寝違えによる首肩の痛みが施術を経て楽になった例
主訴
当院の評価
患者様への説明
何らかの影響で寝返りがうまくできず、変な状態で長時間の睡眠をしたことによる寝違え症状のようなものであると説明。
日常動作・解剖学的動診
・座っている状態:痛みとだる重さが出る ・右回旋:ズキっと痛い ・症状により集中力の低下
身体機能評価
・頚背部の筋肉圧痛 ・肩甲骨周囲筋の短縮、オーバーユース ・背中の筋出力低下、延長 ・胸椎の可動域制限
判断
寝違え症状による筋肉の痛み、それを起こしやすい現在のお体のアライメントが原因と考えられる。肩甲骨の位置異常、背中の筋肉の延長と弱化が起こり首肩周りに負担が集中する状態でした。筋肉の改善と静的アライメントの修正が必要と考える。
施術の様子
患者様への説明
この方は、寝返りがうまくできず無理な姿勢で長時間眠ったことをきっかけに、肩甲骨まわりの硬さと首の負担が重なって痛みが出ていました。肩甲骨まわりをゆるめ、患部への鍼と運動を組み合わせて負担を減らす方針で進めました。
専門的内容
・小胸筋、前鋸筋の押圧(肩甲骨の位置異常に対し) ・患部の鍼 ・運動鍼 ・肩甲挙筋 ・運動療法(頸椎、胸椎) ・患部疼痛緩和を目的とした電気治療 ・姿勢維持のレクチャー
施術の経過
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初期
施術の経過・変化 初期(1回~2回) 筋肉の痛みはなくなった。
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中期
中期(3回~6回) 肩甲骨の一定以上の改善。
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後期
振り向く動作での痛みが落ち着き、現在は月1回のメンテナンスを続けています。デスクワークや運動で負担が出やすい方のため、肩甲骨まわりのケアを続けています。
料金・通院目安
料金の目安
初回料金
問診検査+施術+鍼治療:5,940円
2回目以降の料金
7,040円
通院の目安
施術回数
3回
施術期間
1週間(現在も月1回のメンテナンスを継続中)
ここでは、この症例の記録とは別に、「寝違えによる首肩の痛みがある」という状態について、一般的な見方やご自宅でのヒント、医療機関へ相談する目安を見ていきます。
寝違えで首が動かせなくなるのはなぜ?
朝起きたときの首の痛みや動かしにくさ(寝違え)は、寝ている間の姿勢や、首・肩まわりの筋肉のこわばりが関係していると言われています。前日の疲れや、もともとの肩甲骨まわりの動きの少なさが背景になることもあると考えられています。多くは数日で和らいでいくとされています。
寝違えは、無理に動かしたりもんだりしないことが大切だと言われています。痛みの強い時期を過ぎたら、首だけでなく肩甲骨まわりの動きも見直していくと役立つと考えられています。
二宮 寿己寝違えは急に動かせなくなって驚きますよね。痛みの強い時期に無理に動かすと長引くこともあるので、まずは無理をしないこと。落ち着いてきたら肩甲骨まわりも含めて整理していきます。
こんな方に気になりやすい(セルフチェック)
次のような項目に心当たりが多い方は、負担が気になりやすい傾向があると言われています。当てはまること自体が異常を意味するわけではありません。
- 朝起きたときに急に首が痛くなった
- 特定の方向に首を向けると強く痛む
- 前日に疲れていた・無理な姿勢で寝た
- 日ごろ肩甲骨まわりが動きにくい感じがある
ご自宅でできる工夫
一般的なセルフケアとして、次のような工夫が知られています。
- 痛みの強い時期は、痛む方向に無理に動かさない
- 強くもんだり押したりしすぎない
- 楽な姿勢で休み、首を冷やしすぎない
痛みやしびれが強いとき、力が入りにくいときは無理に行わず中止し、医療機関にご相談ください。
こんなときは医療機関へ
寝違えの多くは数日で和らいでいくと言われていますが、次のような場合は、自己判断せず早めに医療機関を受診してください。
- 腕や手にしびれ・力の入りにくさがある
- 強い頭痛やめまい、吐き気を伴う
- 数日たっても痛みがまったく和らがない、強くなる
- 発熱を伴う、または転倒など強くぶつけた後の痛み
よくある質問
寝違えたとき、すぐにもんだ方がよいですか?
痛みの強い時期に強くもむのは避けた方がよいと言われています。無理に動かさず、楽な姿勢で過ごすことがすすめられることがあります。
温めた方がよいですか、冷やした方がよいですか?
急に強く痛めた直後は熱を持つことがあり、その後は楽に感じる方を選ぶ方が多いとされています。迷う場合は医療機関にご相談ください。
繰り返すのですが、なぜですか?
日ごろの肩甲骨まわりの動きや姿勢、疲れのたまり方が背景になることがあると言われています。落ち着いてから体の使い方を切り分けると役立つことがあります。
二宮 寿己寝違えは多くが数日で落ち着いていきますが、繰り返す場合は背景の整理が役立つことがあります。長引くときやしびれを伴うときは、無理せず医療機関にもご相談くださいね。
この症状について、担当者と複数のスタッフで臨床的に検討したカンファレンス記事もあります。評価の進め方や考え方の詳細はこちらをご覧ください。
施術担当者

経歴
症例レポートは、改善した例だけでなく、そうでなかった例も含めて結果を選ばず掲載しています。







寝違えのような首肩の痛みは、肩甲骨まわりの硬さや日頃の姿勢の負担が背景にあることがあります。この方も肩甲骨の動きの低下が影響していました。鍼と運動で整えられたことが変化につながった症例です。