全身の疲れが抜けない首肩のこりに刺激を弱めた鍼灸を続けて目覚めが変わってきた例(30代女性)
主訴
2026年5月、首や肩のこりと全身の疲れでご来院されました。こりに伴って頭痛が出ることもたまにあり、疲れが抜けにくい状態が続いていました。
当院の評価
患者様への説明
お体を動かしながら確かめたところ、首から肩にかけての筋肉の緊張が強く、こりに伴う頭痛がときどき出ているとのことでした。首肩の血のめぐりの悪さに加えて、全身の疲れの積み重ねが影響していると考えました。
日常動作・解剖学的動診
【日常】首肩のこりと全身の疲労感が続く/こりに伴う頭痛がたまに出る 【所見】頸肩部の筋緊張が強い
身体機能評価
頸肩部の筋緊張/頸肩部の血行不良/全身の疲労蓄積
判断
首肩の血行不良に加え、全身の疲労の蓄積が首肩のこりと頭痛に影響していると考えました。疲れがたまっている状態のため、刺激量は全体的に弱めに設定して進める方針としました。
施術の様子
患者様への説明
首の後ろ、髪の生えぎわのあたりにある筋肉(後頭下筋群)を中心に、首から肩にかけての硬くなっている部分へ鍼とお灸を行いました。全身の疲れがたまっている状態だったため、鍼の刺激は全体的に弱めにして進めました。
専門的内容
【鍼・灸】後頭下筋群を中心とした頸肩部の硬結部への刺鍼と施灸/刺激量は全体的に弱めに設定
施術の経過
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初期
施術のあとは疲労感が抜けた感覚があり、その感覚が2週間ほど続いたとのことでした。
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中期
回数を重ねるなかで、以前より朝の目覚めが良くなっているとのことです。
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後期
3週に1回のペースで3か月続けたあと、現在は月1回のペースで継続されています。
料金・通院目安
料金の目安
初回料金
5,500円
2回目以降の料金
9,900円
通院の目安
施術回数
3週に1回で3か月(約4回)を経て、月1回ペースで継続中
施術期間
3週に1回のペースで3か月続けたのち、月1回ペースで継続中
ここでは、この症例の記録とは別に、「全身の疲れを伴い、頭痛が出ることもある首肩のこり」という状態について、一般的な見方やご自宅でのヒント、医療機関へ相談する目安を順にたどります。
どうして疲れがたまると首肩のこりが強まるの?
首の後ろの髪の生えぎわには、頭を支えて細かく動かす小さな筋肉(後頭下筋群)が集まっています。疲れがたまって休息が足りない状態が続くと、首肩の筋肉の緊張がゆるみにくくなり、血のめぐりも滞りやすくなると言われています。この筋肉の緊張が、後頭部から側頭部にかけての頭痛につながることもあると考えられています。忙しさで睡眠が削られている時期ほど、こりと疲れが互いに強め合いやすくなります。
疲れを伴う首肩のこりでは、こりの場所だけでなく、休息が足りているか、刺激の強さがその日の体調に合っているかをあわせて考えることが役立つと言われています。
横田 未帆疲れがたまっているときほど「強く押してほしい」と感じる方もいらっしゃいますが、こもれびでは、その日のお体の状態に合わせて刺激の強さを決めています。弱めの刺激でも、施術後の抜け感や朝の目覚めがどう変わるかを一緒に確かめながら、通う間隔をご相談しています。
こんな方に気になりやすい(セルフチェック)
次のような項目に心当たりが多い方は、首肩のこりと疲れが重なりやすい傾向があると言われています。当てはまること自体が異常を意味するわけではありません。
- 首肩のこりと一緒に、全身の疲れが抜けにくい
- こりが強まると頭痛が出ることがある
- 朝起きたときにすっきりしない日が多い
- 忙しさで睡眠時間が削られている
- 強めのマッサージのあとに、かえってだるさが出たことがある
ご自宅でできる工夫
こりと疲れをためにくくする工夫として、次のようなことが知られています。
- 首の後ろから肩にかけてを、蒸しタオルなどで温める
- 寝る前に、首をゆっくり左右へ倒して後ろの筋肉をゆるめる
- 休める日は睡眠を優先し、画面を見る時間を短くする
頭痛が急に強まったときや、しびれなど今までと違う症状が出たときは無理をせず、医療機関にご相談ください。
こんなときは医療機関へ
こりや頭痛の背景に、医療機関での確認が必要な病気が隠れていることもあります。次のような場合は、自己判断せず早めに医療機関を受診してください。
- 今まで経験したことのない強い頭痛が突然出た
- 頭痛に発熱や吐き気、首の硬さを伴う
- 腕や手のしびれ、力の入りにくさを伴う
- 疲れとともに体重の減少や食欲の低下が続いている
- 休んでも疲れが何週間も抜けない
よくある質問
鍼の刺激を弱めにしたのはなぜですか?
この症例では、首肩のこりに全身の疲れが重なっていました。疲れがたまっているときに強い刺激を入れると、かえってだるさが出ることもあるため、刺激量を全体的に弱めに設定しました。刺激の強さは体調に合わせて調整しており、感じ方には個人差があります。
どのくらいのペースで通われましたか?
この症例の方は、3週に1回のペースで3か月続けたあと、現在は月1回のペースで続けられています。施術後に疲労感が抜けた感覚が2週間ほど続いたことを目安に、間隔をご相談して決めました。
こりに伴う頭痛にも鍼灸は関わりますか?
この症例では、首の後ろの筋肉(後頭下筋群)を中心に硬くなっている部分へ鍼とお灸を行いました。頭痛そのものを直接動かすのではなく、首肩の緊張と血のめぐりを整えることを目指しています。経過には個人差があり、頭痛が強い場合や急に変わった場合は医療機関へのご相談も大切です。
横田 未帆首肩のこりと疲れは、どちらかだけを追っても抜けにくいものです。休息と施術の両方から、朝の目覚めが少しずつ変わっていくのを一緒に確かめていきましょう。
この症状について、とんとん整骨院のスタッフが臨床的に検討したカンファレンス記事もあります。評価の進め方や考え方の詳細はこちらをご覧ください。
施術担当者

経歴
症例レポートは、改善した例だけでなく、そうでなかった例も含めて結果を選ばず掲載しています。









首肩のこりだけでなく、全身の疲れが重なっている方でした。疲れがたまっているときに強い刺激を入れると、かえってだるさが出ることもあるため、この方には刺激を弱めに設定して進めました。施術後に疲労感が抜けた感覚が2週間ほど続いたこと、朝の目覚めが変わってきたことを手がかりに、通う間隔を3週に1回から月1回へと広げています。