座っていると出る太もも裏のしびれが施術を経て楽になった例(60代女性・個人差あり)
主訴
2025年4月、4月初めから左の太もも裏にしびれが出るようになり、ご来院されました。はっきりしたきっかけはなく、長く座ったときや歩いたときに出やすく、横になると治まる傾向がありました。以前に腰椎椎間板症があり、数年前にヘルニア手前と言われたことがあるとのことでした。
当院の評価
患者様への説明
来院時の評価では、神経の検査(脚を伸ばして上げる検査)で強い反応はみられませんでした。歩くときに体を支えにくく、長く座る生活で股関節の前が硬くなっていたことが、しびれの出やすさに関わっていた可能性があります。
日常動作・解剖学的動診
【日常動作】30分ほどの座位や歩行でしびれが出やすい(横になると治まる) 【検査】脚を伸ばして上げる検査で強い反応なし/筋力・反射は正常
身体機能評価
歩行時に体幹の支えが抜けやすい/長く座る生活による大腿筋膜張筋(股関節の前)の短縮
判断
神経の強い圧迫を示す所見はみられず、体幹の支える力の使いにくさと股関節の前の硬さが、太もも裏のしびれの出やすさに関わっていたと考えられます。
施術の様子
患者様への説明
この方は、体幹の支える力の使いにくさと股関節の前の硬さが背景にありました。お尻や太もも裏、股関節まわりをゆるめ、体幹とお尻の支える力を使えるようにして、負担を減らす方針で進めました。
専門的内容
【手技療法】股関節周囲(大腿筋膜張筋を含む)へのアプローチ/【物理療法】電気施術/【運動療法】ハムストリングス・腹斜筋・中殿筋のトレーニング
施術の経過
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初期
初回ごろ。2回目にはしびれの出る範囲が変わり、太もも裏から前寄りへ移っていきました。
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中期
中盤。一度しびれが戻る時期もありましたが、5回目ごろからしびれが出にくくなり、6〜9回でさらに落ち着いてきました。
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後期
現在は症状が落ち着き、ときどき腰の張りが出ることがあるため、2週に1回のメンテナンスで経過を見ています。 ※経過には個人差があり、すべての方に同じ変化を保証するものではありません。気になる症状があるときは医療機関への受診もご検討ください。
料金・通院目安
料金の目安
初回料金
500円(初回キャンペーン)
2回目以降の料金
施術 4,600円+電気 1,100円
通院の目安
施術回数
約12回
施術期間
約2〜3ヶ月
ここでは、この症例の記録とは別に、「座ったり歩いたりすると出る太もも裏のしびれ」という状態について、一般的な見方やご自宅でのヒント、医療機関へ相談する目安を整理します。あくまで一般的な情報で、感じ方や経過には個人差があります。
どうして座ったり歩いたりすると太もも裏がしびれるの?
長く座ったときや歩いたときに、太もも裏のしびれが出ることがあります。しびれの背景はさまざまで、神経の検査ではっきりした反応がない場合は、体幹の支える力の使いにくさや、股関節の前の硬さが関わっていると言われることがあります。ただし、しびれの程度や広がりによっては医療機関での確認が大切です。
太もも裏のしびれでも、腰や神経そのものだけでなく、体幹の支える力や股関節の動きが関わっていることがあります。一方で、しびれが強い・広がる・力が入りにくいときは、自己判断せず医療機関で確かめることが大切だと考えられています。
川口 流世しびれが続くと不安が大きいですよね。まずはしびれの様子をていねいに確かめたうえで、体幹の支える力が使えているか、股関節の前が硬くなっていないかも一緒に見ていきます。気になるサインがあれば医療機関の受診もご案内します。
こんな方に気になりやすい(セルフチェック)
次のような項目に心当たりが多い方は、負担が集まりやすい傾向があると言われています。当てはまること自体が異常を意味するわけではありません。
- 長く座ったり歩いたりすると太もも裏がしびれる
- 横になると治まる傾向がある
- 長く座る生活で股関節の前が硬い感じがする
- 以前に腰の不調を繰り返している
ご自宅でできる工夫
痛みが和らいできたら、一般的なセルフケアとして次のような工夫が知られています。
- しびれが強い時期は無理をせず、楽な姿勢で過ごす
- 長く同じ姿勢を続けず、こまめに立ち上がって動く
- 痛みやしびれが落ち着いたら、股関節の前やお尻をゆっくり動かす
痛みやしびれが強いとき、力が入りにくいときは無理に行わず中止し、医療機関にご相談ください。
こんなときは医療機関へ
多くは時間とともに和らいでいくと言われていますが、次のような場合は、自己判断せず早めに医療機関を受診してください。
- しびれが強い・広がる、力が入りにくい感じがある
- 排尿・排便のしにくさを伴う
- 安静にしていても強く痛む・しびれる
- 発熱を伴う、だんだん悪化していく
よくある質問
しびれは様子を見ていてよいですか?
しびれが強い・広がる、力が入りにくいといったときは、医療機関で神経の状態を確かめることが大切だと言われています。気になるサインがあるときは受診をご検討ください。
検査で大きな異常がないと言われました。それでもしびれるのはなぜですか?
神経の強い圧迫がなくても、体の支える力や股関節の硬さがしびれの出やすさに関わることがあると言われています。動きや使い方を見直すことが役立つ場合があります。
また繰り返さないか心配です。
支える力や股関節の硬さがそのままだと、長く座る生活で負担が戻りやすいと考えられています。続けやすいセルフケアで支える力と柔らかさを保つことが、戻りにくさにつながるとされています。
川口 流世太もも裏のしびれは、まず気になるサインを確かめることが大切で、そのうえで体幹の支える力や股関節の動きを整えていくと考えています。安心して過ごせるよう、出どころから一緒に整理していきましょう。
この症状について、担当者と複数のスタッフで臨床的に検討したカンファレンス記事もあります。評価の進め方や考え方の詳細はこちらをご覧ください。
施術担当者


















太もも裏のしびれは、神経の検査で強い反応がなくても、体幹の支える力や股関節の硬さが関わることがあります。この方も生活姿勢による硬さが見られました。しびれの様子を確かめながら、出どころを整理して進めた症例です。