朝の一歩がつらかった足裏の痛みが施術を経て落ち着いた例
主訴
2~3年前から 朝起床時の一歩目の痛み 長時間歩行後の痛み
当院の評価
患者様への説明
足関節の背屈制限が強くみられ、特にふくらはぎ〜アキレス腱周囲の柔軟性低下が顕著でした。 また、片脚立位での不安定性や足部アーチ機能の低下も確認され、歩行時に足底へ負担が集中しやすい状態となっていました。 加えて、股関節・体幹周囲の筋出力低下もみられ、下肢全体で衝撃を分散できず、足裏へ過剰な負担がかかっている状態でした。
日常動作・解剖学的動診
【日常動作】 朝起床時の一歩目の痛み 長時間歩行後の痛み 長時間座った後の歩き始めで痛み 【解剖学的動診】 しゃがんだ時の足底のつっぱり感 地面を歩いた際のかかとの痛み
身体機能評価
足関節の背屈制限 足部の内在筋の筋力低下 長時間座位による姿勢の崩れ
判断
足関節の可動域制限やふくらはぎの柔軟性低下によって足裏へ負担が集中している 股関節・体幹の連動性低下により、歩行時の衝撃を分散できず足底筋膜へ過剰なストレスが加わっていることが主な原因である可能性があると判断しました。
施術の様子
患者様への説明
この方は、足首の動きの硬さ(背屈制限)とふくらはぎ〜アキレス腱の硬さ、足裏の筋力低下が重なり、足裏に負担が集中していました。足裏やふくらはぎをゆるめ、足首の動きと足裏の筋肉を整えて負担を減らす方針で進めました。
専門的内容
【手技療法】 足底筋膜・下腿三頭筋への手技療法 足関節の可動域改善モビライゼーション 【運動療法】 足部内在筋トレーニング 【物理療法】 電気療法(ハイボルト) 【セルフケア指導】 自宅での腓腹筋ストレッチ
施術の経過
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初期
1回〜5回 起床時に足をついた際の症状が減少した。 長時間の歩行でも痛みがでにくくなった。
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中期
6回〜10回 ほぼ気にならない状態になった。 痛みというよりかは、足の硬さやだるさが多少残る状態
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後期
朝の一歩目や長時間歩行後の足裏の痛みが落ち着いてきています。歩行や立ち姿勢の多い方のため、再発予防として足首の柔軟性と足裏の筋力づくりを続けています。
料金・通院目安
料金の目安
初回料金
施術 3,740円 + 電気治療 1,650円
2回目以降の料金
施術 7,480円 + 電気治療 990円
通院の目安
施術回数
4〜12回
施術期間
約1〜3ヶ月
ここでは、この症例の記録とは別に、「朝起きた一歩目や長時間歩行後に足裏が痛む」という状態について、一般的な見方やご自宅でのヒント、医療機関へ相談する目安を確認します。
朝の一歩目にかかとや足裏が痛むのはなぜ?
朝起きて歩き出す一歩目や、長く歩いた後のかかと・足裏の痛みは、足裏の組織や、足首・ふくらはぎの硬さが関係していると言われています。立ち仕事や歩く時間が長い方に出やすく、足にかかる負担の積み重ねが背景になることもあると考えられています。
足裏・かかとの痛みは、足裏だけでなく、足首やふくらはぎの硬さ、体重のかかり方と関わっていることがあります。足だけでなく、脚全体の使い方を見直すことが役立つと考えられています。
杉生 真悟朝の一歩目が痛いと、一日の始まりがつらいですよね。足裏だけでなく、足首やふくらはぎの硬さ、体重のかかり方まで含めて確認すると、負担の出どころが見えてくることがあります。
こんな方に気になりやすい(セルフチェック)
次のような項目に心当たりが多い方は、負担が気になりやすい傾向があると言われています。当てはまること自体が異常を意味するわけではありません。
- 朝の一歩目や、休んだ後の歩き始めにかかと・足裏が痛む
- 立ち仕事や長時間の歩行が多い
- 足首やふくらはぎが硬い感じがする
- 合わない靴やすり減った靴を履いていることが多い
ご自宅でできる工夫
一般的なセルフケアとして、次のような工夫が知られています。
- 足首やふくらはぎをゆっくり伸ばす・動かす
- 足裏をやさしくほぐす
- クッション性のある靴を選び、すり減った靴を見直す
痛みやしびれが強いとき、力が入りにくいときは無理に行わず中止し、医療機関にご相談ください。
こんなときは医療機関へ
足裏・かかとの症状の多くは負担の見直しで和らいでいくと言われていますが、次のような場合は、自己判断せず早めに医療機関を受診してください。
- 足が大きく腫れている、熱を持っている
- 足に力が入りにくい、しびれを伴う
- 安静にしていても強く痛む、夜間に痛みで目が覚める
- 発熱を伴う、または転倒など強くぶつけた後の痛み
よくある質問
朝の一歩目が痛いのは、なぜですか?
休んでいる間に足裏の組織がこわばり、歩き出しで引き伸ばされて痛みが出やすいと言われることがあります。歩いているうちに和らぐこともあります。
歩くのは控えた方がよいですか?
一般に、無理のない範囲で体を動かすことは役立つと言われています。痛みが強いときは負担のかかる動作を一時的に控えることも大切とされています。
靴は関係しますか?
クッション性やフィット感は足裏の負担に関係すると言われることがあります。すり減った靴や合わない靴は見直すと役立つことがあります。
杉生 真悟足の痛みは毎日の一歩目から気になって、地味につらいですよね。足首やふくらはぎ、体重のかかり方を切り分けると、負担が和らぐことがあります。気になるときは無理せずご相談ください。
この症状について、担当者と複数のスタッフで臨床的に検討したカンファレンス記事もあります。評価の進め方や考え方の詳細はこちらをご覧ください。
施術担当者

経歴
症例レポートは、改善した例だけでなく、そうでなかった例も含めて結果を選ばず掲載しています。







朝の一歩目に出る足裏の痛みは、足首の硬さやふくらはぎ・足裏の状態が背景にあることがあります。この方も足首の背屈制限が影響していました。足首と足裏を整えたことが変化につながった症例です。