朝から動くと出る腰の痛みが施術を経て楽になった例(30代男性)
主訴
2025年8月、朝から腰を動かすと痛み、だんだん強くなって悪化していくことで仕事への影響に不安を感じ、ご来院されました。これまで大きなケガはなく、他院での施術歴もない状態でした。
当院の評価
患者様への説明
前にかがむ動きや体をひねる動きで腰に痛みがみられました。体幹を支える力の低下や座るときの姿勢のくせによって、腰に負担が集まりやすくなっていた可能性があります。
日常動作・解剖学的動診
【日常動作】仕事中の立位・長時間の座位で腰部痛 【検査】屈曲・左回旋で腰部に疼痛
身体機能評価
腰部の痛みによる屈曲制限/多裂筋の筋出力低下/座位での骨盤後傾
判断
体幹を支える多裂筋の働きにくさと、座るときに骨盤が後ろへ傾く姿勢のくせが、腰への負担につながっていた主な要因と考えられます。
施術の様子
患者様への説明
この方は、体幹を支える力の低下と座り姿勢のくせから腰へ負担が偏っていました。腰やお尻まわりの硬さをゆるめ、体幹を支える力を使えるようにして、忙しさにも耐えられる体づくりを進めました。
専門的内容
【手技療法】ハムストリングス・腓腹筋・大腿筋膜張筋・梨状筋への徒手療法/【運動療法】多裂筋トレーニング・ハムストリングスのストレッチ指導
施術の経過
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初期
初回ごろ。仕事中の不安感や痛みが和らいできました。
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中期
中盤。セルフケアを続けながら、気になるタイミングがほとんどなくなってきました。忙しさや環境の変化で多少戻ることはあるものの、大きく崩れにくくなってきました。
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後期
現在は忙しさで疲れが出ても大きく戻りにくい状態を保ち、メンテナンスを継続しています。
料金・通院目安
料金の目安
初回料金
施術 3,740円+物療 990円
2回目以降の料金
施術 5,980円+物療 990円
通院の目安
施術回数
ー
施術期間
改善後、メンテナンスへ移行
ここでは、この症例の記録とは別に、「朝から動くと出る腰の痛み」という状態について、一般的な見方やご自宅でのヒント、医療機関へ相談する目安を見ていきます。
どうして朝から腰が痛くなるの?
はっきりしたきっかけなく、朝から動くと腰が痛み、だんだん強くなることがあります。こうした腰の痛みは、体幹を支える力の低下や、座るときの姿勢のくせが背景にあると言われることがあります。支える力が働きにくかったり骨盤が後ろへ傾いた座り方が続くと、腰に負担が集まりやすくなると考えられています。
朝から続く腰の痛みでも、腰そのものより体幹を支える力や座り姿勢が関わっていることがあります。痛みが落ち着いたあと、繰り返さないために支える力や姿勢を見直すことが役立つと考えられています。
安田 晃樹朝から腰が痛むと、仕事に影響しないか不安になりますよね。痛む腰だけでなく、体幹を支える力が使えているか、座るときの姿勢のくせがないかも一緒に確認していきます。忙しい毎日に耐えられる体づくりまで見据えて進めましょう。
こんな方に気になりやすい(セルフチェック)
次のような項目に心当たりが多い方は、負担が集まりやすい傾向があると言われています。当てはまること自体が異常を意味するわけではありません。
- 朝から動くと腰が痛い、だんだん強くなる
- 前にかがむ・体をひねる動きがつらい
- 長く座っていると腰がつらくなる
- 椅子に浅く腰かけ、背中が丸まりやすい
ご自宅でできる工夫
痛みが和らいできたら、一般的なセルフケアとして次のような工夫が知られています。
- 痛みの強い時期は無理に動かさず、楽な姿勢で過ごす
- 座るときは骨盤を立て、長時間同じ姿勢を続けない
- 痛みが落ち着いたら、お腹や背中の支える力を使う運動を取り入れる
痛みやしびれが強いとき、力が入りにくいときは無理に行わず中止し、医療機関にご相談ください。
こんなときは医療機関へ
多くは時間とともに和らいでいくと言われていますが、次のような場合は、自己判断せず早めに医療機関を受診してください。
- 脚のしびれや、力が入りにくい感じがある
- 排尿・排便のしにくさを伴う
- 安静にしていても強く痛む、夜間に痛みで目が覚める
- 発熱を伴う、転倒や強くぶつけたあとの痛み
よくある質問
朝の腰の痛みは安静にしていた方がよいですか?
強く痛む時期は無理をせず楽な姿勢で過ごすことがすすめられますが、痛みが和らいできたら少しずつ動いていくほうがよいと言われています。動かし方に迷うときはご相談ください。
デスクワークの座り方で気をつけることは?
骨盤が後ろへ傾いて背中が丸まると、腰に負担が集まりやすいと言われています。骨盤を立て、ときどき立ち上がって姿勢を変えることが負担を抑えやすいとされています。
忙しいとまた痛くなりそうで不安です。
支える力や姿勢のくせがそのままだと、忙しさが重なったときに腰へ負担が集まりやすいと考えられています。続けやすいセルフケアで支える力を保つことが、戻りにくさにつながるとされています。
安田 晃樹朝から続く腰の痛みは、その場の処置だけで終わらせず、なぜ負担が集まったのかを切り分けることが大切だと考えています。仕事の忙しさにも耐えられるよう、繰り返さない体づくりまで一緒に進めていきましょう。
この症状について、担当者と複数のスタッフで臨床的に検討したカンファレンス記事もあります。評価の進め方や考え方の詳細はこちらをご覧ください。
施術担当者

経歴
症例レポートは、改善した例だけでなく、そうでなかった例も含めて結果を選ばず掲載しています。


















朝から続く腰の痛みは、仕事への不安にもつながりやすいものです。この方も体幹の支える力と座り姿勢が背景にありました。忙しい毎日に耐えられる体づくりまで一緒に進められた症例です。