中学から続いた肩こり・頭痛が施術を経て落ち着いた例
主訴
毎日ハードなデスクワークで、朝から深夜まで長時間座っている方です。中学生の時から肩こりと強い頭痛があり、頭痛外来にも通院、毎日頭痛薬を服用している状態でした。PC画面を見ていての辛さが限界になって当院にいらっしゃいました。 【悪化する動作】PC画面を長時間見続けるデスクワーク中に肩こり・頭痛が悪化する 【日常生活の困りごと】毎日頭痛薬を服用しないと過ごせない状態が続いていた
当院の評価
患者様への説明
肩甲骨が通常より外に開き肩が丸まっていること、首の骨が反りすぎていること、デスクワーク中の背中が丸まっている姿勢が原因である可能性があります。
日常動作・解剖学的動診
【日常動作】 座っている状態:なにもしなくてもこり感や重さが出る。頭痛がある。
身体機能評価
頸椎の可動域制限 胸と脇・首の横の筋肉の短縮 背中の筋肉の延長と筋力低下 背骨を支える体幹の筋力低下 デスクワーク中の長時間前傾姿勢(背中が丸まった状態)
判断
デスクワーク中の不良姿勢の習慣と肩甲骨周囲・首周囲筋肉の硬さ、背中の筋力低下による首肩への過剰な負担、および後頭神経への刺激が主な原因である可能性があると判断しました。
施術の様子
患者様への説明
この方は、肩甲骨が外に開いて肩が丸まり、首が反りすぎる姿勢が続いて首肩こり・頭痛につながっていました。胸や首まわりをゆるめ、背中・体幹を支えられるようにして、負担を減らす方針で進めました。
専門的内容
【手技療法】 胸・脇・頸部の筋肉の柔軟性確保 【運動療法】 背中・体幹筋の筋出力向上のトレーニング 【物理療法】 背中・体幹筋のハイボルト電気による筋肉の再教育 頭痛に対するハイボルトによる後頭神経抑制 【セルフケア指導】 デスクワーク中の姿勢管理指導
施術の経過
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初期
1回〜3回 強い頭痛は初回以降なく、薬を飲まなくてもよい状態になっている。張り感も休日は感じなくなった。
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中期
4回〜6回 強い首こり・肩こりは出ず、頭痛もかなり落ち着いている状態になっている。
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後期
長く付き合ってきた肩こり・頭痛が落ち着いてきています。長時間のデスクワークが続く方のため、再発予防として姿勢と背中の筋力づくりを続けています。
料金・通院目安
料金の目安
初回料金
施術 3,740円 + 電気治療 1,650円
2回目以降の料金
施術 6,480円
通院の目安
施術回数
7〜16回
施術期間
約1〜2ヶ月
ここでは、この症例の記録とは別に、「デスクワークで首肩こりと頭痛が続いている」という状態について、一般的な見方やご自宅でのヒント、医療機関へ相談する目安を順にたどります。
肩こりにともなって頭痛が起こるのはどうして?
肩や首のこりにともなう頭痛は、首の後ろ側や肩の筋肉の緊張と、姿勢にかかる負担が関わると言われることがあります。うつむいたままの時間が長いことや、疲れ・ストレスの蓄積が背景となる場合もあると考えられています。なお頭痛にはいくつかのタイプがあって、それぞれ対処のしかたが異なるとされています。
肩こりにともなう頭痛には、首・肩の緊張や姿勢が影響していることがあります。ただし頭痛にはタイプがあるため、強い頭痛やいつもと違う頭痛は医療機関で相談することが大切だと考えられています。
髙原 佑輔頭痛があると、薬でしのぐしかないと感じる方も多いと思います。首や肩の緊張、姿勢の負担が背景にある場合もあるので、そのあたりを確かめつつ、気になる頭痛は医療機関と連携するのが安心です。
こんな方に気になりやすい(セルフチェック)
次のような項目に心当たりが多い方は、負担が気になりやすい傾向があると言われています。当てはまること自体が異常を意味するわけではありません。
- 肩・首のこりと頭の重だるさや痛みが同時に出る
- 同じ姿勢が続いたあとや夕方になると出やすい
- パソコンやスマホで、うつむく時間が長くなりがち
- 疲れやストレスをためこむと現れやすい
ご自宅でできる工夫
セルフケアとしてよく知られている工夫には、次のようなものがあります。
- 長く同じ姿勢を続けず、こまめに首・肩を動かす
- 画面の高さを上げ、うつむきすぎない環境にする
- 睡眠や休息の時間を意識して確保する
痛みやしびれが強いとき、力が入りにくいときは無理に行わず中止し、医療機関にご相談ください。
こんなときは医療機関へ
頭痛にはさまざまな原因があります。次のような場合は、自己判断せず早めに医療機関を受診してください。
- これまで経験したことのない、突然の激しい頭痛
- 手足のしびれ・力の入りにくさ、ろれつの回りにくさを伴う
- 発熱や首の硬さ、吐き気・嘔吐を伴う
- 頭痛の頻度や強さが、いつもと明らかに変わってきた
よくある質問
痛み止めでしのぐ日が続いていますが、大丈夫でしょうか?
市販薬の使用方法や服用の頻度は、薬剤師や医師に相談することがすすめられています。頻繁に必要になる場合は、原因の確認も含めて医療機関にご相談ください。
肩こりと頭痛はつながっているものですか?
首や肩の筋肉の緊張が頭痛に影響すると言われることがあります。ただしタイプによって対処が分かれるため、原因は医療機関で確かめることが大切とされています。
どんな頭痛だと受診した方がよいですか?
突然の激しい頭痛、これまでと違う頭痛、しびれや発熱を伴う頭痛などは、早めに医療機関を受診してください。
髙原 佑輔頭痛は我慢しがちですが、背景に首や肩の負担があることもあります。気になる頭痛が続くときは、無理にやり過ごさず医療機関にも相談しつつ、できることを確かめていきましょう。
この症状について、担当者と複数のスタッフで臨床的に検討したカンファレンス記事もあります。評価の進め方や考え方の詳細はこちらをご覧ください。
施術担当者

経歴
症例レポートは、改善した例だけでなく、そうでなかった例も含めて結果を選ばず掲載しています。








長年の肩こり・頭痛は、肩甲骨が開いて首が反りすぎる姿勢が背景にあることがあります。この方も毎日のデスクワーク姿勢が影響していました。姿勢と背中の支えを整えたことが変化につながった症例です。