デスクワークで強まる肩こりと頭痛が施術を経て楽になった例(20代女性)
主訴
2021年11月、肩こりと頭痛が強まってご来院されました。5年以上の自覚があり、ここ1か月で症状が強まって、デスクワークに集中できない状態でした。
当院の評価
患者様への説明
スマホ操作などで猫背になり頭が前に出た姿勢がみられました。肩甲骨が外に開き、首の動きが硬くなっていたことが、首肩の負担と頭痛の背景につながっていた可能性があります。
日常動作・解剖学的動診
【日常動作】デスクワーク・スマホ姿勢で症状が強まる 【検査】頸椎の可動域の制限
身体機能評価
頭部前方位・猫背姿勢/肩甲骨の外転/僧帽筋の筋出力低下
判断
頭が前に出た姿勢と肩甲骨が外に開いた状態が続き、首肩の筋肉に負担が偏っていたことが、肩こりと頭痛の背景にあった要因と考えられます。
施術の様子
患者様への説明
この方は、頭が前に出た姿勢で首肩に負担が偏っていました。首肩まわりをゆるめ、肩甲骨を支える筋肉を使えるようにして、姿勢の負担を減らす方針で進めました。
専門的内容
【手技療法】小胸筋・胸鎖乳突筋などへのアプローチ/【運動療法】姿勢に合わせた運動指導・セルフケア
施術の経過
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初期
初回〜3回目ごろ。頭痛がほとんど気にならなくなってきました。
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中期
4〜8回目ごろ。良い状態を保てるようになってきました。
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後期
直近は自覚する症状が気になりにくい状態となり、セルフケアを続けています(約5〜12回・1〜3か月)。
料金・通院目安
料金の目安
初回料金
施術 3,740円+物療 1,650円
2回目以降の料金
施術 8,400円
通院の目安
施術回数
約5〜12回
施術期間
約1〜3ヶ月
ここでは、この症例の記録とは別に、「デスクワークで肩こりと頭痛が強まる」「長く続く肩こりと頭痛」という状態について、一般的な見方やご自宅でのヒント、医療機関へ相談する目安を確認します。
どうしてデスクワークで肩こりと頭痛が強まるの?
長く続く肩こりや頭痛のなかには、首肩まわりの筋肉の緊張や姿勢が関わると言われるものがあります。スマホやパソコンで頭が前に出た姿勢が続いたり、肩甲骨が外に開いた状態になると、首肩の筋肉に負担が偏り、デスクワークのあとに肩こりや頭痛として感じやすくなると考えられています。
長く続く肩こりや頭痛でも、首肩の状態や姿勢が関わっていることがあります。その場をほぐすだけでなく、姿勢や首肩の負担を見直すことが役立つと考えられています。
髙原 佑輔長く付き合ってきた肩こりや頭痛は、原因がわかりにくくて不安ですよね。どんな場面や姿勢で強まるかを一緒に確かめて、首肩の負担を見直していきます。セルフケアも含めて、無理のない範囲で進めましょう。
こんな方に気になりやすい(セルフチェック)
次のような項目に心当たりが多い方は、首肩の緊張による肩こりや頭痛が気になりやすい傾向があると言われています。当てはまること自体が異常を意味するわけではありません。
- デスクワークやスマホのあとに肩こり・頭痛が強まる
- 頭が前に出た姿勢・猫背になりやすい
- 肩や首の後ろが張りやすい
- 長く続く肩こりや頭痛がある
ご自宅でできる工夫
一般的なセルフケアとして、次のような工夫が知られています。
- 作業の合間に首肩を軽く動かし、同じ姿勢を続けすぎない
- 画面やスマホの高さを上げ、頭が前に出にくいようにする
- 肩甲骨を寄せる・回すなど、肩まわりをゆっくり動かす
急に出たこれまでにない激しい頭痛、手足のしびれや言葉の出にくさを伴うときは、ただちに医療機関を受診してください。
こんなときは医療機関へ
首肩の緊張による肩こりや頭痛の多くは負担の調整で和らいでいくと言われていますが、次のような場合は、自己判断せず早めに医療機関を受診してください。
- 突然の激しい頭痛、これまで経験のない強い頭痛
- 手足のしびれ・力の入りにくさ、ろれつが回りにくい
- 発熱や首の強いこわばりを伴う
- 頭痛が日ごとに強くなる、いつもと様子が違う
よくある質問
長く続く肩こりや頭痛は、もう治らないのでしょうか?
長く続く場合でも、姿勢や首肩の負担を見直すことで楽に過ごせるようになる方もいると言われています。状態に合わせて進めていくことが大切です。
スマホ姿勢が良くないと言われました。
頭が前に出た姿勢が続くと首肩に負担が集まりやすいと言われています。画面の高さを上げる・こまめに姿勢を変えることが役立つとされています。
セルフケアは続けた方がよいですか?
姿勢の負担は日常で繰り返しかかるため、セルフケアを続けることが、戻りにくさにつながると言われています。無理のない範囲で続けてみてください。
髙原 佑輔若い世代でも、デスクワークやスマホの姿勢から肩こりや頭痛が出やすくなることがあります。我慢して付き合う前に、出やすい場面と姿勢を見つけていけたらと思います。
この症状について、担当者と複数のスタッフで臨床的に検討したカンファレンス記事もあります。評価の進め方や考え方の詳細はこちらをご覧ください。
施術担当者

経歴
症例レポートは、改善した例だけでなく、そうでなかった例も含めて結果を選ばず掲載しています。

















長く続く肩こりや頭痛でも、首肩の状態や姿勢が関わっていることがあります。この方も姿勢の負担を確かめながら、セルフケアまで一緒に進めた症例です。