こもれび

頻度が増えていた拍動性の頭痛と首の重さに、鍼灸で向き合った例(30代女性)

頻度が増えていた拍動性の頭痛と首の重さに、鍼灸で向き合った例(30代女性)

主訴

ズキズキと脈打つような頭痛と、首の重さ
患者様: 女性 (30代)
来院日: 20221106

2022年11月、頭痛と首の重さでご来院されました。数年前から片頭痛のご自覚があり、ここ最近は頻度と強さが増していました。ズキズキと脈打つような(拍動性の)痛みで、光をまぶしく感じやすくなることもありました。デスクワークのあとや月経前に強くなる傾向がありました。

当院の評価

患者様への説明

頭が前に出た姿勢と、首の動きの小ささがみられました。後頭部や首の後ろの筋肉の緊張が強い状態でした。

日常動作・解剖学的動診

【日常】デスクワーク後・月経前に頭痛が強まる。光に敏感になることも 【検査】頭部前方位・頸椎の可動性低下

身体機能評価

頭部前方位/頸椎の可動性低下/後頭下筋・頸部伸筋群・側頭筋の緊張

判断

首の緊張や姿勢、月経周期が頭痛の出やすさに関わっている可能性を考え、施術を組み立てました。

施術の様子

患者様への説明

この方には、後頭部や首まわりの緊張部位への鍼に加えて、後頭部の神経の領域への鍼通電(弱い電気刺激・15分)を行いました。月経周期との関連もふまえて、東洋医学の視点からのツボもあわせて使いました。

専門的内容

【鍼】後頭下筋・頸部伸筋群・側頭筋への刺鍼/後頭部(第2頸神経領域)への鍼通電15分/月経周期との関連を考慮し肝経の経穴も使用

施術の経過

初期

初回の施術後、首の重さが軽くなったとのことでした。

中期

2回目・3回目と、段階的に頭痛の頻度と強さが減っていきました。

後期

2ヶ月を過ぎたころには頭痛を感じる日がほとんどなくなってきたため、隔週に間隔を空けてメンテナンスを続けています。

横田 未帆
横田 未帆

脈打つような頭痛は、痛みの強い時期には動くのもつらく、予定が立てにくいのが悩みどころです。頭痛の記録と月経周期を照らし合わせながら、首の緊張と体全体の状態を整えていきました。頭痛が続く方は、一度医療機関(頭痛外来など)で診てもらうことも大切です。

料金・通院目安

料金の目安

初回料金

2回目以降の料金

通院の目安

施術回数

施術期間

約2ヶ月、その後隔週のメンテナンスへ移行

※料金は、施術内容やご提案(物理療法・テーピング・鍼灸など)によって幅があり、掲載している金額は施術当時の実額です。現在の基本料金の考え方は 料金のご案内 をご覧ください。
この症状について ズキズキ脈打つ頭痛、首の緊張と月経リズムから考える

ここでは、この症例の記録とは別に、「ズキズキと脈打つような頭痛が、繰り返し出る状態」という状態について、一般的な見方やご自宅でのヒント、医療機関へ相談する目安を整理します。

脈打つような頭痛はどうして起こるの?

ズキズキと脈打つようなタイプの頭痛は、片頭痛と呼ばれるものに多いと言われ、光や音に敏感になる、動くと悪化するなどの特徴を伴うことがあります。原因は十分に解明されていませんが、ホルモンの変動やストレス、睡眠、天候など、さまざまなきっかけで出やすくなると考えられています。首や後頭部の緊張が重なると、頭痛全体の頻度が増えることもあると言われています。

ここがポイント

繰り返す頭痛では、「いつ・どんなときに出たか」の記録が、きっかけの整理と対策の手がかりになると言われています。月経周期との関連がみられる場合は、周期に合わせた体調管理も役立つと考えられています。

横田 未帆横田 未帆

頭痛の日が増えてくると、「また出るかも」と予定を立てるのも不安になりますよね。頭痛の記録と体の状態を照らし合わせながら、頻度を減らしていけるよう一緒に取り組んでいきましょう。

こんな方に気になりやすい(セルフチェック)

次のような項目に心当たりが多い方は、負担が集まりやすい傾向があると言われています。当てはまること自体が異常を意味するわけではありません。

  • ズキズキと脈打つような頭痛が繰り返し出る
  • 頭痛のときに光や音を、まぶしく・うるさく感じる
  • 月経の前後に頭痛が出やすい
  • デスクワークのあとに頭痛が強まる
  • 首や後頭部のこりを伴う

ご自宅でできる工夫

頭痛と付き合う工夫として、次のようなことが知られています。

  • 頭痛が出た日と状況(睡眠・月経・天候など)をメモしておく
  • 痛みが強いときは、暗く静かな場所で休む
  • 寝不足・寝すぎを避け、睡眠のリズムを整える

今までに経験のない強い頭痛が急に出たときは、ためらわずすぐに医療機関を受診してください。

こんなときは医療機関へ

頭痛の中には、急いで対応が必要なものがあります。次のような場合は、自己判断せず早めに医療機関を受診してください。

  • 突然の、これまでに経験のない激しい頭痛
  • 手足のしびれや麻痺、ろれつの回りにくさ、視野の異常を伴う
  • 発熱や首の硬直を伴う
  • 頭を打ったあとの頭痛
  • 頭痛の頻度や強さがだんだん増していく

よくある質問

片頭痛かどうか、どうすればわかりますか?

診断は医療機関で行うものです。繰り返す頭痛や強い頭痛がある方は、一度頭痛外来や神経内科などでの相談をおすすめします。

鍼は頭痛に使えるのですか?

首や後頭部の緊張をゆるめることで、頭痛の出にくい状態を目指す施術として用いられています。経過には個人差があり、医療機関での治療と並行することもできます。

鍼通電とはなんですか?

刺した鍼に弱い電気を流し、一定のリズムで刺激を続ける方法です。ピリピリとした軽い感覚で、強さは確認しながら調整します。

横田 未帆横田 未帆

頭痛は我慢が習慣になりやすい症状です。記録を味方につけて、医療機関との併用も含め、ご自身に合った付き合い方を一緒に見つけていきましょう。

症例をさらに深掘り

この症状について、とんとん整骨院のスタッフが臨床的に検討したカンファレンス記事もあります。評価の進め方や考え方の詳細はこちらをご覧ください。

慢性的な頭痛、原因は首の後ろの筋肉と姿勢か。症例をスタッフで検討

施術担当者

横田 未帆
女性専門鍼灸院 こもれび鍼灸院 院長

経歴

鍼灸師。女性専門鍼灸院 こもれび鍼灸院 院長。お一人おひとりの体質や生活背景をふまえた施術を大切にしています。
監修:瀬谷崎 将也(とんとん整骨院 代表・柔道整復師)
症例の掲載方針

症例レポートは、改善した例だけでなく、そうでなかった例も含めて結果を選ばず掲載しています。

記事一覧へ
あわせて読みたい症例

とんとんは、常に患者様ファースト。常に誠実に。きめ細かく透明性のある情報発信を心掛けています。お身体のことで悩んだ時、選択肢の一つに入れて頂けたら嬉しいです。

はじめての方へ(どこに頼るか迷ったら)

電話
タップで電話がかかります
LINE
24時間予約受付中
東武練馬店
ときわ台店
下板橋店
南浦和店