毎日続く後頭部の痛みと肩こりが施術を経て楽になった例(50代女性)
主訴
2026年6月、後頭部の痛みと肩こりを主訴にご来院されました。2週間ほど前からデスクワークの疲労がたまって頭痛が出はじめ、毎日頭痛がある状態でした。
当院の評価
患者様への説明
頭が前に出た姿勢と、肩甲骨が外に開いた状態がみられました。デスクワークの姿勢の負担が、首から後頭部に偏っていた可能性があります。
日常動作・解剖学的動診
【日常動作】デスクワークの疲労で毎日頭痛 【検査】頭部前方位・肩甲骨外転位
身体機能評価
頭部前方位姿勢/肩甲骨の外転/首から後頭部の筋の負担
判断
頭が前に出た姿勢と肩甲骨が外に開いた状態が続き、首から後頭部の筋肉に負担が偏っていたことが、頭痛の背景にあった要因と考えられます。
施術の様子
患者様への説明
この方は、姿勢の負担で首から後頭部に負担が偏っていました。首肩まわりをゆるめ、姿勢の負担を減らす方針で進めました。あわせて鍼施術も行いました。
専門的内容
【手技療法】頭部前方位・肩甲骨外転位に対するアプローチ/【鍼施術】頸部への刺鍼
施術の経過
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初期
2回目ごろ。毎日あった頭痛が4日に1回程度に落ち着いてきました。
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中期
5回目ごろ。日常的な頭痛が気にならなくなってきました。
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後期
現在は1週間に2回ほどのペースでメンテナンスを継続しています(約16回・3〜4か月)。
料金・通院目安
料金の目安
初回料金
初回 施術 3,740円+鍼灸 2,200円
2回目以降の料金
施術 7,480円+鍼灸 2,200円
通院の目安
施術回数
約16回
施術期間
約3〜4ヶ月
ここでは、この症例の記録とは別に、「デスクワークで毎日頭が痛い」「後頭部の痛みと肩こりが続く」という状態について、一般的な見方やご自宅でのヒント、医療機関へ相談する目安を順にたどります。
どうしてデスクワークで毎日頭が痛むの?
毎日続く後頭部の痛みや肩こりのなかには、首肩まわりの筋肉の緊張や姿勢が関わると言われるものがあります。デスクワークで頭が前に出た姿勢や、肩甲骨が外に開いた状態が続くと、首から後頭部の筋肉に負担が偏り、毎日の頭痛や肩こりとして感じやすくなると考えられています。
毎日続く後頭部の痛みや肩こりでも、首肩の状態や姿勢が関わっていることがあります。その場をほぐすだけでなく、姿勢や首肩の負担を見直すことが役立つと考えられています。
稲毛田 和磨毎日頭が痛いと、仕事にも集中しづらくてつらいですよね。どんな姿勢や場面で強まるかを一緒に確かめて、首肩の負担を手技や鍼施術もあわせて見直していきます。無理のない範囲で進めましょう。
こんな方に気になりやすい(セルフチェック)
次のような項目に心当たりが多い方は、首肩の緊張による頭痛が気になりやすい傾向があると言われています。当てはまること自体が異常を意味するわけではありません。
- デスクワークの疲労で毎日のように頭が痛む
- 後頭部や頭全体が締めつけられる感じがある
- 肩こりや首の後ろの張りを伴う
- 頭が前に出た姿勢・猫背になりやすい
ご自宅でできる工夫
日常でできる工夫として、次のようなことが知られています。
- 長く同じ姿勢が続いたら、首肩を軽く動かして休憩をはさむ
- 画面の高さを上げるなど、頭が前に出にくい環境に整える
- 肩甲骨を寄せる・回すなど、肩まわりをゆっくり動かす
急に出たこれまでにない激しい頭痛、手足のしびれや言葉の出にくさを伴うときは、ただちに医療機関を受診してください。
こんなときは医療機関へ
首肩の緊張による頭痛の多くは負担の調整で和らいでいくと言われていますが、次のような場合は、自己判断せず早めに医療機関を受診してください。
- 突然の激しい頭痛、これまで経験のない強い頭痛
- 手足のしびれ・力の入りにくさ、ろれつが回りにくい
- 発熱や首の強いこわばりを伴う
- 頭痛が日ごとに強くなる、いつもと様子が違う
よくある質問
毎日頭が痛いのですが、ケアしてよいですか?
急に出た激しい頭痛などの危険なサインがないことが前提ですが、首肩の緊張や姿勢が関わる頭痛もあると言われています。心配なときは医療機関の判断を踏まえたうえで、首肩のケアを併せていく考え方があります。
鍼はどんなときに使うのですか?
首肩の筋肉の緊張に対して、手技や運動とあわせて選択肢の一つとして用いることがあります。ご希望や体の状態に合わせてご提案します。
デスクワークが多いのですが、どう過ごせばよいですか?
同じ姿勢が続くと首肩に負担が集まりやすいと言われています。こまめに動いて姿勢を変えることや、画面の高さを整えることが役立つとされています。
稲毛田 和磨毎日の頭痛は我慢して付き合っている方が多い症状です。出やすい姿勢をたどって、手技と鍼施術、セルフケアを組み合わせながら、楽に過ごせる時間を増やしていけたらと思います。
この症状について、担当者と複数のスタッフで臨床的に検討したカンファレンス記事もあります。評価の進め方や考え方の詳細はこちらをご覧ください。
施術担当者

経歴
症例レポートは、改善した例だけでなく、そうでなかった例も含めて結果を選ばず掲載しています。




















毎日続く後頭部の痛みや肩こりでも、首肩の状態や姿勢が関わっていることがあります。この方も姿勢の負担をたどりながら、手技と鍼施術を組み合わせて進めた症例です。