年末にギックリ腰をきっかけに続いた腰痛が和らいだ施術事例
主訴
年末から続く腰痛、特に前傾姿勢、座位が続くと症状が悪化し、満足に掃除が出来ずまたぎっくり腰なるのではないかという不安がありました。元々通っていた一人整骨院が通えなくなり、整骨院を探していた。
当院の評価
患者様への説明
腰が悪いのではなく、股関節周りの動きが悪く、股関節が動かなくなり腰に負担がかかっている可能性があります。またお尻の筋肉の筋力低下もあるのでトレーニングも必要です。
日常動作・解剖学的動診
【日常動作】 座位 前傾姿勢 【解剖学的動診】 屈曲で症状誘発
身体機能評価
股関節の屈曲制限 大臀筋の筋力低下 長時間座位による姿勢の崩れ
判断
股関節の連動性低下が腰部へ過剰な負担をかけていることが主な原因である可能性があると判断しました。
施術の様子
患者様への説明
この方は、股関節の動きの悪さとお尻の筋力低下から、前傾や座位が続くと腰に負担が集中していました。股関節の可動域を広げ、大臀筋を使えるようにして、座っていても腰に負担が偏りにくい状態を目指しました。
専門的内容
【手技療法】 股関節可動域向上の手技 【運動療法】 大臀筋トレーニング 【セルフケア指導】 ハムストリングスのストレッチ
施術の経過
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初期
1回〜2回 施術後は良くなるものの、1、2日経つと症状が戻ってしまう状態がありました。ですがこちらが提案した計画に沿って来院していただいたおかげで少しずつ症状がいい方向に変化していきました
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中期
3回〜7回 長時間の座位による痛みがありましたが、徐々に減ってきて楽になってきました。
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後期
長時間の座位による痛みが徐々に減り、落ち着いてきています。掃除や家事で前かがみが多い方のため、再発予防として股関節の柔軟性と臀部の筋力づくりを続けています。
料金・通院目安
料金の目安
初回料金
施術 3,740円
2回目以降の料金
施術 5,940円
通院の目安
施術回数
11〜17回
施術期間
約4〜6ヶ月
ここでは、この症例の記録とは別に、「座位や前傾姿勢が続くと腰が痛む」という状態について、一般的な見方やご自宅でのヒント、医療機関へ相談する目安を確認します。
座り姿勢が続くとどうして腰がつらくなるの?
座る時間や前かがみの時間が長くなると、腰そのものだけでなく、股関節まわりの硬さやお腹・お尻の筋肉の使い方が、腰にかかる負担と関係すると言われています。画像の検査で大きな異常が確認されない場合でも、こうした体の使い方のアンバランスが、座っているときの腰の重さや痛みの背景となっている可能性が考えられます。
座っているあいだの腰の痛みには、腰そのものに加え、股関節の硬さやお腹・お尻の筋力が影響していることがあります。腰の周りまで含めてみていくことが大切だと言われています。
大畑 維吹腰に加えて股関節やお尻の使い方も一緒に調べると、負担の出どころがはっきりしてくることがあります。腰の痛みだからといって、原因が必ず腰にあるわけではないんです。
こんな方に気になりやすい(セルフチェック)
次のような項目に心当たりが多い方は、負担が気になりやすい傾向があると言われています。当てはまること自体が異常を意味するわけではありません。
- デスクワークなどで、1日に長く座っている
- 座っていると、だんだん腰が重く・痛くなってくる
- 立ち上がるときに腰が伸びにくい、いったん止まってしまう
- お尻や太ももの裏が硬い感じがする
- 反り腰気味だと言われたことがある
ご自宅でできる工夫
一般的なセルフケアとして、次のような工夫が知られています。
- 30分〜1時間に一度は立ち上がり、姿勢を変える
- 椅子に深く座り、骨盤を立てるように意識する
- 股関節やお尻まわりを軽く動かす・ストレッチする
痛みやしびれが強いとき、力が入りにくいときは無理に行わず中止し、医療機関にご相談ください。
こんなときは医療機関へ
腰の症状の多くは時間とともに和らいでいくと言われていますが、次のような場合は、自己判断せず早めに医療機関を受診してください。
- 脚のしびれや、力が入りにくい感じがある
- 排尿・排便のしにくさなど、いつもと違う変化がある
- 安静にしていても強く痛む、夜間に痛みで目が覚める
- 発熱を伴う、または転倒など強くぶつけた後の痛み
よくある質問
座ると痛むなら、なるべく座らずに過ごすほうがいいのでしょうか?
一般には、同じ姿勢を長く続けることこそが腰の負担になりやすいと言われています。座らないよう頑張るより、立つ・姿勢を変えるをこまめに挟む工夫のほうが続けやすく現実的とされています。痛みが強い場合は医療機関にご相談ください。
なぜ腰の痛みで股関節やお尻の状態まで確かめるのですか?
腰の負担は、腰そのものだけでなく、周囲の関節や筋肉の動きとつながっている場合があると言われています。その関係で、腰以外の部位の状態も併せて確かめることがあります。
痛みが落ち着いてから、気をつけたいことはありますか?
再発を防ぐには、座り方や立ち上がり方の見直しと、こまめに体を動かす習慣が役立つと言われています。
大畑 維吹つらい腰の痛みも、原因を突き止めていくと変わっていくことがあります。我慢して長引かせてしまう前に、気になるときは無理せず一度ご相談くださいね。
この症状について、担当者と複数のスタッフで臨床的に検討したカンファレンス記事もあります。評価の進め方や考え方の詳細はこちらをご覧ください。
施術担当者

経歴
症例レポートは、改善した例だけでなく、そうでなかった例も含めて結果を選ばず掲載しています。






前傾や座位が続くと悪化する腰の痛みは、股関節の動きの悪さとお尻の弱さが背景にあることがあります。この方も股関節が動きにくく、腰に負担が偏っていました。可動域と筋力を順に整えられたことが変化につながった症例です。