手首の小指側が痛いのはなぜ?ドアノブやタオルを絞ると痛むときの考え方

手首の小指側、そのひねると痛む感じ

手首の小指側が痛い、ドアノブをひねる・タオルを絞ると痛む。TFCC損傷という言葉を聞いて不安になっていませんか。多くは手首を休めて使い方を工夫することで和らいでいきます。ここでは痛くなる理由・家でできること・受診の目安・よくある疑問までをまとめました。

タオルを絞る、ドアノブを回す、手をついて体を支える。そんな動きで手首の小指側がズキッと痛む。手首の小指側は、体重がかかったりひねったりする負担が集まりやすい場所です。まずは「なぜ痛むのか、どうすればいいのか」を見ていきます。

まなぶ先生まなぶ先生

「手首の小指側が痛いのは何ですか」と患者さんからよく聞かれます。

教子先生教子先生

「TFCCって手術が必要なんですよね」と不安そうに来られる方も多いですよね。

瀬谷崎瀬谷崎

手首の小指側には、ひねる動きや体重を支える負担が集まりやすいんです。多くはまず手首を休めて使い方を工夫することから始めます。手術が必要なこともありますが、いきなりではありません。ただ、強い不安定感やケガのあとは早めに調べたほうがいいこともあります。

手首の小指側、どうして痛むの?

手首の小指側には、骨と骨のあいだでクッションと安定の役目をする組織(TFCCと呼ばれます)があります。ここに、転んで手をついた・強くひねったといったケガや、使いすぎ・加齢による負担が加わると、痛みやひねったときの引っかかり、不安定な感じが出ます。

とくに、前腕をひねる動き(ドアノブ・タオル絞り)や、手をついて体重をかける動きで痛みが出やすいのが特徴です。

なぜ起きるのか

  • ケガ:転んで手をついた、強くひねった
  • 使いすぎ:ラケットやゴルフ、手首をよくひねる作業
  • 体重をかける動作:手をついて起き上がる、腕立て
  • 加齢による組織の変化
  • もともと小指側の骨が少し長いと、負担がかかりやすいことがあります

おうちでできること

痛む動きを減らして手首を休めるのが基本です。やりすぎず、痛みと相談しながら続けてください。

  • 痛む動きを避ける:絞る・ひねる・手をつく動作を一時的に減らす
  • 両手を使う:重い物は片手でひねらず、両手で持つ
  • サポーターやテーピング:手首を支えて負担を分散する
  • 痛みが落ち着いたら:手首をやさしく動かし、無理のない範囲で使う
  • 強い痛みの時期は無理をしない
続けるコツ

手首の小指側の痛みは、休ませる時間が大切です。痛いのに無理に使い続けると長引きます。サポーターで負担を減らしつつ、痛みが引いてきたら少しずつ動かしていきましょう。よくならないときは様子を見すぎないことも大切です。

こんなときは早めに相談を

受診・相談の目安

ケガのあとから強く痛む/手首がぐらつく・はずれそうな感じがある/腫れが強い/しびれを伴う/休めても数週間よくならない。こうしたときは、自己流のケアを続けず、整形外科(手の外科)など医療機関にご相談ください。

よくある質問

Q. TFCC損傷は手術しないと治りませんか?
多くはまず手首を休めて使い方を工夫する保存療法から始めます。手首のぐらつき(不安定)が強い場合などに、手術が検討されます。

Q. どれくらい休めばいいですか?
程度によりますが、痛む動きを減らすことが大切です。数週間休めても改善しないときは、自己判断を続けず受診しましょう。

Q. サポーターはした方がいいですか?
痛む時期は手首を支えて負担を減らす助けになります。ただし、つけっぱなしで頼りきるより、痛みが引いたら少しずつ動かすことも大切です。

Q. 放っておくとどうなりますか?
軽いものは休めて落ち着くこともありますが、ケガのあとや不安定感があるときは自然に治るとは限りません。早めに相談してください。

「我慢して使う」より「休めて工夫」

手首の小指側の痛みは、我慢して使い続けるより、休めて使い方を工夫するほうが近道になりやすい症状です。ひねると痛む・ぐらつく感じが気になるときは、一度ご相談ください。

瀬谷崎瀬谷崎

痛む動きを減らして手首を休めることから。ケガのあとやぐらつきがあるときは様子を見すぎず、手の外科に相談してください。

瀬谷崎将也
株式会社とんとん/とんとん整骨院 代表。臨床系セラピストスクール「ANOアカデミー」主宰。

とんとん整骨院 代表。柔道整復師として、都内に鍼灸整骨院4店舗・鍼灸院1店舗を運営。多くの患者と関わる中で、「痛み」や「慢性疼痛」への深い理解の必要性を痛感し、EBM(根拠に基づく医療)・バイオメカニクス・BPSモデル(生物心理社会モデル)を軸とした臨床を実践。その知見をもとに、臨床系セラピストスクール「ANOアカデミー」を主宰し、セミナー運営など施術者の育成・教育にも精力的に取り組んでいる。

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