繰り返し出ていた腰の痛みが施術を経て楽になった例(30代男性)
主訴
2025年9月、前日の寝る前から腰に痛みが出て、ご来院されました。7年ほど前にお仕事中に腰を痛めたことがあり、その後も数か月おきに腰痛が出ることがある状態でした。今回は体勢を変えるときや、寝返り・起き上がりの動作で痛みが出ていました。
当院の評価
患者様への説明
体を前に曲げる動きと右に倒す動きで腰に痛みがみられました。股関節を曲げる動きの硬さによって、前に曲げる動作を腰が補い、負担が集まりやすくなっていた可能性があります。
日常動作・解剖学的動診
【日常動作】体勢を変える・寝返り・起き上がりの動作で疼痛が誘発 【検査】体幹の前屈・右側屈で疼痛が誘発
身体機能評価
股関節屈曲の可動域低下
判断
股関節を曲げる動きの硬さにより、前に曲げる動作を腰が補って負担が集まりやすくなっていたことが主な要因と考えられます。腰痛を繰り返しやすい背景にも、この動きにくさが関わっていた可能性があります。
施術の様子
患者様への説明
この方は、股関節を曲げる動きの硬さから腰に負担が偏っていました。太もも裏やふくらはぎをゆるめて股関節の動きを取り戻し、前に曲げる動作を腰だけで補わないようにして、負担を減らす方針で進めました。
専門的内容
【手技療法】股関節屈曲の可動域改善を目的としたアプローチ(ハムストリングス・下腿後面)/【運動療法】再発予防を目的とした運動指導・パーソナルトレーニング
施術の経過
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初期
初回〜2回目ごろ。動きが良くなってきました。
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中期
中盤。3〜4回目には腰の痛みは出なくなり、長く座ったあとに違和感を感じる程度になりました。
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後期
現在は1〜2週間に1回のペースで、運動を中心としたメンテナンスを継続しています。
料金・通院目安
料金の目安
初回料金
施術 3,980円(2回目まで同額)
2回目以降の料金
施術 4,400円〜5,050円
通院の目安
施術回数
約3〜4回
施術期間
改善後、1〜2週間に1回のメンテナンスへ移行
ここでは、この症例の記録とは別に、「寝返りや起き上がりで出る、繰り返しやすい腰の痛み」という状態について、一般的な見方やご自宅でのヒント、医療機関へ相談する目安を見ていきます。
どうして腰の痛みを何度も繰り返すの?
一度落ち着いても、数か月おきに腰の痛みがぶり返すことがあります。こうした繰り返す腰の痛みは、腰そのものだけでなく、股関節の動きにくさが背景にあると言われることがあります。股関節が曲がりにくいと、前に曲げる動作や起き上がる動作のたびに腰が補い、負担が積み重なりやすくなると考えられています。
繰り返す腰の痛みでも、股関節の動きや、体の使い方のくせが関わっていることがあります。痛みが落ち着いたあとに、負担の出どころを見直しておくことが、次のぶり返しに備えるうえで役立つと考えられています。
新谷 優樹何度も腰の痛みを繰り返すと、また出るのではと不安になりますよね。腰だけでなく、股関節がどれくらい曲がるか、前に曲げる動作をどこで補っているかも一緒に確認していきます。落ち着いたあとの体づくりまで、無理のない範囲で進めていきましょう。
こんな方に気になりやすい(セルフチェック)
次のような項目に心当たりが多い方は、負担が集まりやすい傾向があると言われています。当てはまること自体が異常を意味するわけではありません。
- 数か月おきなど、腰の痛みを何度も繰り返している
- 寝返りや起き上がりの動作で腰が痛む
- 前かがみの姿勢や動作がつらい
- 太もも裏やふくらはぎが硬い感じがする
ご自宅でできる工夫
痛みが和らいできたら、一般的なセルフケアとして次のような工夫が知られています。
- 痛みが強い時期は無理をせず、楽な姿勢で過ごす
- 起き上がるときは横向きになってから体を起こすなど、腰をひねりすぎない工夫をする
- 痛みが落ち着いたら、太もも裏やふくらはぎをゆっくり伸ばす
痛みやしびれが強いとき、力が入りにくいときは無理に行わず中止し、医療機関にご相談ください。
こんなときは医療機関へ
多くは時間とともに和らいでいくと言われていますが、次のような場合は、自己判断せず早めに医療機関を受診してください。
- 脚のしびれや、力が入りにくい感じがある
- 安静にしていても強く痛む、夜間に痛みで目が覚める
- 排尿・排便のしにくさを伴う
- 発熱を伴う、転倒や強くぶつけたあとの痛み
よくある質問
痛みが引いたら、通わなくてもよいですか?
痛みが落ち着いたあとも、股関節の動きにくさや体の使い方のくせがそのままだと、負担が戻りやすいと考えられています。繰り返している方は、落ち着いた時期に出どころを見直しておくことが役立つとされています。
腰が痛いのに、なぜ太もも裏やふくらはぎを確認するのですか?
太もも裏やふくらはぎが硬いと、股関節が曲がりにくくなり、前に曲げる動作を腰が補いやすくなると言われています。腰だけでなく、まわりの動きも含めて確認することで、負担の出どころをたどりやすくなります。
運動はした方がよいですか?
強く痛む時期は無理をしないことがすすめられますが、落ち着いてきたら、支える力を保つための運動を少しずつ取り入れることがよいと言われています。ご状態に合わせた内容からお伝えしていきます。
新谷 優樹繰り返す腰の痛みは、その場をやり過ごすだけでなく、なぜ繰り返すのかを切り分けることが大切だと考えています。運動も取り入れながら、ぶり返しにくい体づくりまで一緒に進めていきましょう。
この症状について、担当者と複数のスタッフで臨床的に検討したカンファレンス記事もあります。評価の進め方や考え方の詳細はこちらをご覧ください。
施術担当者

経歴
症例レポートは、改善した例だけでなく、そうでなかった例も含めて結果を選ばず掲載しています。

















数か月おきに繰り返す腰の痛みは、そのときの痛みを和らげるだけでなく、なぜ繰り返すのかを整理することが大切だと考えています。この方は股関節を曲げる動きの硬さが見られました。運動を中心とした体づくりまで一緒に進めている症例です。