眼精疲労と夕方のかすみ目に鍼灸で通われた例(50代女性)
主訴
2025年2月、眼精疲労と目の奥の重さ、夕方以降のかすみ目でご来院されました。パソコン作業が多く、目の使いすぎに加えて、首や肩のこりも一緒に出ている状態でした。
当院の評価
患者様への説明
パソコン作業による目の使いすぎに、首や肩の筋肉の緊張が重なっていました。目のまわりと首の緊張が積み重なることで、目の奥の重さや夕方のかすみにつながっていると考えました。
日常動作・解剖学的動診
【日常】パソコン作業で目の奥の重さ・夕方以降のかすみ目 【所見】首肩のこりを併発、頸部の筋緊張
身体機能評価
目の使いすぎによる疲労/頸部・肩まわりの筋緊張
判断
目の使いすぎに首や肩の緊張が重なり、夕方に向かって目の疲れが積み重なりやすい状態と考えました。
施術の様子
患者様への説明
この方は、目の使いすぎに首や肩の緊張が重なっていると考えられました。攅竹(さんちく)・太陽(たいよう)という目のまわりのツボと、首の後ろの風池(ふうち)を中心に鍼を行い、首の緊張をゆるめる施術もあわせて進めました。
専門的内容
【鍼・灸】攅竹・太陽・風池を中心とした経穴への刺鍼/頸部の緊張緩和を併用
施術の経過
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初期
初回から4回目までは、良くなって戻るを繰り返しながらも、夕方のかすみ目の程度は少しずつやわらいでいきました。
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中期
2ヶ月が経つころ、隔週のペースに移りました。
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後期
3ヶ月半で、月1回のメンテナンスへ移行しました。
料金・通院目安
料金の目安
初回料金
5,500円
2回目以降の料金
9,900円
通院の目安
施術回数
約4回まで良くなって戻るを繰り返しながら、徐々に軽減
施術期間
約3ヶ月半で月1回のメンテナンスへ移行
ここでは、この症例の記録とは別に、「パソコン作業で強まる目の奥の重さと、夕方以降のかすみ目」という状態について、一般的な見方やご自宅でのヒント、医療機関へ相談する目安を順にたどります。
どうして夕方になると目がかすむの?
近くの画面を見続けると、目のピントを合わせる筋肉が働き続けると言われています。目のまわりの疲労に、首や肩の緊張による血流の滞りが重なると、夕方に向かって目の奥の重さやかすみとして積み重なりやすいと考えられています。目の症状と首肩のこりが一緒に出ている方では、目だけをケアしても追いつきにくいことがあると言われています。
夕方のかすみ目では、目そのものの疲れだけでなく、首や肩の緊張が重なっていないかに目を向けることが役立つと言われています。目の病気が隠れていないかの確認も大切です。
横田 未帆目の疲れで鍼灸というと意外に思われる方も多いのですが、目のまわりのツボと首の緊張をあわせてみていくと、楽になったと感じられる方がいらっしゃいます。パソコン作業とのつき合い方も含めて、一緒に考えていきましょう。
こんな方に気になりやすい(セルフチェック)
次のような項目に心当たりが多い方は、目の疲れと首肩の緊張が重なりやすい傾向があると言われています。当てはまること自体が異常を意味するわけではありません。
- パソコンやスマートフォンを見る時間が長い
- 夕方になると目がかすむ、目の奥が重い
- 首や肩のこりも一緒に出ている
- 目薬や休憩だけでは追いつかない感じがある
ご自宅でできる工夫
目の疲れをためにくくする工夫として、次のようなことが知られています。
- 1時間に1回は画面から目を離し、遠くを見る時間をつくる
- 蒸しタオルなどで目のまわりを温める
- 画面の明るさや文字の大きさを、目が楽な設定に調整する
目の症状が急に強まったときは無理をせず、眼科にご相談ください。
こんなときは医療機関へ
かすみ目や目の重さの背景に、治療が必要な目の病気が隠れていることもあります。次のような場合は、自己判断せず早めに眼科を受診してください。
- 視力の低下が急に進んだ
- 視野の一部が欠ける、黒い点や糸くずのようなものが急に増えた
- 目の強い痛みや充血を伴う
- ものが二重に見える
- 強い頭痛や吐き気を伴う
よくある質問
目の疲れに鍼灸は何をするのですか?
目のまわりのツボへのやさしい刺鍼と、首や肩の緊張をゆるめる施術を組み合わせて、目の疲れが積み重なりにくい状態を目指します。この症例の方も、目のまわりと首の両方からアプローチしました。
眼科に行くべきか迷っています。
視力の変化や視野の異常など、目の病気が疑われる症状がある場合は、まず眼科での確認をおすすめします。眼科で大きな問題がないと言われたうえで、疲れやこりによるつらさが続く場合に、鍼灸でできることをご提案します。
すぐに良くなりますか?
経過には個人差があります。この症例の方も、良くなって戻るを繰り返しながら、2ヶ月ほどかけて少しずつ軽くなっていきました。1回ごとの変化に一喜一憂せず、数週間単位で確かめながら進めます。
横田 未帆目の疲れは毎日積み重なるものなので、こまめにリセットする習慣と、たまりにくい体の状態づくりの両方が大切だと考えています。気になる症状があるときは、眼科での確認もためらわずに。
施術担当者

経歴
症例レポートは、改善した例だけでなく、そうでなかった例も含めて結果を選ばず掲載しています。






目の疲れは、目だけの問題とは限りません。この方は、パソコン作業による目の使いすぎに首肩の緊張が重なっていたため、目のまわりと首の両方からアプローチしました。良くなって戻るを繰り返しながらも、夕方のかすみ目の程度が少しずつやわらいでいく変化を確かめながら、月1回のメンテナンスまで進んだ症例です。