膝の痛み

階段や膝を曲げたときに出た膝の痛みが施術を経て楽になった例(60代女性・個人差あり)

階段や膝を曲げたときに出た膝の痛みが施術を経て楽になった例(60代女性・個人差あり)

主訴

階段や膝を曲げたときに出る膝の痛み
患者様: 女性 (60代)
来院日: 20190201

2019年2月、階段の昇りや膝を曲げたときに出る左膝の痛みを主訴にご来院されました。2018年ごろからバレエスクールでジャンプの着地後に痛みを感じるようになり、日を追うごとに強まってきたとのことでした。

当院の評価

患者様への説明

膝を曲げる動作や踏み込む動作で痛みがみられました。すねの向きのねじれと、太もも前の筋肉の張りによって、お皿の動き方に偏りが出ていたことが、膝への負担につながっていた可能性があります。

日常動作・解剖学的動診

【日常動作】階段昇降・膝を曲げる動作で疼痛 【検査】膝関節屈曲・ランジ動作で疼痛

身体機能評価

下腿の外旋アライメント/大腿直筋の筋攣縮による膝蓋骨の上方偏移

判断

バレエでの繰り返しの着地などにより大腿直筋が過緊張し、膝蓋骨の位置と動きに偏りが生じていたことが、膝前面への負担につながっていた主な要因と考えられます。

施術の様子

患者様への説明

この方は、太もも前の張りとお皿の動きの偏りで膝に負担が偏っていました。太もも前やすね・お尻まわりの筋肉を整え、膝への負担を減らす方針で進めました。

専門的内容

【手技療法】大腿直筋・大腿筋膜張筋・下腿三頭筋へのアプローチ/【運動療法】中殿筋トレーニング・歩き方の指導/セルフケアレクチャー

施術の経過

初期

初回〜5回目ごろ。日常生活で感じていた膝の痛みが和らいできました。

中期

5〜8回目ごろ。バレエのあとに感じていた痛みも気になりにくくなり、この頃からお尻まわりのトレーニングを加えていきました。

後期

8〜12回目以降。週2回のバレエを続けながら負担を抑えるため隔週で施術を継続し、現在は月1回のメンテナンスへ移行しています。 ※経過には個人差があり、すべての方に同じ変化を保証するものではありません。気になる症状があるときは医療機関への受診もご検討ください。

バレエのように繰り返し負担がかかる動きでは、膝そのものよりお皿の動きや太もも・すねの状態が関わっていることがあります。この方も負担の出どころを整理して、続けたい趣味と両立しながら進められた症例です。

料金・通院目安

料金の目安

初回料金

施術 3,740円+物療 990円

2回目以降の料金

施術 6,490円+物療 690円

通院の目安

施術回数

約8〜12回

施術期間

約2〜4ヶ月

※症状や状態により個人差があります。
この症状について 曲げると出る膝の前の痛み、続けながら整えるには

ここでは、この症例の記録とは別に、「膝を曲げたときや階段で膝の前が痛む」という状態について、一般的な見方やご自宅でのヒント、医療機関へ相談する目安を整理します。あくまで一般的な情報で、症状の感じ方や経過には個人差があります。

どうして膝の前が痛くなるの?

階段の昇り降りや膝を深く曲げたときに膝の前側が痛む場合、膝のお皿(膝蓋骨)の動きや、太もも前の筋肉の張り、すねの向きが関わっていると言われることがあります。ジャンプの着地など繰り返しの負担が続くと、太もも前の筋肉が張り、お皿の動き方に偏りが出て、膝の前に負担が集まりやすくなると考えられています。

ここがポイント

膝の前の痛みは、膝そのものよりお皿の動きや太もも前・すね・お尻まわりの状態が関わっていることがあります。負担のかかる動きを続ける方は、使い方や周りの筋肉を見直すことが役立つと考えられています。

塩谷 健太塩谷 健太

膝の前の痛みは、お皿の動きや太もも前の張り、すねの向きまで一緒に確認していきます。バレエなど続けたい動きがある方は、負担を抑えながら整えていく方針もご提案できますので、無理に我慢せずご相談くださいね。

こんな方に気になりやすい(セルフチェック)

次のような項目に心当たりが多い方は、膝の前に負担が集まりやすい傾向があると言われています。当てはまること自体が異常を意味するわけではありません。

  • 階段の昇り降りや膝を曲げる動作で膝の前が痛む
  • ジャンプや着地など繰り返しの動きをよくする
  • 太もも前が張りやすい・正座やしゃがみが苦手
  • お尻や太ももの横の筋肉が使えていない感じがする

ご自宅でできる工夫

痛みが強くない時期の一般的なセルフケアとして、次のような工夫が知られています。

  • 痛みが強いときは無理に曲げ伸ばしを繰り返さず、負担の大きい動きを控える
  • 太もも前をゆっくり伸ばす・お尻や太ももの横の筋肉を意識して使う
  • 着地や階段では、膝だけでなく股関節とお尻も使うようにする

膝に強い痛みや腫れ、ぐらつき、力が入りにくい感じがあるときは無理に行わず中止し、医療機関にご相談ください。

こんなときは医療機関へ

膝の痛みの多くは負担の調整で和らいでいくと言われていますが、次のような場合は、自己判断せず早めに医療機関を受診してください。

  • 膝が大きく腫れている・熱を持っている
  • 膝がぐらつく、急に力が入らずくずれる感じがある
  • 曲げ伸ばしが途中で引っかかってロックする
  • 安静にしていても強く痛む、夜間に痛みで目が覚める

よくある質問

バレエやスポーツは続けても大丈夫ですか?

痛みの程度や時期によって異なると言われています。痛みが強い時期は負担を抑え、落ち着いてきたら使い方や周りの筋肉を整えながら少しずつ戻していく考え方があります。続け方に迷うときはご相談ください。

お皿のまわりが痛むのですが、温めた方がよいですか?

腫れや熱感がある時期と落ち着いてからでは対応が変わることがあると言われています。判断に迷うときは自己流で続けず、一度ご相談いただくと安心です。

片方だけ痛むのはなぜですか?

利き脚や着地のクセ、お皿の動きや太もも・すねの状態の左右差が関わっていることがあると言われています。繰り返す場合は、動きや使い方の見直しが役立つとされています。

塩谷 健太塩谷 健太

続けたい趣味やスポーツがある方ほど、痛みをゼロにすることだけでなく、負担とうまく付き合いながら整えていくことが大切だと考えています。膝の前の痛みでお困りの方は、無理せず一度ご相談くださいね。

症例をさらに深掘り

この症状について、担当者と複数のスタッフで臨床的に検討したカンファレンス記事もあります。評価の進め方や考え方の詳細はこちらをご覧ください。

正座やしゃがみで膝の前が痛い、曲げると出る膝の痛みをどう考えるか。症例をスタッフで検討

施術担当者

塩谷 健太
とんとん整骨院 ときわ台店

経歴

柔道整復師。根本原因の追究を大切にし、患者さんが理想の状態に近づけるようサポートしています。
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