吐き気の出るほどの頚肩の痛み、頭痛が勉強に集中できるようになった
主訴
当院の評価
患者様への説明
受験勉強や長時間の座っている姿勢により背中が丸まり、首の骨が反りすぎたことが原因と考えられます。また4月に上京され環境の変化も影響している可能性があります。
日常動作・解剖学的動診
・座っている状態:痛みとだる重さが出る ・屈曲、左側屈動作:痛い ・症状により集中力の低下 ・頭痛による吐気
身体機能評価
・頸椎の可動域制限 ・肩甲骨周囲筋の短縮、オーバーユース ・背中の筋出力低下、延長 ・胸椎の可動域制限 ・環境の変化のストレス(睡眠指導)
判断
長時間机に向かっている姿勢により肩甲骨の位置異常、背中の筋肉の延長と弱化が起こり首肩周りに負担が集中する状態でした。新生活による環境ストレスも考えられます。
施術の様子
患者様への説明
この方は、長時間の勉強姿勢で背中が丸まり、首の骨が反りすぎて首肩に負担が集中していました。肩甲骨や首まわりをゆるめ、背中を支えられるようにして、机に向かっても負担が偏りにくい状態を目指しました。
専門的内容
・小胸筋、前鋸筋の押圧(肩甲骨の位置異常に対して) ・板状筋、後頭下筋、胸鎖乳突筋の押圧(頚部に対して) ・運動療法(頸椎、胸椎)、チンイン ・患部疼痛緩和を目的とした電気治療 ・睡眠の重要性をレクチャー
施術の経過
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初期
初期(1回~4回) 頭痛による吐気がなくなった。
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中期
中期(5回~11回) 机に迎える時間が長くなった。
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後期
机に向かうときの首肩のつらさや頭痛が落ち着いてきています。勉強で座る時間が長い方のため、再発予防として姿勢づくりを続けています(現在は月1回のメンテナンス)。
料金・通院目安
料金の目安
初回料金
問診検査+施術+電気治療:5,390円
2回目以降の料金
5,236円(学割)
通院の目安
施術回数
12回ほど
施術期間
3~4か月(現在も月1回のメンテナンスを継続中)
ここでは、この症例の記録とは別に、「首肩のこりや頭痛がある」という状態について、一般的な見方やご自宅でのヒント、医療機関へ相談する目安を順にたどります。
首や肩にこりや痛みが出るのはなぜ?
首や肩のこり・痛みの背景として、長くうつむく姿勢や、肩甲骨まわりの動きの少なさが挙げられると言われています。頭というのは案外重いもので、前に出た姿勢が続くと首の後ろや肩の筋肉に負担がかたよりやすいと考えられています。日々のデスクワークやスマホの時間が関連することも多いとされています。
首肩のこりは、首単独ではなく、肩甲骨の動きや姿勢が関係していることがあります。首だけでなく背中や肩甲骨まで視野を広げて見直すことが役立つと考えられています。
二宮 寿己首だけをほぐしても戻ってしまう、という方は少なくありません。肩甲骨の動きはどうか、頭が前に出ていないかという姿勢まで含めて確かめると、負担の出どころが見えてくることがあります。
こんな方に気になりやすい(セルフチェック)
次のような項目に心当たりが多い方は、負担が気になりやすい傾向があると言われています。当てはまること自体が異常を意味するわけではありません。
- デスクワークやスマホで、長くうつむく時間がある
- 夕方になると首や肩が重く・痛くなる
- 肩甲骨まわりが動きにくい・硬い感じがする
- 頭が前に出た姿勢になりやすいと言われる
- こりに加えて頭が重く感じることがある
ご自宅でできる工夫
一般的なセルフケアとして、次のような工夫が知られています。
- 30分〜1時間に一度は画面から目を離し、姿勢を変える
- 肩甲骨を寄せる・回すように軽く動かす
- 画面の高さを上げ、うつむきすぎない環境にする
痛みやしびれが強いとき、力が入りにくいときは無理に行わず中止し、医療機関にご相談ください。
こんなときは医療機関へ
首肩のこりの多くは姿勢の工夫で和らいでいくと言われていますが、次のような場合は、自己判断せず早めに医療機関を受診してください。
- 腕や手にしびれ・力の入りにくさがある
- 強い頭痛やめまい、吐き気を伴う
- 安静にしていても強く痛む、急に強くなった痛み
- 発熱を伴う、または転倒など強くぶつけた後の痛み
よくある質問
首や肩のこりには、もむことが有効ですか?
もんで一時的に軽く感じることはありますが、姿勢や肩甲骨の動きが変わらない限り戻りやすいと言われています。ケアと環境改善を組み合わせるやり方が現実的とされています。
首の症状で、背中や肩甲骨まで見るのはなぜですか?
首の負担は、肩甲骨の動きや背中の姿勢と関連している場合があると言われています。そのため首以外の周囲もあわせてチェックしていきます。
こりと頭の重だるさは関係があるのでしょうか?
首の後ろの筋緊張が、頭の重い感じに関係すると言われることがあります。ただし強い頭痛やしびれを伴う場合は、別の原因の可能性もあるため医療機関にご相談ください。
二宮 寿己首肩のこりは当たり前になってしまいがちですが、姿勢や肩甲骨の動きを切り分けると軽く感じられることがあります。我慢が続くときは無理せず一度ご相談くださいね。
この症状について、担当者と複数のスタッフで臨床的に検討したカンファレンス記事もあります。評価の進め方や考え方の詳細はこちらをご覧ください。
施術担当者

経歴
症例レポートは、改善した例だけでなく、そうでなかった例も含めて結果を選ばず掲載しています。








勉強中に強まる首肩こりや頭痛は、座り姿勢で背中が丸まり首が反りすぎることが背景にあることがあります。この方も姿勢の影響が大きい状態でした。姿勢と肩甲骨を整えたことが変化につながった症例です。