杉生真悟の担当症例

歩くときや階段で痛んだ股関節の付け根が施術を経て楽になった例(女性)

歩くときや階段で痛んだ股関節の付け根が施術を経て楽になった例(女性)

主訴

歩行や階段で痛む股関節の付け根の痛み
患者様: 女性 (ー代)
来院日: 20250901

2025年9月、約2か月前から続く股関節の付け根の痛みでご来院されました。整形外科や整体に通われていたものの症状が続いており、歩くときや立っているとき、階段の上り下りで痛みが出る状態でした。

当院の評価

患者様への説明

歩行時に股関節が外側にねじれる癖と、立ち姿勢では骨盤が前に押し出されたスウェイバック姿勢がみられました。太ももの裏(ハムストリングス)と外側(大腿筋膜張筋)の筋肉が張り、股関節を支える腸腰筋やお尻の筋肉の力が弱くなっていました。

日常動作・解剖学的動診

【日常動作】歩行時・立位姿勢・階段の上り下りで股関節の付け根に疼痛

身体機能評価

歩行時の股関節外旋/立位でのスウェイバック姿勢/ハムストリングス・大腿筋膜張筋の筋緊張/腸腰筋・殿筋群の筋力低下

判断

骨盤が前に押し出された立ち姿勢と歩き方の癖により、股関節の前側に負担が集まっていたことが主な要因と考えられます。張っている筋肉と弱っている筋肉のアンバランスが、その姿勢を続けさせていたとみられます。

施術の様子

患者様への説明

この方は、立ち方と歩き方の癖によって股関節の付け根に負担が集まっていると考えられました。張っている太ももまわりの筋肉をゆるめて股関節の動きを取り戻し、支える力が弱くなっていた腸腰筋とお尻の筋肉のトレーニングを進める方針としました。

専門的内容

【手技療法】股関節周囲のリラクゼーション・可動域改善/【運動療法】腸腰筋・殿筋群の筋力強化

施術の経過

初期

3回目には、歩くときや階段の上り下りの痛みが大きく軽減しました。

中期

痛みはほぼ気にならなくなり、わずかな違和感が残る程度になりました。

後期

6回目には、股関節まわりの違和感も気にならなくなりました。現在は再発予防のため、月1回のメンテナンス施術を続けています。

杉生 真悟
杉生 真悟

股関節の付け根の痛みは、股関節そのものだけでなく、立ち方や歩き方の癖が負担を生んでいることがあります。この方はスウェイバック姿勢と筋肉のアンバランスが背景にあり、ゆるめることと支える力をつけることを並行して進めたことで、生活の中の痛みが落ち着きました。歩く・立つ・階段という毎日の動作で痛む方に、参考にしていただきたい症例です。

料金・通院目安

料金の目安

初回料金

施術 4,400円

2回目以降の料金

施術 5,500円

通院の目安

施術回数

約6回

施術期間

改善後、月1回のメンテナンスへ移行

※料金は、施術内容やご提案(物理療法・テーピング・鍼灸など)によって幅があり、掲載している金額は施術当時の実額です。現在の基本料金の考え方は 料金のご案内 をご覧ください。
この症状について 歩くと痛む股関節の付け根、立ち姿勢の癖から考える

ここでは、この症例の記録とは別に、「歩くときや階段で痛む股関節の付け根の痛み」という状態について、一般的な見方やご自宅でのヒント、医療機関へ相談する目安を順にたどります。

どうして歩くだけで股関節の付け根が痛むの?

股関節は、歩く・立つ・階段を上るといった動作のたびに体重を受け止める関節です。骨盤が前に押し出されたスウェイバック姿勢では、股関節の前側が伸ばされたまま体重を支えることになり、付け根に負担が集まりやすいと言われています。さらに、太ももまわりの筋肉が張って股関節の動きが制限されたり、腸腰筋やお尻の筋肉の支えが弱くなったりすると、一歩ごとの負担がより大きくなると考えられています。

ここがポイント

股関節の付け根の痛みでは、痛む場所そのものだけでなく、どんな姿勢で立ち、どんな癖で歩いているかに目を向けることが役立つと言われています。

杉生 真悟杉生 真悟

歩くたびに痛むと、外出そのものがおっくうになってしまいますよね。立ち方や歩き方の癖はご自分では気づきにくいものです。どんな姿勢で体重を支えているかから、一緒に確かめていきましょう。

こんな方に気になりやすい(セルフチェック)

次のような項目に心当たりが多い方は、負担が集まりやすい傾向があると言われています。当てはまること自体が異常を意味するわけではありません。

  • 歩いていると股関節の付け根が痛くなる
  • 立っている時間が長いと付け根が重くなる
  • 階段の上り下りで付け根にひっかかる感じがある
  • おなかを前に突き出したような立ち方になりやすい

ご自宅でできる工夫

痛みが和らいできたら、一般的なセルフケアとして次のような工夫が知られています。

  • 立つときに、おなかを軽くへこませて骨盤を立てる意識を持つ
  • 長く歩く日は、途中で立ち止まって姿勢をリセットする時間をつくる
  • 痛みが落ち着いているときに、太ももの裏や外側をゆっくり伸ばす(反動をつけず、痛みのない範囲で)

痛みやしびれが強いとき、力が入りにくいときは無理に行わず中止し、医療機関にご相談ください。

こんなときは医療機関へ

多くは時間とともに和らいでいくと言われていますが、次のような場合は、自己判断せず早めに医療機関を受診してください。

  • 転倒や打撲のあとから痛みが続いている
  • 体重をかけられないほど痛む
  • 安静にしていても痛む、夜間に痛みで目が覚める
  • 脚のしびれや力の入りにくさを伴う
  • 発熱や、付け根の腫れ・熱感を伴う

よくある質問

病院で異常がないと言われたのに痛いのはなぜですか?

画像検査で大きな異常がなくても、姿勢や歩き方の癖、筋肉のアンバランスによって負担が続いている場合があると言われています。動きと姿勢の評価から負担のもとを探していきます。医療機関での評価内容もあわせて教えていただけると参考になります。

歩くのを控えたほうがよいですか?

痛みの強さや状態によって変わるため、一概には言えません。この症例の方は、施術と並行して立ち方の癖に取り組みながら、ふだんの生活を続けて経過をみました。来院時に状態を確認した上でご案内します。

股関節の痛みも整骨院でみてもらえるのですか?

はい、ご相談いただけます。股関節まわりの筋肉や姿勢・歩き方の癖を評価し、状態に合わせた施術とセルフケアをご案内します。医療機関の受診が必要と考えられる場合は、その旨をお伝えします。

杉生 真悟杉生 真悟

股関節は毎日使い続ける関節なので、姿勢の癖を少し変えるだけでも積み重なる負担が変わってきます。ご自宅でできることも組み合わせながら、無理のないペースで進めていきましょう。

施術担当者

杉生 真悟
とんとん整骨院 南浦和店

経歴

柔道整復師。南浦和店所属。お一人おひとりの状態をていねいに評価し、生活に合わせた施術とセルフケアの提案を心がけています。
監修:瀬谷崎 将也(とんとん整骨院 代表・柔道整復師)
症例の掲載方針

症例レポートは、改善した例だけでなく、そうでなかった例も含めて結果を選ばず掲載しています。

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