勉強中に強まる首肩のこりと頭痛が施術を経て楽になった例(20代男性・個人差あり)
主訴
2021年9月、1か月前から机に向かうとこり感・張り感・頭痛を感じるようになり、ご来院されました。薬学の勉強をされている学生の方で、試験期間など机に向かう時間が長く、集中できないことにお困りでした。医療機関ではストレートネックと言われていました。
当院の評価
患者様への説明
力を入れたときや座っているときに、首のこり感や頭痛がみられました。長く座って勉強する姿勢と、首を支える筋肉の働きにくさによって、首肩に負担が集まりやすくなっていた可能性があります。
日常動作・解剖学的動診
【日常動作】机に向かうとこり感・張り感・頭痛、力を入れる・座っているとつらい 【検査】屈曲で痛み・左右回旋で動かしにくい
身体機能評価
頸部の屈曲・回旋制限/僧帽筋の筋出力低下/首を支える深い筋肉(頚部内在筋)の筋出力低下
判断
首を支える筋肉が働きにくく、長く座って勉強する姿勢が続いたことで、首肩に負担が積み重なっていたことが主な要因と考えられます。
施術の様子
患者様への説明
この方は、首を支える力の働きにくさと長時間の座位から首肩に負担が偏っていました。胸の前をゆるめ、首を支える筋肉を働かせて、勉強中の負担を減らす方針で進めました。
専門的内容
【手技療法】頚部の外側の筋(外在筋)・小胸筋・前鋸筋の押圧/【運動療法】首を支える深い筋肉(頚部内在筋)のトレーニング・肩甲骨内転の運動指導/【鍼施術】頚肩部への刺鍼
施術の経過
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初期
初回ごろ。1週間ほど頭痛が出ない時期がありました。レポート課題のつらさは残るものの、変化が出てきました。
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中期
中盤。授業中や日常はつらさなく過ごせるようになり、試験期間以外はほとんど気にならなくなってきました。
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後期
現在は試験期間に強まりにくい状態を保てるよう、セルフケアを続けています。 ※経過には個人差があり、すべての方に同じ変化を保証するものではありません。気になる症状があるときは医療機関への受診もご検討ください。
料金・通院目安
料金の目安
初回料金
施術 3,740円+鍼灸 2,200円
2回目以降の料金
鍼灸 6,966円
通院の目安
施術回数
約10〜13回
施術期間
約2〜3ヶ月
ここでは、この症例の記録とは別に、「机に向かう時間が長いと出る首肩のこりと頭痛」という状態について、一般的な見方やご自宅でのヒント、医療機関へ相談する目安を整理します。あくまで一般的な情報で、感じ方や経過には個人差があります。
どうして勉強していると首肩がこって頭痛が出るの?
勉強や試験で机に向かう時間が長いと、首肩のこりや頭痛が出ることがあります。こうした症状は、首を支える筋肉の働きにくさや、長く同じ姿勢を続けることが背景にあると言われることがあります。頭が前に出た姿勢が続くと、その重さを支える首肩の筋肉が引っぱられ続け、こりや頭痛につながりやすくなると考えられています。
勉強中に出る首肩のこりや頭痛でも、座る姿勢や、首を支える力が関わっていることがあります。こまめに姿勢を変えることや、首を支える力を使えるようにすることが、負担を和らげるのに役立つと考えられています。
二宮 寿己集中したいのに頭痛が出ると、勉強もはかどりませんよね。首肩だけでなく、首を支える力が使えているか、同じ姿勢が続いていないかも一緒に確認していきます。学業を続けやすいよう、姿勢と支える力から整えていきましょう。
こんな方に気になりやすい(セルフチェック)
次のような項目に心当たりが多い方は、負担が集まりやすい傾向があると言われています。当てはまること自体が異常を意味するわけではありません。
- 机に向かうと首肩がこり、頭痛が出る
- 頭が前に出て、背中が丸まりやすい
- 長く座って勉強・作業することが多い
- 首を支える力が弱い感じがする
ご自宅でできる工夫
痛みが和らいできたら、一般的なセルフケアとして次のような工夫が知られています。
- 30分〜1時間に一度は立ち上がり、首肩や背中を動かす
- 机や画面の高さを見直し、前のめりになりすぎない
- あごを軽く引く・肩甲骨を寄せる動きをこまめに取り入れる
痛みやしびれが強いとき、力が入りにくいときは無理に行わず中止し、医療機関にご相談ください。
こんなときは医療機関へ
多くは時間とともに和らいでいくと言われていますが、次のような場合は、自己判断せず早めに医療機関を受診してください。
- 突然の激しい頭痛、これまでと違う強い頭痛
- 腕や手のしびれ、力が入りにくい感じを伴う
- 発熱や吐き気を伴う頭痛
- 安静にしていても強く痛む、だんだん悪化していく
よくある質問
ストレートネックと言われましたが、治らないのでしょうか?
首の並びは人によって個人差があると言われています。並びそのものより、首を支える力や姿勢の習慣を見直すことで、負担を減らせる場合があると考えられています。
勉強中に気をつけることは?
頭が前に出た姿勢が続くと負担が集まりやすいと言われています。こまめに姿勢を変え、机や画面の高さを整えることが負担を抑えやすいとされています。
試験期間にまたつらくなりそうです。
同じ姿勢が増える時期は症状が強まりやすいと考えられています。支える力を保つセルフケアと、こまめに休む工夫が、戻りにくさにつながるとされています。
二宮 寿己勉強中の首肩のこりや頭痛は、その場をほぐすだけで終わらせず、姿勢と支える力を見直すことが大切だと考えています。学業を続けやすいよう、こまめに動く習慣まで一緒に整えていきましょう。
この症状について、担当者と複数のスタッフで臨床的に検討したカンファレンス記事もあります。評価の進め方や考え方の詳細はこちらをご覧ください。
施術担当者


















勉強や試験で机に向かう時間が長い方の首肩のこりや頭痛は、姿勢と首を支える力が背景にあることがあります。この方も座る姿勢が続いていました。学業を続けやすいよう、支える力から整えて進めた症例です。