腰の痛みが落ち着き、真っ直ぐ立てるようになった
主訴
4ヶ月から歩いたり、立っていると痛みが走る状態。それにより家事や出かけるときにいたみがでるのがお悩み。
当院の評価
患者様への説明
腰が悪いというよりも、股関節前面の筋肉の硬さとお尻の筋力低下により、腰に負担が集中している状態でした。股関節周りの筋肉が硬くなり、腰を反る動きが過剰になってしまっているため痛みが出ている可能性があります。
日常動作・解剖学的動診
【日常動作】 立位や歩行時に痛みが出る 仰向けになると痛い 【解剖学的動診】 伸展動作:左腰部に痛み 左側屈:左腰部に痛み
身体機能評価
股関節の伸展制限 臀部の筋出力低下と筋延長、腹部の筋出力低下と 大腿直筋の短縮 腰椎過伸展による代償動作
判断
股関節の伸展制限が腰部へ過剰な負担をかけている可能性があるが主な原因である可能性があると判断しました。
施術の様子
患者様への説明
この方は、股関節前面の硬さとお尻・お腹の筋力低下から、立つ・歩くときに腰を反りすぎていました。股関節前面をゆるめ、体幹・お尻を使えるようにして、立っていても腰に負担が偏りにくい状態を目指しました。
専門的内容
【手技療法】 股間節周囲筋と腰部の押圧 【運動療法】 股関節周囲筋のストレッチ 体幹・臀部のトレーニング 【鍼灸】 腰部への鍼 【セルフケア指導】 大腿直筋ストレッチ 中殿筋トレーニング
施術の経過
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初期
1回〜5回 痛みが減り、立っていられる時間が長くなりました。
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中期
5回〜20回 痛みが出るまでの時間が長くなり、買い物中にカートによりかからなくても歩けるようになってきました。
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後期
立っていられる時間が長くなり、痛みが出るまでの時間も延びてきています。家事や外出で立つ・歩く時間が長い方のため、再発予防として股関節の柔軟性と体幹の筋力づくりを続けています。
料金・通院目安
料金の目安
初回料金
施術 3,740円
2回目以降の料金
施術 7,480円
通院の目安
施術回数
20〜50回
施術期間
約6〜24ヶ月
ここでは、この症例の記録とは別に、「立位や歩行時に左腰が痛む」という状態について、一般的な見方やご自宅でのヒント、医療機関へ相談する目安を確認します。
立ったまま過ごすと腰がつらくなるのはなぜ?
立位や歩行の時間が長いと、腰の反りすぎ、そしてお尻・太もも・体幹の筋肉の使い方が腰への負担の一因になると言われています。長く残る腰の重さや張りは、一つの原因だけではなく、姿勢や日々の動作の積み重ねを背景に持つと考えられることが多いです。
立っているときの腰の負担は、腰の反りの強さやお尻・体幹で支える力とつながっていることがあります。腰まわりに加えて、立ち方・歩き方も一緒に見直すことが役立つと考えられています。
稲毛田 和磨立ち仕事の方や歩行時間の長い方では、腰の負担に腰そのものより姿勢の支え方が影響していることがあります。反りすぎた立ち方になっていないか、お尻や体幹の支えが働いているか、その観点から見ていきます。
こんな方に気になりやすい(セルフチェック)
次のような項目に心当たりが多い方は、負担が気になりやすい傾向があると言われています。当てはまること自体が異常を意味するわけではありません。
- 立ち仕事や長時間の歩行が多い
- 立っていると、だんだん腰が重く・痛くなってくる
- 腰を反らすとつらい、反り腰気味だと言われたことがある
- お尻や太ももの筋肉が硬い・弱い感じがする
- 長く続く腰の張りやだるさがある
ご自宅でできる工夫
一般的なセルフケアとして、次のような工夫が知られています。
- 同じ立ち姿勢を続けず、ときどき体重のかけ方を変える
- 骨盤を軽く立て、腰を反りすぎない姿勢を意識する
- お尻・太もも・体幹をゆっくり動かす・ストレッチする
痛みやしびれが強いとき、力が入りにくいときは無理に行わず中止し、医療機関にご相談ください。
こんなときは医療機関へ
長く続く腰の症状の多くは生活の工夫で和らいでいくと言われていますが、次のような場合は、自己判断せず早めに医療機関を受診してください。
- 脚のしびれや、力が入りにくい感じがある
- 歩いていると脚がしびれて休みたくなる
- 安静にしていても強く痛む、夜間に痛みで目が覚める
- 発熱を伴う、または急に強くなった痛み
よくある質問
長引く腰痛は、この先も変わらないのでしょうか?
長く続いた症状でも、姿勢や体の使い方をたどるうちに変化していくケースがあると言われています。年齢以外の要因に目を向けつつ、手を付けやすい工夫から見直すことが役立つとされています。
ストレッチでは変化を感じられないのはなぜでしょうか?
ストレッチが体に合っていても、日中の姿勢や立ち方による負担が上回ると、変化がわかりにくいことがあると言われています。ケアと日常動作をあわせて見直していくのが現実的とされています。
歩行はこれからも続けて大丈夫でしょうか?
一般論として、無理のない範囲での運動は腰にとってプラスに働くと言われています。歩くと脚がしびれて休みたくなる場合は、別の対応が必要なこともあるため医療機関にご相談ください。
稲毛田 和磨長く抱えてきた腰の張りも、姿勢や使い方の要素を切り分けると変わっていくことがあります。年齢のせいと諦める前に、気になるときは一度ご相談くださいね。
この症状について、担当者と複数のスタッフで臨床的に検討したカンファレンス記事もあります。評価の進め方や考え方の詳細はこちらをご覧ください。
施術担当者

経歴
症例レポートは、改善した例だけでなく、そうでなかった例も含めて結果を選ばず掲載しています。








立つ・歩くと出る腰の痛みは、股関節前面の硬さで腰を反りすぎることが背景にあることがあります。この方も股関節の硬さとお尻・お腹の弱さが負担につながっていました。順に整えられたことが変化につながった症例です。