肉離れになったらどうする?やってはいけないことと復帰の考え方
症状コラム
肉離れ、まず何をすればいい?
走っていて急に太ももの裏やふくらはぎがブチッと痛くなった。肉離れかな、と思っていませんか。最初の対処と、やってはいけないことを知っておくと、回復や再発予防につながります。ここでは応急の対処・やってはいけないこと・復帰の考え方・受診の目安・よくある疑問までをまとめました。
ダッシュやジャンプ、急な切り返しで、太ももの裏(ハムストリング)やふくらはぎがピキッと痛む。動けなくなる。これが肉離れです。最初の対応と、あせらない復帰がカギになります。まずは「どうすればいいか」を見ていきます。
まなぶ先生
教子先生
瀬谷崎肉離れって、どんな状態?
肉離れは、筋肉が急に強く引き伸ばされたり収縮したりして、筋肉の繊維が部分的に傷ついた状態です。太ももの裏(ハムストリング)やふくらはぎ、太ももの前、内ももに起こりやすく、ダッシュやジャンプ、急な動き出しがきっかけになります。
受傷した瞬間に鋭い痛みが走り、あとから腫れや内出血(青あざ)が出ることがあります。伸ばしたり力を入れたりすると痛むのが特徴です。
なってしまったら(応急の対処)
まずは保護して、痛みを悪化させないことが基本です。
- 運動をやめる:無理に動かさず、痛む動きを避ける
- 冷やす:強く痛む初期は、冷やして安静に(長時間の冷やしすぎは避ける)
- 圧迫・挙上:腫れが強いときは軽く圧迫し、脚を上げて休む
- 痛みが落ち着いたら:痛くない範囲で少しずつ動かしていく
受傷直後に強く揉む・無理にストレッチする・お風呂などで温めすぎる・痛いのに我慢して運動を続ける。これらは内出血や治りを悪くすることがあります。最初は保護を優先し、落ち着いてから少しずつ動かしましょう。
復帰はどう進める?
「痛みが消えたから」だけで全力に戻すと、再発しやすいです。とくに太ももの裏は繰り返しやすいので注意が必要です。痛くない範囲の動きから始め、軽いジョグ、ダッシュ、競技動作、と段階的に上げていきます。左右で力の差がなく、全力の動きを痛みなくこなせるようになってから本格復帰するのが安全です。あせらず段階を踏むことが、結局いちばんの近道です。
こんなときは早めに相談を
歩けないほど痛い/筋肉がへこんでいる(断裂のサイン)/強い内出血や腫れが急に広がる/ふくらはぎが腫れて熱を持ち、ぶつけた覚えがない/なかなか改善しない・繰り返す。こうしたときは、自己流のケアを続けず、整形外科など医療機関にご相談ください。とくにふくらはぎの腫れは、血栓など別の問題のこともあります。
よくある質問
Q. すぐ揉んだり伸ばしたりしていいですか?
受傷直後の強いマッサージや無理なストレッチは逆効果になりやすいです。まずは保護して、落ち着いてから少しずつ動かしましょう。
Q. 温めると冷やす、どっちですか?
強く痛む初期は冷やして安静が基本です。温めるのは、痛みが落ち着いてからにしましょう。
Q. どれくらいで復帰できますか?
程度によって大きく違います。痛みが消えただけで戻すと再発しやすいので、段階的に負荷を上げ、左右差なく動けてから本格復帰を。
Q. 繰り返してしまうのですが?
とくに太ももの裏は再発が多い部位です。柔軟性や筋力、ウォームアップ、練習量の見直しが予防につながります。
「早く戻る」より「段階を踏む」
肉離れは、あせって戻すより、保護と段階的な復帰を踏むことが再発予防と確実な回復の近道です。痛めた直後の対応や復帰の進め方に迷うときは、一度ご相談ください。
瀬谷崎













