年末年始に急に出た腰の痛みが施術を経て楽になった例(30代男性)
主訴
2026年1月3日、腰の痛みでご来院されました。3日前、年末からの痛みで、立っているだけでも痛みが強く、日常生活にも支障が出ている状態でした。
当院の評価
患者様への説明
動きの検査では、立った姿勢で体を反らす動きと、横に倒す動きで腰に痛みが誘発されました。お尻の筋肉(中殿筋の後部)の働きが弱まっており、股関節まわりの筋肉の硬さのぶんを腰の動きで補って、腰に負担が集まっていると考えました。
日常動作・解剖学的動診
【日常動作】立っているだけでも強い腰の痛み(年末から) 【検査】立位での後屈・側屈動作で腰部に疼痛誘発
身体機能評価
股関節周囲の筋の硬さ/中殿筋後部の筋力低下
判断
股関節まわりの筋肉の硬さと、お尻の支える筋肉(中殿筋後部)の働きの弱まりで、反らす・横に倒す動きを腰が代わりに引き受け、腰へ負担が集まっていたことが主な要因と考えられます。
施術の様子
患者様への説明
硬さのあった股関節まわりの筋肉をゆるめて動きを出しやすくし、働きの弱まっていたお尻の筋肉はトレーニングで支える力を育てる方針で進めました。あわせて、痛みをやわらげる目的で物理療法を行いました。
専門的内容
【手技療法】中殿筋前部・大腿筋膜張筋・内転筋・腸腰筋・大腿直筋のリラクゼーション/【運動療法】中殿筋後部のトレーニング/【物理療法】疼痛抑制を目的に実施
施術の経過
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初期
初回の施術で痛みが軽くなり、立っているだけでも出ていた痛みはなくなりました。
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中期
5回目には、動作時の痛みもなくなりました。
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後期
現在は症状なく、再発予防のメンテナンスとして通院を続けられています。
料金・通院目安
料金の目安
初回料金
施術 3,740円
2回目以降の料金
施術 7,480円+物理療法 990円
通院の目安
施術回数
全5回
施術期間
再発予防のメンテナンスとして通院継続中
ここでは、この症例の記録とは別に、「年末年始や連休のあいだに、急に出てきた腰の痛み」という状態について、一般的な見方やご自宅でのヒント、医療機関へ相談する目安を順にたどります。
どうして休みの時期に腰を痛めやすいの?
年末年始や連休は、大掃除・長時間の運転・座りっぱなしの団らんなど、普段と違う姿勢や動作が続き、体を動かすリズムも崩れやすい時期と言われています。股関節まわりの筋肉が硬く、支える筋肉の働きが弱まっている方では、こうした負担の変化をきっかけに、腰の痛みが急にあらわれることがあると考えられています。
休みの時期の急な腰痛でも、どの動きで痛みが出るか、股関節が動きを分担できているかを確かめることが、進め方を考えるうえで役立つと言われています。
伊藤 聡史年末年始は「休み明けまで我慢しよう」と様子を見てしまいがちですが、立っているだけでも痛いような状態は、早めに状態を確かめることをおすすめします。この症例の方も1月3日にご来院され、初回から立っているときの痛みが落ち着きました。
こんな方に気になりやすい(セルフチェック)
次のような項目に心当たりが多い方は、負担が集まりやすい傾向があると言われています。当てはまること自体が異常を意味するわけではありません。
- 連休や年末年始に急に腰が痛くなった
- 立っているだけでも腰がつらい
- 体を反らす・横に倒すと痛みが出る
- 大掃除や長時間の運転など、普段と違う動きをした
ご自宅でできる工夫
痛みが和らいできたら、一般的なセルフケアとして次のような工夫が知られています。
- 痛みが強い時期は、反らす・ひねるなどの痛む動きを無理にくり返さない
- 長く立ち続けず、こまめに座る・歩くを切り替える
- 痛みが落ち着いてきたら、股関節まわりを軽く伸ばすストレッチを痛みのない範囲で行う
痛みやしびれが強いとき、力が入りにくいときは無理に行わず中止し、医療機関にご相談ください。
こんなときは医療機関へ
多くは時間とともに和らいでいくと言われていますが、次のような場合は、自己判断せず早めに医療機関を受診してください。
- 脚のしびれや力の入りにくさを伴う
- 安静にしていても痛みが強まり続けている
- 排尿・排便のコントロールがしづらい
- 発熱や、転倒・強くぶつけたあとの痛みを伴う
よくある質問
休みの時期の急な痛みは、休み明けまで待つべきですか?
様子を見るかどうか迷う場合も、立っているだけでも痛いような強い症状は早めの相談をおすすめします。この症例の方は年始のご来院でしたが、初回の施術で立っているときの痛みが落ち着きました。営業日はサイトのお知らせでご確認ください。
急な腰の痛みは安静にしたほうがよいのですか?
強い痛みの時期に無理は禁物ですが、動ける範囲で日常を続けたほうが経過がよいことも多いと言われています。この症例では、動きの検査で痛みの引き金を確かめたうえで、施術とお尻のトレーニングを組み合わせて進めました。
痛みがなくなったのに通院を続けるのはなぜですか?
この方の場合、痛みの背景に股関節まわりの硬さと支える筋肉の弱まりがありました。痛みが落ち着いたあとも要因側を変えていくことで、次の連休や繁忙期に再発しにくい状態を目指しています。
伊藤 聡史休みの時期の急な痛みは、タイミングの悪さも重なってつらいものです。連休のたびに腰が心配、という方も、要因側から一緒に変えていきましょう。
この症状について、担当者と複数のスタッフで臨床的に検討したカンファレンス記事もあります。評価の進め方や考え方の詳細はこちらをご覧ください。
施術担当者

経歴
症例レポートは、改善した例だけでなく、そうでなかった例も含めて結果を選ばず掲載しています。









年末年始は、大掃除や帰省の運転、長い休みで生活のリズムが変わる時期です。この方も年末に急に痛みが出て、休み明けを待たずにご来院されました。立っているだけでも痛い状態は不安が大きいものですが、動きの検査で「反らす・横に倒す」という引き金がつかめたことで、初回から立位の痛みが落ち着き、全5回で動作時の痛みもなくなりました。急な痛みほど、早めに状態を確かめることが近道になります。