足の指の付け根がしびれる・痛むのはなぜ?モートン病の考え方
症状コラム
足の指の付け根の、そのしびれ
足の指の付け根がしびれる、焼けるように痛い、小石を踏んでいるような感じがする。モートン病かな、と思っていませんか。多くは靴やインソールの見直しなど、足への負担を減らすことで和らいでいきます。ここでは痛む理由・家でできること・受診の目安・よくある疑問までをまとめました。
歩いていると足の指の付け根(とくに薬指側)がジンジンしびれる、ヒールや細い靴で悪化する。こうした前足部のしびれ・痛みは、モートン病と呼ばれることがあります。まずは「なぜ起きて、どうすればいいか」を見ていきます。
まなぶ先生
教子先生
瀬谷崎モートン病って、どんな状態?
足の指に向かう神経が、足の指の付け根(中足骨という骨の間)で圧迫され、刺激されて起こる症状です。とくに薬指と中指のあいだ(第3・4趾間)に多く、足指へ広がるしびれや、焼けるような痛み、「小石を踏んでいるような違和感」が特徴です。
先の細い靴やヒールの高い靴で悪化しやすく、靴を脱いで足をもむと楽になることがあります。女性に多い傾向があります。
なぜ起きるのか
- 先の細い靴・ヒールの高い靴:指の付け根が圧迫される
- 足の横幅が広がる(開帳足):神経に負担がかかりやすい
- 長時間の立ち仕事や歩行
- 前足部に体重が集中する歩き方
おうちでできること
足の指の付け根への圧を減らすことが基本です。やりすぎず、痛みと相談しながら続けてください。
- 靴を見直す:足趾の幅にゆとりがある靴を、ヒールは控えめに
- インソールやパッド:足指の付け根の負担を分散する中敷きやパッド
- 足を休める:痛い日は長時間の歩行や立ち仕事を避ける
- 足裏・足指をやさしくほぐす:締めつけから解放する
- 足の指の運動:足裏の筋肉を使う、足指でタオルをたぐる
いちばん効くのは「足を締めつけない」ことです。おしゃれな靴をすべてやめる必要はありませんが、長く歩く日や痛みの強い日は、幅にゆとりのある靴を選ぶだけでも違います。よくならないときは様子を見すぎないようにしましょう。
こんなときは早めに相談を
しびれや痛みが強い・長く続く/靴やインソールを工夫してもよくならない/足の一点が押すと強く痛む/腫れがある。こうしたときは、自己流のケアを続けず、整形外科など医療機関にご相談ください。注射や手術といった選択肢が検討されることもあります。
よくある質問
Q. モートン病は自然に治りますか?
靴やインソールの見直しで和らぐことは多いですが、進んだものは保存療法だけで取りきれないこともあります。よくならなければ受診しましょう。
Q. インソールやパッドは効きますか?
足指の付け根の負担を分散する助けになります。当てる位置が大切なので、合わない場合は専門家に相談してください。
Q. 手術が必要ですか?
まずは靴やインソールなどの保存療法から始めます。それでも改善しない場合に、注射や手術が検討されます。いきなり手術ありき、ではありません。
Q. ヒールはもう履けませんか?
すべてをやめる必要はありませんが、痛みが強いときや長時間歩く日は、幅にゆとりのある靴を選ぶのがおすすめです。
「我慢して履く」より「足をゆるめる」
モートン病は、我慢して履き続けるより、足への締めつけと負担を減らすことが近道になりやすい症状です。足の指の付け根のしびれや痛みが気になるときは、靴や歩き方も含めて一度ご相談ください。
瀬谷崎













