左腕のしびれと背中の痛みが施術を経て楽になった例(40代男性)
主訴
2025年2月、左腕のしびれと左背中の痛みを主訴にご来院されました。自転車に乗っていると症状が強まる状態でした。
当院の評価
患者様への説明
首を後ろに反らす・左に回す・左に倒す動きで可動域の低下と痛みがみられました。頭が前に出た姿勢が続くことで、首に負担が集中し、腕のしびれにつながっていた可能性があります。
日常動作・解剖学的動診
【日常動作】自転車で症状が増悪 【検査】頸部の伸展・左回旋・左側屈で可動域低下と痛み
身体機能評価
頭部前方位姿勢/肩甲骨外転位
判断
頭部前方位と肩甲骨が外に開いた姿勢が、首への負担と腕のしびれにつながっていた主な要因と考えられます。
施術の様子
患者様への説明
この方は、頭が前に出て肩甲骨が開いた姿勢が負担の中心でした。胸や首まわりの筋肉をゆるめ(首には鍼も併用)、肩甲骨を支えられるようにして、首への負担を減らす方針で進めました。
専門的内容
【手技療法】頭部前方位・肩甲骨外転位へのアプローチ/【鍼】頸部への刺鍼
施術の経過
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初期
1〜3回。自転車に乗っても痛みが出にくくなってきました。
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中期
5回目にはくしゃみによる痛みが出なくなり、8回目には自覚症状がほぼない状態になりました。
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後期
現在は月1回のメンテナンスを続けています。姿勢の負担がかかりやすい方のため、再発予防として姿勢づくりと肩甲骨まわりのケアを続けています。
料金・通院目安
料金の目安
初回料金
施術 3,740円
2回目以降の料金
施術 7,480円
通院の目安
施術回数
約12回
施術期間
約4〜5ヶ月
腕のしびれと背中の痛みの原因とセルフケア
ここでは、この症例の記録とは別に、「左腕のしびれと左背中の痛みがある」という状態について、一般的な見方やご自宅でのヒント、医療機関へ相談する目安を見ていきます。
首から腕にかけての痛み・しびれはどうして起こる?
首を起点に肩や腕、手にかけて出る痛み・しびれは、首の神経の通り道や、鎖骨・肩まわりのコンディションが関係していると言われることがあります。うつむく姿勢のほか肩甲骨まわりの動きの少なさが背景となることも考えられています。しびれの場合、原因のある場所と出ている場所がずれることもあるとされています。
腕のしびれでは、腕そのものより首や鎖骨・肩まわりの状態が関与していることがあります。強まる姿勢や動きをみながら、負担の出どころを一つずつ確かめることが大切だと考えられています。
稲毛田 和磨腕のしびれは不安が大きいと思います。腕そのものより首や肩、鎖骨のまわりが関係する場合もあり、強くなる姿勢を手がかりに調べます。しびれの変化は時間をかけて丁寧に追います。
こんな方に気になりやすい(セルフチェック)
次のような項目に心当たりが多い方は、負担が気になりやすい傾向があると言われています。当てはまること自体が異常を意味するわけではありません。
- 痛みやしびれが首から腕、手先にかけてある
- 症状の強さが姿勢や腕の位置で変わる
- うつむく時間が長い(デスクワークやスマホ)
- 肩甲骨まわりが硬く、動きが小さい感じがする
ご自宅でできる工夫
一般的なセルフケアの工夫として、次のものが知られています。
- 症状が強くなる姿勢を一時的に避ける
- 肩甲骨を寄せる・回すように軽く動かす
- 画面の高さを上げ、うつむきすぎない環境にする
痛みやしびれが強いとき、力が入りにくいときは無理に行わず中止し、医療機関にご相談ください。
こんなときは医療機関へ
腕のしびれは付き合い方の工夫で和らぐこともありますが、次のような場合は、自己判断せず早めに医療機関を受診してください。
- 手や腕に力が入りにくい、細かい作業がしにくくなった
- しびれの範囲が広がる、両腕に出てきた
- 歩きにくさやふらつきなど、脚にも症状が出てきた
- 安静にしていても強く痛む、急に強くなった痛み
よくある質問
原因は、しびれの出ている腕にあるものなのですか?
腕が原因とは限らず、首や鎖骨・肩まわりの状態が関わっていることもあると言われています。症状の出る腕のほか、首や肩もあわせて調べていきます。
しびれがある間、安静を優先した方がよいのでしょうか?
症状が強くならない範囲で動くことが役立つと言われることもありますが、力の入りにくさや範囲の広がりがあるときは医療機関にご相談ください。
しびれが和らぐまでに時間がかかるというのは本当ですか?
しびれは変化がわかるまでに、痛みより長くかかることがあると言われています。気になる変化があれば早めにご相談ください。
稲毛田 和磨首から腕のしびれは長引くと不安になりますよね。どこに負担がかかっているのかをたどっていくと、見通しが立ちやすくなります。気になるときは無理せずご相談ください。
この症状について、担当者と複数のスタッフで臨床的に検討したカンファレンス記事もあります。評価の進め方や考え方の詳細はこちらをご覧ください。
施術担当者

経歴
症例レポートは、改善した例だけでなく、そうでなかった例も含めて結果を選ばず掲載しています。










腕のしびれは、首から出る神経への負担が背景にあることがあります。この方も頭部前方位と肩甲骨の開きが首への負担につながっていました。姿勢と肩甲骨を整え、首への負担を減らせたことが変化につながった症例です。