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脊柱管狭窄症

立ち仕事での足のしびれが施術を経て楽になった例

立ち仕事での足のしびれが施術を経て楽になった例

主訴

殿部~下肢の痛み、しびれ
患者様: 男性 (50代)
来院日: 2022年09月

※長時間の立位の際に痛みが出現し来院 ・発症時期:R5/8月 ・悪化する動作や場面:立位、長時間の歩行 ・日常生活で困っていたこと:仕事中に立っていることが多く、症状が出現すると仕事に支障が出る ・これまでの対処:しゃがむ、体を前屈させる

当院の評価

患者様への説明

立っている際に骨盤前方変位姿勢となっており、相対的に腰椎が伸展、腰椎の継続的な伸展で脊柱管内圧が上昇し下肢にしびれや痛みが出現している状態

日常動作・解剖学的動診

立位の継続、長時間の歩行/伸展、側屈

身体機能評価

・可動域制限 股関節の伸展制限 ・筋出力低下(筋延長を含む) 腹斜筋、中殿筋 ・姿勢や代償 骨盤前方変位

判断

股関節の可動域の低下を腰椎で代償することにより症状が出現、股関節屈筋群の硬さと、体幹を安定させる腹斜筋の筋力低下が原因であると判断

施術の様子

患者様への説明

この方は、立っているときに骨盤が前に出て腰が反る姿勢になり、脊柱管への負担が高まって脚にしびれが出ていました。股関節の前側をゆるめ、お腹・お尻を使えるようにして、立位での腰の反りを抑える方針で進めました。

専門的内容

股関節屈筋群のストレッチ、押圧 中殿筋、腹斜筋のトレーニング 神経モビライゼーションのスライダーを初期は行い、神経の滑走性、絞扼部位での癒着を改善

施術の経過

初期

(1回~3回) NRS5、歩行時や長時間の立位の痛みがやや改善

中期

(4回~6回) NRS1、症状ほぼほぼ感じられなくなり、治療間隔を開け経過観察

後期

長時間の立位や歩行での脚のしびれが落ち着いてきています。立ち仕事の方のため、再発予防として姿勢づくりと体幹の筋力づくりを続けています。

日髙 祥吾
日髙 祥吾

立っていると出る脚のしびれは、骨盤が前に出て腰が反り、脊柱管に負担がかかることが背景にあることがあります。この方も立位姿勢が影響していました。姿勢を整え負担を減らせたことが変化につながった症例です。

料金・通院目安

料金の目安

初回料金

施術 5,236円

2回目以降の料金

施術 7,480円

通院の目安

施術回数

10回

施術期間

3ヶ月

※料金は、施術内容やご提案(物理療法・テーピング・鍼灸など)によって幅があり、掲載している金額は施術当時の実額です。現在の基本料金の考え方は 料金のご案内 をご覧ください。
この症状について 立ち仕事で出るお尻から脚のしびれの原因とセルフケア

ここでは、この症例の記録とは別に、「立ち仕事をしているとお尻から脚にしびれが出る」という状態について、一般的な見方やご自宅でのヒント、医療機関へ相談する目安を見ていきます。

お尻から脚へ広がるしびれ・痛みの背景には何がある?

太ももやふくらはぎまで届くお尻からの痛み・しびれは、腰やお尻まわりの神経の通り道に負担が集中することと関わりがあると言われています。腰を反りすぎる姿勢やお尻の奥の筋肉の硬さ・股関節の動きが影響していると考えられることもあり、痛みを感じる場所と原因の場所が異なるケースもあるとされています。

ここがポイント

お尻から脚に出る症状では、腰とあわせて、お尻の奥の筋肉や股関節の動きが関与していることがあります。しびれの強さや範囲を手がかりに、負担の出どころを確かめていくことが大切だと考えられています。

日髙 祥吾日髙 祥吾

脚のしびれは不安が大きいと思います。痛みの中心が腰かお尻か、どの動作で強まるかを一つずつ確かめると、負担の出どころが浮かんでくることがあります。しびれの移り変わりは丁寧に追っていきます。

こんな方に気になりやすい(セルフチェック)

次のような項目に心当たりが多い方は、負担が気になりやすい傾向があると言われています。当てはまること自体が異常を意味するわけではありません。

  • お尻から太もも・ふくらはぎへ痛みやしびれが及ぶ
  • 座る時間が長いときや前かがみで強くなる
  • お尻の奥の硬さや、押したときに響く感覚がある
  • 片側の脚に症状が偏りやすい

ご自宅でできる工夫

ご自宅で試しやすい一般的な工夫として、次のようなものが知られています。

  • 症状が強くなる姿勢を一時的に避ける
  • お尻や股関節まわりをゆっくり動かす・ストレッチする
  • 長時間同じ姿勢を続けず、こまめに体勢を変える

痛みやしびれが強いとき、力が入りにくいときは無理に行わず中止し、医療機関にご相談ください。

こんなときは医療機関へ

お尻や脚の症状の多くは時間とともに和らいでいくと言われていますが、次のような場合は、自己判断せず早めに医療機関を受診してください。

  • 脚に力が入りにくい、つまずきやすくなった
  • 両脚にしびれが広がる、症状が急に強くなった
  • 排尿・排便のしにくさなど、いつもと違う変化がある
  • 安静にしていても強く痛む、夜間に痛みで目が覚める

よくある質問

しびれがあるうちは、体を動かさない方がよいのでしょうか?

一般的には、じっとしすぎるより症状が強くならない程度に体を動かす方がよいと言われています。ただし力が入りにくい、しびれが広がるといった場合は医療機関にご相談ください。

腰以外に、お尻や股関節も見るのはなぜでしょうか?

お尻から脚の症状では、お尻の奥にある神経の通り道の筋肉や、股関節の状態が関与している場合があると言われています。そこで、痛む場所とその周辺をセットで見るようにしています。

しびれが落ち着くまでには時間が必要なのでしょうか?

しびれは痛みに比べ、変化が出てくるまでに時間がかかる場合があるとされています。気になる変化があれば早めにご相談ください。

日髙 祥吾日髙 祥吾

お尻や脚のしびれは長引くと不安になりますよね。どこへ負担がかかっているのかがわかってくると、見通しも立ちやすくなります。気になるときは無理せずご相談ください。

症例をさらに詳しく

この症状について、担当者と複数のスタッフで臨床的に検討したカンファレンス記事もあります。評価の進め方や考え方の詳細はこちらをご覧ください。

お尻から足のしびれ、原因は股関節と腰の反りすぎか。症例をスタッフで検討

施術担当者

日髙 祥吾
とんとん整骨院 東武練馬店

経歴

鹿児島県出身。学生時代はソフトボール・野球・ラグビーに取り組み、ケガに悩んだ経験から治療家の道へ。専門学校卒業後は千葉県の整形外科で4年間勤務し、現在は痛みによる悩みや不安の解消を目指し、患者様と真剣に向き合っている。
監修:瀬谷崎 将也(とんとん整骨院 代表・柔道整復師)
症例の掲載方針

症例レポートは、改善した例だけでなく、そうでなかった例も含めて結果を選ばず掲載しています。

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