全身の倦怠感と不安感に鍼灸を続けている例(40代女性)
主訴
2025年12月、全身の倦怠感と不安感でご来院されました。不安のコントロールが効かず、気持ちも体も常に緊張している状態が続いているとのことでした。
当院の評価
患者様への説明
問診で症状の経過や生活状況をうかがい、不安による体への影響を確かめました。呼吸が浅くなっていること、首肩や胸まわり(胸郭)の緊張、全身の筋肉のこわばりを中心に確認し、心身の緊張が続くことで、休んでも疲れが抜けにくい状態になっていると考えました。
日常動作・解剖学的動診
【日常】全身の倦怠感、不安感が続き、気持ちと体が常に緊張している 【所見】呼吸の浅さ、頸肩部・胸郭周囲の緊張、全身の筋緊張
身体機能評価
呼吸の浅さ/頸肩部・胸郭周囲の緊張/全身の持続的な筋緊張
判断
不安が続くことで体の緊張が抜けにくくなり、呼吸も浅くなって、休んでも回復しづらい状態が続いていると考えました。
施術の様子
患者様への説明
過度な緊張をゆるめることを目的に、体の反応を確かめながら全身への鍼を行いました。呼吸に関わる胸まわりや首肩へのアプローチもあわせて、心身が休まりやすい状態を目指して進めています。
専門的内容
【鍼・灸】過度な緊張の緩和を目的とした全身への刺鍼/呼吸に関わる胸郭周囲・頸肩部へのアプローチ
施術の経過
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初期
施術後は体の緊張が和らぎ、少しずつ力が抜ける感覚を実感されました。
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中期
2回目以降は、不安の波や倦怠感の変化を確かめながら、体の状態に合わせて施術を続けています。
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後期
現在は隔週のペースで継続中です。
料金・通院目安
料金の目安
初回料金
5,500円
2回目以降の料金
9,900円
通院の目安
施術回数
約18回を経て継続中
施術期間
隔週ペースで継続中
ここでは、この症例の記録とは別に、「休んでも抜けない全身の倦怠感と、続く不安感」という状態について、一般的な見方やご自宅でのヒント、医療機関へ相談する目安を順にたどります。
どうして不安が続くと体まで疲れるの?
緊張した状態が続くと、体は休む態勢に切り替わりにくくなると言われています。呼吸が浅くなり、首肩や胸まわりの筋肉がこわばったままになると、眠っても休んでも疲れが抜けにくい状態につながると考えられています。気持ちの問題と体の状態は、別々ではなく影響し合っていると言われています。
倦怠感や不安感が続くときは、気持ちの面だけでなく、呼吸の深さや体の緊張という「体の側の状態」もあわせて確かめてみることが役立つと言われています。
横田 未帆「気のせいと言われそうで相談しづらかった」とおっしゃる方は少なくありません。当院では、呼吸や筋肉の緊張という体の状態から確かめていきますので、うまく言葉にできない不調のままでも大丈夫です。女性専門の鍼灸院として、ゆっくりお話をうかがいながら進めています。
こんな方に気になりやすい(セルフチェック)
次のような項目に心当たりが多い方は、心身の緊張が続きやすい傾向があると言われています。当てはまること自体が異常を意味するわけではありません。
- 休んでも疲れが抜けた感じがしない
- 気がつくと呼吸が浅くなっている
- 肩や背中に常に力が入っている感じがある
- 不安な気持ちが続いて、体もこわばっている
ご自宅でできる工夫
ご自宅では、一般的な工夫として次のようなことが知られています。
- 寝る前に、息を吐く時間を長めにした深呼吸をゆっくりくり返す
- 湯船につかるなど、体を温めてゆるめる時間を意識して持つ
- 予定を詰め込みすぎず、何もしない時間を短くても確保する
つらさが強いとき、症状が続くときは無理をせず、医療機関にご相談ください。
こんなときは医療機関へ
体の緊張をゆるめることで楽になる場合もありますが、次のような場合は、自己判断せず医療機関(内科・心療内科など)を受診してください。
- 気分の落ち込みが強く、日常生活に支障が出ている
- 食欲の低下や体重の減少が続いている
- 動悸や息苦しさの発作をくり返す
- 倦怠感が強まり続けている(貧血や甲状腺の病気などが隠れている場合があります)
よくある質問
鍼灸で不安はなくなりますか?
不安そのものを消すことをお約束するものではありません。この症例では、不安にともなう体の緊張や呼吸の浅さに着目し、体の側から休まりやすい状態を目指しています。症状の程度によっては、医療機関の受診をおすすめする場合があります。
病院に行くほどではない気がして迷っています。
体の緊張や呼吸の状態から確かめられますので、「なんとなく調子が悪い」という段階でもご相談いただけます。うかがった内容から、医療機関での確認が必要と考えられる場合は、その旨をお伝えしています。
どのくらいのペースで通うのですか?
状態に合わせてご相談しています。この症例の方は、不安の波や倦怠感の変化を確かめながら、隔週のペースで続けられています。
横田 未帆体の緊張がゆるむ時間を定期的に持つことは、それ自体がひとつの休息になります。焦らず、体の側からできることを一緒に続けていきましょう。
施術担当者

経歴
症例レポートは、改善した例だけでなく、そうでなかった例も含めて結果を選ばず掲載しています。








不安や倦怠感は目に見えないぶん、おひとりで抱え込みやすい症状です。この方の場合、体の側には呼吸の浅さと全身の緊張というかたちであらわれていました。施術で体の緊張がゆるむ時間を定期的に持ちながら、不安の波や倦怠感の変化をその都度うかがい、状態に合わせて進めています。経過は波がありますが、そのまま記録していきます。