二宮寿己の担当症例

前かがみで強く出る右腰の痛みが施術を経て楽になった例(30代男性)

前かがみで強く出る右腰の痛みが施術を経て楽になった例(30代男性)

主訴

前かがみで強く出る右腰の痛み
患者様: 男性 (30代)
来院日: 20200201

2020年2月、前かがみの姿勢をとったときに右腰の痛みを感じるようになり、ご来院されました。長時間の中腰姿勢が多く、歩くときにも痛みがある状態でした。

当院の評価

患者様への説明

前にかがむ動きや体をひねる動きで強い痛みがみられ、反らす動きでは痛みは出ませんでした。お尻やお腹の支える力の低下と、中腰姿勢の積み重ねによって、腰に負担が集まりやすくなっていた可能性があります。

日常動作・解剖学的動診

【日常動作】中腰姿勢が多い・歩くと痛い 【検査】屈曲・回旋で強い痛み、伸展では痛みなし、脚を伸ばして上げる検査などで反応を確認

身体機能評価

股関節を伸ばす筋肉(伸筋群)の使いすぎ/大殿筋・腹斜筋の筋出力低下/長時間の中腰姿勢による負担

判断

お尻やお腹の支える力が低下したまま中腰姿勢が続き、前かがみの動きで腰に負担が集まっていたことが主な要因と考えられます。神経の反応もみながら、慎重に進めました。

施術の様子

患者様への説明

この方は、お尻やお腹の支える力の低下と中腰姿勢の積み重ねから腰に負担が偏っていました。お尻まわりの硬さをゆるめ、体幹を支える力を使えるようにして、腰への負担を減らす方針で進めました。

専門的内容

【手技療法】股関節伸筋群(半腱様筋・半膜様筋・大腿二頭筋)の押圧/【運動療法】腹斜筋トレーニング・股関節の使い方(運動連鎖)の指導/【鍼施術】患部の痛みをやわらげる鍼

施術の経過

初期

初回ごろ。立つ・座る・起き上がる・歩くといった日常の動作がしやすくなってきました。

中期

中盤。お仕事に復帰され、バイクにも乗れるようになってきました。

後期

現在は再発予防のため、弱くなった筋肉のトレーニングと使いすぎる筋肉のストレッチを続け、メンテナンスを継続しています。

二宮 寿己
二宮 寿己

前かがみで強く出る腰の痛みは、腰だけでなくお尻やお腹の支える力、中腰姿勢の積み重ねが背景にあることがあります。この方も支える力の低下が見られました。神経の反応も確かめながら、出どころをたどって進めた症例です。

料金・通院目安

料金の目安

初回料金

施術 5,390円

2回目以降の料金

施術 9,680円

通院の目安

施術回数

約12回

施術期間

約2ヶ月

※料金は、施術内容やご提案(物理療法・テーピング・鍼灸など)によって幅があり、掲載している金額は施術当時の実額です。現在の基本料金の考え方は 料金のご案内 をご覧ください。
この症状について 前かがみで強く出る腰の痛み、お尻とお腹の支える力から考える

ここでは、この症例の記録とは別に、「前かがみや中腰で強く出る腰の痛み」という状態について、一般的な見方やご自宅でのヒント、医療機関へ相談する目安を確認します。

どうして前かがみになると腰が痛くなるの?

前にかがむ動きや中腰の姿勢で腰が強く痛くなることがあります。こうした腰の痛みは、お尻やお腹の支える力の低下と、中腰姿勢の積み重ねが背景にあると言われることがあります。支える力が働きにくいまま前かがみを繰り返すと、腰に負担が集まりやすくなると考えられています。

ここがポイント

前かがみで出る腰の痛みでも、腰そのものより、お尻やお腹の支える力や、かがむときの股関節の使い方が関わっていることがあります。痛みが落ち着いたあと、支える力や動きの使い方を見直すことが役立つと考えられています。

二宮 寿己二宮 寿己

前かがみのたびに腰が痛むと、仕事も日常も気が抜けませんよね。痛む腰だけでなく、お尻やお腹の支える力が使えているか、かがむときに股関節が使えているかも一緒に確認していきます。脚のしびれなどがないかも確かめながら進めましょう。

こんな方に気になりやすい(セルフチェック)

次のような項目に心当たりが多い方は、負担が集まりやすい傾向があると言われています。当てはまること自体が異常を意味するわけではありません。

  • 前かがみ・中腰で腰が強く痛む
  • お尻やお腹の支える力が弱い感じがする
  • 中腰の姿勢が多い仕事・生活をしている
  • かがむとき腰から丸めてしまいがち

ご自宅でできる工夫

痛みが和らいできたら、一般的なセルフケアとして次のような工夫が知られています。

  • 痛みの強い時期は無理に前かがみにならない
  • 物を持つときは股関節と膝を使ってしゃがむ
  • 痛みが落ち着いたら、お腹やお尻の支える力を使う運動を取り入れる

痛みやしびれが強いとき、力が入りにくいときは無理に行わず中止し、医療機関にご相談ください。

こんなときは医療機関へ

多くは時間とともに和らいでいくと言われていますが、次のような場合は、自己判断せず早めに医療機関を受診してください。

  • 脚のしびれや、力が入りにくい感じがある
  • 排尿・排便のしにくさを伴う
  • 安静にしていても強く痛む、夜間に痛みで目が覚める
  • 発熱を伴う、転倒や強くぶつけたあとの痛み

よくある質問

前かがみが怖いのですが、動かない方がよいですか?

強く痛む時期は無理をしないことがすすめられますが、痛みが和らいできたら、股関節を使ってかがむ練習をしていくほうがよいと言われています。動かし方に迷うときはご相談ください。

脚にしびれが出ることもあります。心配です。

しびれや力の入りにくさを伴うときは、神経の状態を確かめることが大切だと言われています。こうしたサインがあるときは医療機関の受診もご検討ください。当院でも反応を確かめながら進めます。

中腰の仕事を続けても大丈夫ですか?

支える力や股関節の使い方を整えると、同じ中腰姿勢でも腰に集まる負担を抑えやすいと言われています。負担のかかりやすい仕事では、セルフケアを続けることが役立つとされています。

二宮 寿己二宮 寿己

前かがみで出る腰の痛みは、その場をやり過ごすだけでなく、なぜ負担が集まったのかを切り分けることが大切だと考えています。仕事を続けやすいよう、支える力と股関節の使い方まで一緒に整えていきましょう。

症例をさらに詳しく

この症状について、担当者と複数のスタッフで臨床的に検討したカンファレンス記事もあります。評価の進め方や考え方の詳細はこちらをご覧ください。

前かがみになると腰が痛い、洗顔や物拾いがつらい腰痛。症例をスタッフで検討

施術担当者

二宮 寿己
とんとん整骨院 ときわ台店

経歴

柔道整復師・鍼灸師。ときわ台店所属。お仕事や生活の負担を踏まえ、手技と鍼、運動指導を組み合わせて、症状の出どころから整える施術を心がけています。
監修:瀬谷崎 将也(とんとん整骨院 代表・柔道整復師)
症例の掲載方針

症例レポートは、改善した例だけでなく、そうでなかった例も含めて結果を選ばず掲載しています。

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