腰の痛みと脚のしびれが施術を経て楽になった例(20代男性)
主訴
2023年8月頃から、お仕事でワインなど重い物の運搬を繰り返す中で発症されました。日常生活では座っているときや腰を動かしたときに、腰の痛みと左の太もも〜ふくらはぎのしびれが誘発される状態でした。
当院の評価
患者様への説明
前に曲げる動きで痛みとしびれが出ており、腰を曲げる動作に負担が偏る状態(腰椎屈曲のパターン)になっていた可能性があります。
日常動作・解剖学的動診
【日常動作】座位・腰を動かすと腰痛と左脚のしびれ 【検査】屈曲時に痛みとしびれ
身体機能評価
腰椎屈曲方向への負担/大臀筋・多裂筋の筋出力低下
判断
腰を曲げる動作への負担の偏りと、腰を支える筋力の低下が、腰の痛みと脚のしびれにつながっていた主な要因と考えられます。
施術の様子
患者様への説明
この方は、腰を曲げる動作に負担が偏っていました。腓腹筋・ハムストリングス・腹直筋をゆるめ、大臀筋や多裂筋など腰を支える筋肉を使えるようにして、負担を減らす方針で進めました。
専門的内容
【手技療法】腓腹筋・ハムストリングス・腹直筋へのアプローチ/【運動療法】大臀筋・多裂筋の筋出力向上
施術の経過
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初期
初回後から痛みを感じにくくなりました。ただし長時間の座位では痛みとしびれが出る状態でした。
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中期
5回目以降は7〜10日に1回のペースに移行。お仕事の内容が変わり腰への負担が減ったこともあり、症状はかなり軽くなっていきました。
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後期
現在は2週に1回のペースで、トレーニングの強度を上げながら症状の戻りを防ぐ施術を続けています。腰に負担がかかりやすい方のため、再発予防を続けています。
料金・通院目安
料金の目安
初回料金
施術 3,740円
2回目以降の料金
施術 8,470円
通院の目安
施術回数
約13回
施術期間
約4〜6ヶ月
ここでは、この症例の記録とは別に、「腰の痛みと左脚のしびれがある」という状態について、一般的な見方やご自宅でのヒント、医療機関へ相談する目安を順にたどります。
お尻や脚にしびれ・痛みが現れるのはなぜ?
お尻から太ももやふくらはぎに至る痛み・しびれは、腰やお尻まわりの神経の通り道への負担がひとつの要因と言われています。腰の反りすぎやお尻の奥の筋肉の硬さ・股関節の動きが影響することもあると考えられており、痛む場所と原因の場所が別々のこともあるとされています。
お尻から脚の症状というのは、腰だけでなくお尻の奥の筋肉や股関節の動きが関係していることがあります。しびれの強さや範囲とあわせて、負担の出どころを探ることが大切だと考えられています。
大畑 維吹脚のしびれは不安が大きいと思います。腰かお尻か、どの動きで症状が増えるかを追っていくと、負担の出どころがはっきりしてくることがあります。しびれの変化は丁寧に経過を見ていきます。
こんな方に気になりやすい(セルフチェック)
次のような項目に心当たりが多い方は、負担が気になりやすい傾向があると言われています。当てはまること自体が異常を意味するわけではありません。
- お尻を起点に太ももやふくらはぎまで痛み・しびれがある
- 前かがみや長時間の座位で症状が悪化しやすい
- お尻の奥が硬めで、押すと響くような感じがある
- 症状の出方が片脚に寄りやすい
ご自宅でできる工夫
一般的なセルフケアの例として、こうした工夫が知られています。
- 症状が強くなる姿勢を一時的に避ける
- お尻や股関節まわりをゆっくり動かす・ストレッチする
- 長時間同じ姿勢を続けず、こまめに体勢を変える
痛みやしびれが強いとき、力が入りにくいときは無理に行わず中止し、医療機関にご相談ください。
こんなときは医療機関へ
お尻や脚の症状の多くは時間とともに和らいでいくと言われていますが、次のような場合は、自己判断せず早めに医療機関を受診してください。
- 脚に力が入りにくい、つまずきやすくなった
- 両脚にしびれが広がる、症状が急に強くなった
- 排尿・排便のしにくさなど、いつもと違う変化がある
- 安静にしていても強く痛む、夜間に痛みで目が覚める
よくある質問
しびれがあるときも、動かして大丈夫なのでしょうか?
安静にしすぎるより、症状が強くならない範囲で体を動かしていく方が一般に役立つと言われています。ただし力が入りにくい、しびれが広がるといった場合は医療機関にご相談ください。
腰だけでなくお尻や股関節も確認するのは、なぜでしょうか?
神経が通るお尻の奥の筋肉や股関節の様子が、お尻から脚の症状に関わるケースもあると言われています。痛む場所とあわせて周囲を調べるのはこのためです。
しびれが変わってくるまで、時間がかかるのは本当ですか?
しびれというのは痛みに比べて、変化の実感までに時間がかかることがあると言われています。気になる変化があれば早めにご相談ください。
大畑 維吹お尻や脚のしびれは長引くと不安になりますよね。負担の元をたどって切り分けていくうちに、見通しが立てやすくなります。気になるときは無理せずご相談ください。
この症状について、担当者と複数のスタッフで臨床的に検討したカンファレンス記事もあります。評価の進め方や考え方の詳細はこちらをご覧ください。
施術担当者

経歴
症例レポートは、改善した例だけでなく、そうでなかった例も含めて結果を選ばず掲載しています。







腰の痛みと脚のしびれは、腰を曲げる動作への負担の偏りが背景にあることがあります。この方も腰椎屈曲方向への負担と支える筋力の低下が影響していました。お仕事環境の見直しと施術を組み合わせられたことが変化につながった症例です。