動きにくさが背景にあることがあります。この方も股関節の制限を腰が補っていた状態でした。生活の中の工夫と運動習慣まで一緒に進められた症例です。

料金・通院目安

料金の目安

初回料金

施術 3,740円+物療 1,650円

2回目以降の料金

施術 7,480円+物療 990円

通院の目安

施術回数

約8〜15回

施術期間

約1〜3ヶ月

※症状や状態により個人差があります。
この症状について 朝と仕事終わりに出る腰の痛み、繰り返さないために

ここでは、この症例の記録とは別に、「朝起きたときや仕事終わりに腰が痛む」「長年腰痛を繰り返している」という状態について、一般的な見方やご自宅でのヒント、医療機関へ相談する目安を整理します。あくまで一般的な情報で、感じ方や経過には個人差があります。

どうして朝や仕事終わりに腰が痛むの?

朝の起き上がりや、長く座ったあとの仕事終わりに腰が痛む場合、股関節やお尻まわりの動きにくさが背景にあると言われることがあります。デスクワークなどで股関節が伸びにくくなると、本来は股関節で行う動きを腰が代わりに反って補い、腰に負担が集まりやすくなると考えられています。

ここがポイント

長年繰り返す腰痛でも、腰そのものより股関節の動きにくさやお尻・お腹の支える力が関わっていることがあります。痛みのケアだけでなく、動きや使い方、生活の工夫を見直すことが役立つと考えられています。

塩谷 健太塩谷 健太

長く付き合ってきた腰痛ほど、腰だけでなく股関節がどれくらい動けているか、お尻やお腹を支える力が使えているかを一緒に確認していきます。お仕事の合間の過ごし方まで含めて、繰り返しにくい体づくりを見据えて進めましょう。

こんな方に気になりやすい(セルフチェック)

次のような項目に心当たりが多い方は、腰に負担が集まりやすい傾向があると言われています。当てはまること自体が異常を意味するわけではありません。

  • 朝起きたときや動き出しに腰がこわばる・痛む
  • デスクワークなど長時間の座位が多い
  • 腰を反らすと痛い・股関節やお尻、太ももの裏が硬い
  • 何年も腰痛を繰り返している

ご自宅でできる工夫

痛みが強くない時期の一般的なセルフケアとして、次のような工夫が知られています。

  • 長く座るときは30分〜1時間ごとに立ち上がり、姿勢を変える
  • 股関節やお尻、太ももの裏をゆっくり動かす・ストレッチする
  • ウォーキングなど、無理のない範囲で体を動かす習慣をつくる

痛みやしびれが強いとき、力が入りにくいときは無理に行わず中止し、医療機関にご相談ください。

こんなときは医療機関へ

腰痛の多くは負担の調整で和らいでいくと言われていますが、次のような場合は、自己判断せず早めに医療機関を受診してください。

  • 脚のしびれや、力が入りにくい感じがある
  • 排尿・排便のしにくさを伴う
  • 安静にしていても強く痛む、夜間に痛みで目が覚める
  • 発熱を伴う、転倒や強くぶつけたあとの痛み

よくある質問

長年の腰痛は、もう治らないのでしょうか?

長く続く腰痛でも、股関節の動きや支える力、生活の中の負担を見直すことで楽に過ごせるようになる方もいると言われています。経過には個人差がありますので、状態に合わせて進めていくことが大切です。

デスクワークが多いのですが、どう過ごせばよいですか?

同じ姿勢が続くと腰に負担が集まりやすいと言われています。こまめに立ち上がって姿勢を変えることが負担の軽減に役立つとされています。

運動はした方がよいですか?

痛みが強い時期は無理をせず、落ち着いてきたら無理のない範囲で体を動かすほうがよいと言われています。何をどの程度行うか迷うときはご相談ください。

塩谷 健太塩谷 健太

繰り返す腰痛は、その場の処置だけで終わらせず、なぜ負担が集まるのかを整理することが大切だと考えています。長くお困りの方も、年齢的にあきらめてしまう前に、一度ご相談くださいね。

症例をさらに深掘り

この症状について、担当者と複数のスタッフで臨床的に検討したカンファレンス記事もあります。評価の進め方や考え方の詳細はこちらをご覧ください。

朝起きると腰がこわばる、寝起きの腰痛をどう考えるか。症例をスタッフで検討

施術担当者

塩谷 健太
とんとん整骨院 ときわ台店

経歴

柔道整復師。根本原因の追究を大切にし、患者さんが理想の状態に近づけるようサポートしています。
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