首から腕にかけての疲れとしびれが施術を経て楽になった例(40代男性・個人差あり)
主訴
2025年2月、3年ほど前から右の首から腕にかけて疲れやしびれを感じるようになり、ご来院されました。3年前に頚椎椎間板ヘルニアと言われてから症状が出るようになり、とくに疲れが気になるとのことでした。普段から腕を使うお仕事をされています。
当院の評価
患者様への説明
首を右に回す・右に倒す動きで症状がみられ、首の曲げ伸ばしに動きにくさがありました。動きの検査では腕の症状は強く出ず、首の痛みが中心でした。肩甲骨が外に開いて下がる姿勢のかたよりが、首肩への負担に関わっていた可能性があります。
日常動作・解剖学的動診
【日常動作】腕を使う仕事で、首から腕の疲れ・しびれ 【検査】頸部の右回旋・右側屈で症状、屈曲伸展に可動域制限(動きの検査で腕の症状は強く出ず)
身体機能評価
肩甲骨の外転・下制方向へのアライメント不良/首の後ろ(後頭下筋)の硬さ
判断
肩甲骨が外に開いて下がる姿勢のかたよりと首の後ろの硬さが、首から腕にかけての疲れやしびれの出やすさに関わっていたと考えられます。診断名のある方のため、神経症状の様子も確かめながら進めました。
施術の様子
患者様への説明
この方は、肩甲骨まわりの姿勢のかたよりと首の後ろの硬さが背景にありました。胸の前や首の後ろをゆるめ、肩を支える筋肉を働かせて、首肩の負担を減らす方針で進めました。
専門的内容
【手技療法】小胸筋・前鋸筋・上腕二頭筋・後頭下筋へのアプローチ/肩甲骨モビライゼーション/【運動療法】僧帽筋トレーニング
施術の経過
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初期
初回〜2回ごろ。まだ症状が残っていたため、セルフストレッチをお伝えしました。
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中期
中盤。3回目ごろから首の動きが良くなり、忙しい時期は症状が出るものの楽になってきました。6回目以降はトレーニングとストレッチの効果も出て、2週に1回ペースへ移りました。
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後期
現在は良い状態を保てるようになり、通院を卒業されました。 ※経過には個人差があり、すべての方に同じ変化を保証するものではありません。気になる症状があるときは医療機関への受診もご検討ください。
料金・通院目安
料金の目安
初回料金
施術 4,400円
2回目以降の料金
施術 5,250円
通院の目安
施術回数
約12回
施術期間
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ここでは、この症例の記録とは別に、「首から腕にかけての疲れやしびれ」という状態について、一般的な見方やご自宅でのヒント、医療機関へ相談する目安を整理します。あくまで一般的な情報で、感じ方や経過には個人差があります。
どうして首から腕にかけて疲れやしびれが出るの?
首から腕にかけての疲れやしびれは、さまざまな背景があると言われています。検査で診断名がついている場合もありますが、肩甲骨まわりの姿勢のかたよりや、首の後ろの硬さが、症状の出やすさに関わることがあると考えられています。腕を使うお仕事や同じ姿勢の積み重ねで、首肩に負担が集まりやすくなることがあります。
首から腕の疲れやしびれでも、肩甲骨の姿勢や首肩の使い方が関わっていることがあります。一方で、しびれや力の入りにくさが強い・広がるときは、自己判断せず医療機関で確かめることが大切だと考えられています。
川口 流世腕を使う仕事で首から腕が疲れたりしびれたりすると、つらいですよね。まずはしびれの様子を確かめたうえで、肩甲骨がどんな姿勢になっているか、首の後ろが硬くなっていないかも一緒に見ていきます。気になるサインがあれば医療機関の受診もご案内します。
こんな方に気になりやすい(セルフチェック)
次のような項目に心当たりが多い方は、負担が集まりやすい傾向があると言われています。当てはまること自体が異常を意味するわけではありません。
- 腕を使う仕事で首から腕が疲れる・しびれる
- 首を回す・倒す動きで症状が出る
- 肩が前に出て、背中が丸まりやすい
- 以前に首の検査で診断を受けたことがある
ご自宅でできる工夫
痛みが和らいできたら、一般的なセルフケアとして次のような工夫が知られています。
- 症状が強い時期は無理をせず、つらい動きを避ける
- 1時間に一度は首肩や背中を動かし、同じ姿勢を続けない
- 肩甲骨を寄せる・胸を開く動きをこまめに取り入れる
痛みやしびれが強いとき、力が入りにくいときは無理に行わず中止し、医療機関にご相談ください。
こんなときは医療機関へ
多くは時間とともに和らいでいくと言われていますが、次のような場合は、自己判断せず早めに医療機関を受診してください。
- 腕や手のしびれ・力の入りにくさが強い・広がる
- 細かい動作がしにくい、物を落としやすい
- 安静にしていても強く痛む・しびれる
- 発熱を伴う、急に悪化する
よくある質問
ヘルニアと言われていますが、施術を受けてよいですか?
診断名のある方は、まず医療機関での評価を踏まえることが大切だと言われています。そのうえで、しびれや力の入りにくさの様子を確かめながら、姿勢や首肩の負担を整えていきます。気になるサインがあるときは受診をご検討ください。
首が痛いのに、なぜ肩甲骨を診るのですか?
首肩の負担は、肩甲骨の姿勢や肩を支える力と関わっていると言われることがあります。肩甲骨まわりをゆるめ、支える力を使えるようにすることが、負担を和らげるのに役立つとされています。
仕事を続けながらでも整えられますか?
同じ姿勢を続けないこまめな工夫や、肩甲骨まわりのセルフケアは、仕事を続けながらでも取り入れやすいと言われています。ご状態に合わせてお伝えしていきます。
川口 流世首から腕の疲れやしびれは、まず気になるサインを確かめることが大切で、そのうえで肩甲骨の姿勢や首肩の使い方を整えていくと考えています。お仕事を続けやすいよう、出どころから一緒に整理していきましょう。
この症状について、担当者と複数のスタッフで臨床的に検討したカンファレンス記事もあります。評価の進め方や考え方の詳細はこちらをご覧ください。
施術担当者




















首から腕の疲れやしびれは、診断名があっても、肩甲骨まわりの姿勢や首の後ろの硬さが負担に関わることがあります。この方も姿勢のかたよりが見られました。お仕事の忙しさと付き合いながら、神経症状の様子も確かめて整えた症例です。