着替えや就寝もつらかった肩の痛みが施術を経て動かしやすくなった例
主訴
・発症時期 5月ごろから発症 ・悪化する動作や場面 就寝中や起床時に痛み、着替えるときや物を取る瞬間に痛み ・日常生活で困っていたこと 寝ているときにも常に痛みがあり、寝つきが悪い。 着替えの時のストレス ・これまでの対処 動かすのが怖かったため、あまり動かさずなるべく安静にしていた
当院の評価
患者様への説明
五十肩と説明 炎症期→拘縮期→改善していく時期へと段階的に変化していく過程が存在することを伝えた。 現在は炎症期になるため、炎症をしっかりコントロールできるように施術をしていきましょうとお伝えした。
日常動作・解剖学的動診
肩関節動作時に骨頭が前方へ移動することにより、肩関節部への負荷がかかってしまっている状態。 肩関節屈曲120°、外転90°、伸展20°すべて疼痛が出現。 肩関節外旋・内旋での疼痛もあり、結滞・結髪動作はできない。
身体機能評価
・可動域制限 ・姿勢や代償 運動の習慣はなく、長時間のデスクワークにより、肩甲骨外転位や胸椎の後湾がみられる。
判断
夜間痛や年齢、性別、発症様式やすべての動きで症状が出現していたことから凍結肩と判断。
施術の様子
患者様への説明
この方は、五十肩で炎症のある時期だったため、まずは就寝姿勢の工夫などで炎症が落ち着くようにしながら、肩関連の筋肉や肩甲骨の動きに働きかけて負担を減らす方針で進めました。
専門的内容
・就寝肢位の指導 ・広背筋などの原因外の肩関連筋 ・筋膜連結系のアプローチ ・肩甲胸郭関節のモビライゼーション ・三角筋や小胸筋、棘下筋への施術 ・ローテーターカフのトレーニング ・ハイボルトを使って疼痛抑制
施術の経過
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初期
(1回~4回) 安静時痛の改善。夜間痛や起床時に痛みがなく、常にあった肩関節の症状はほぼ感じられなくなり。
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中期
(5回~12回) 着替えるときや物を取るときなどの瞬間的な痛みが軽減され、痛みに困ることがなくなった。肩関節屈曲170°や結滞動作で多少痛みが残る。
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後期
就寝中や着替え時の肩の痛みが落ち着いてきています。段階のある症状のため、時期に合わせてケアを続けています。
料金・通院目安
料金の目安
初回料金
施術 5,500円
2回目以降の料金
施術 4,400円
通院の目安
施術回数
16回
施術期間
4ヶ月
ここでは、この症例の記録とは別に、「右肩関節が痛み、着替えや就寝でつらい」という状態について、一般的な見方やご自宅でのヒント、医療機関へ相談する目安を順にたどります。
肩が上がらない・動かすと痛むのはなぜ?
肩が上がりにくい、動かすと痛むといった症状は、肩関節そのものや、その周囲の組織の状態、肩甲骨の動きが関係していると言われています。いわゆる四十肩・五十肩のように時期によって痛みや動かしにくさが変化していくものもあり、時期に応じた付き合い方が大切とされています。
肩の症状は、肩関節だけでなく、肩甲骨や姿勢の動きが関わっていることがあります。また時期によって対応が変わると言われており、無理に動かしすぎないことも大切だと考えられています。
杉生 真悟肩が上がらないと日常が一気に不便になりますよね。肩関節だけでなく、肩甲骨の動きや姿勢まで含めて確認します。痛みの強い時期は無理に動かしすぎないことも大切なので、時期に合わせて進めていきます。
こんな方に気になりやすい(セルフチェック)
次のような項目に心当たりが多い方は、負担が気になりやすい傾向があると言われています。当てはまること自体が異常を意味するわけではありません。
- 腕を上げる・後ろに回す動作で肩が痛む
- 夜、肩が痛くて目が覚めることがある
- 着替えや髪をとかす動作がしにくい
- 肩甲骨や背中が動きにくい感じがする
ご自宅でできる工夫
一般的なセルフケアとして、次のような工夫が知られています。
- 痛みが強い時期は、痛む動作を無理に繰り返さない
- 痛みのない範囲で、肩甲骨や腕をやさしく動かす
- 肩を冷やしすぎないようにする
痛みやしびれが強いとき、力が入りにくいときは無理に行わず中止し、医療機関にご相談ください。
こんなときは医療機関へ
肩の症状は時期に応じて和らいでいくこともありますが、次のような場合は、自己判断せず早めに医療機関を受診してください。
- 転倒や強くぶつけた後に動かせなくなった
- 腕にしびれや力の入りにくさがある
- 肩が大きく腫れている、熱を持っている
- 安静にしていても強く痛む、夜間の痛みが強い
よくある質問
四十肩・五十肩は、動かした方がよいですか?
時期によると言われています。痛みの強い時期は無理に動かしすぎない方がよいとされ、落ち着いてきたら少しずつ動かすことがすすめられることがあります。
放っておけば自然に治りますか?
時間とともに和らいでいくこともあると言われていますが、動かしにくさが残ることもあります。不安があるときは医療機関にご相談ください。
肩なのに肩甲骨や姿勢を確認するのはなぜですか?
腕を上げる動きには肩関節だけでなく肩甲骨の動きも関わっていると言われています。そのため肩まわり全体をあわせて確認します。
杉生 真悟肩の痛みは夜眠れないこともあって、つらいですよね。時期に合わせて付き合い方を見直していくと、動かしやすさが変わってくることがあります。気になるときは無理せずご相談ください。
この症状について、担当者と複数のスタッフで臨床的に検討したカンファレンス記事もあります。評価の進め方や考え方の詳細はこちらをご覧ください。
この症例を担当した杉生真悟は、南浦和店(南浦和駅西口より徒歩2分)に勤務しています。さいたま市南区・浦和区・武蔵浦和エリアの方が多く来院されています。店舗の様子・初回の流れ・アクセスはこちらをご覧ください。
施術担当者

経歴
症例レポートは、改善した例だけでなく、そうでなかった例も含めて結果を選ばず掲載しています。





五十肩は、炎症期・拘縮期・改善していく時期へと段階を経て変化していくことがあります。この方は炎症期に合わせたケアから始めました。時期に応じて無理なく進められたことが変化につながった症例です。