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院長が現場を抜ける第一歩は「明文化」。その時間はAIでほぼゼロにできる

頭の中だけで回っている仕事を、言葉にする

院長が現場を抜けるための仕組化や新人育成。個別相談で多いこのテーマの第一歩は、じつは特別な仕組みづくりではなく「明文化」です。そして、明文化にかかる時間は、AIの使い方しだいでぐっと短くできます。

院長が現場を抜ける第一歩は、頭の中にあるものを明文化すること。その明文化にかかる時間は、AIを下書きづくりの道具として使えば、ほぼゼロに近づけられます。

ANOアカデミーの個別相談では、臨床の話だけでなく、運営の相談も多く受けます。

なかでもよく出るのが、院長が現場を抜けたい、という相談です。自分が施術に入り続けないと回らない状態から、どう抜けていくか。仕組化と、新人育成。そして、それに伴うAIの活用について、という流れになることが多いです。

ANOアカデミーの個別相談の様子(オンライン)

ANOアカデミーの個別相談より

伊藤聡史伊藤聡史

社長、院長が現場を抜けたいという相談、本当に多いですよね。仕組みづくりや採用から入りたくなる気がします。

瀬谷崎瀬谷崎

多いですね、伊藤先生。ただ、抜けるための第一歩は、仕組みでも採用でもなく、まず頭の中にあるものを言葉にすること、つまり明文化だと感じています。自分のやり方が自分の中にしかないと、誰にも渡せないんですよね。

院長が抜けられないのは、仕事が頭の中で回っているから

院長が現場を抜けられない理由は、能力や根性の問題ではないことが多いです。判断の基準も、施術の手順も、患者さんへの説明のしかたも、すべて院長の頭の中だけにある。だから、院長がいないと止まってしまう。私たちも、そういう時期がありました。

頭の中にあるものは、本人にとっては当たり前すぎて、わざわざ書き出そうと思いません。けれど、その当たり前こそが、他の人に渡せていない部分だったりします。

院長が現場を抜けるための第一歩は明文化。そのための時間は、AIを使えばほぼゼロで済む。

第一歩は明文化。でも、時間がなくて後回しになる

明文化が大事だ、というのは、多くの院長が分かっています。それでも進まないのは、たいてい時間がないからです。日々の施術に追われて、手順書やマニュアルを一から書く時間が取れない。気持ちはとても分かります。

抜けるために明文化したいのに、抜けられないほど忙しくて明文化できない。この順番のジレンマで止まってしまう院長は、少なくないと感じています。

明文化しておきたいものの例

院長の頭の中にしかない、こうしたものから言葉にしていきます。

  • 初診から再診までの流れと、各段階で必ず確認すること
  • 患者さんへの説明の型(何を、どの順番で伝えるか)
  • 「ここは外さない」という判断の基準
  • 新人がどの段階で何をできるようになるか、という育成の目安
伊藤聡史伊藤聡史

明文化って、結局は時間との戦いになりますよね。書く時間がないから後回しになる。

瀬谷崎瀬谷崎

そこなんですよね、伊藤先生。だからこそ、その時間の壁をどう外すか、です。私はそこにAIを使っています。

明文化の時間を、AIがほぼゼロにする

AIを使うと言っても、AIに全部を任せる、という意味ではありません。院長が普段やっていることを話す、あるいは箇条書きで放り込む。それをAIに手順書やマニュアルの形に整えてもらう。下書きをつくる部分の時間が、一気に短くなります。

大事なのは、その下書きを自院に合うように整え、最終的に判断するのは人だということです。AIが出したものをそのまま使うのではなく、現場を知っている自分たちが直す。便利さに飛びつく前に、出てきたものを一度疑う目は持っておきたいところです。AIとのつき合い方は整骨院でAI活用を進める前にでも整理しています。

明文化があるから、新人育成も仕組みも回り始める

明文化ができると、新人育成は驚くほど進めやすくなります。何を、どの順番でできるようになればいいかが言葉になっているので、教える側も教わる側も、迷いが減ります。

仕組化も同じです。仕組みとは、結局のところ、誰がやっても一定の質になるように言葉と段取りを揃えること。その土台が明文化です。だから順番として、まず明文化、なんですよね。

ANOアカデミーが大切にしていること

ANOアカデミーの個別相談では、臨床も運営も、つながったものとして一緒にたどっていきます。

院長が現場を抜けることは、手を抜くことではありません。自分の中にあるものを言葉にして、人に渡せる形にしていくこと。その第一歩を、AIという道具も使いながら、無理のない時間で踏み出してもらえたらと考えています。

個別相談を検討している方へ

個別相談の内容や受付状況は時期によって変わることがあります。最新情報はANOアカデミー公式ページでご確認ください。

瀬谷崎瀬谷崎

明文化は、面倒に見えて、いちばん効く一歩だと感じています。完璧な手順書を一度で作る必要はありません。話したことをAIに整えてもらって、現場で直していく。それを続けるうちに、気づけば現場が自分なしでも回り始める。そんな順番で、一緒に進めていけたら嬉しいですね。

瀬谷崎将也
株式会社とんとん/とんとん整骨院 代表。臨床系セラピストスクール「ANOアカデミー」主宰。

とんとん整骨院 代表。柔道整復師として、都内に鍼灸整骨院4店舗・鍼灸院1店舗を運営。多くの患者と関わる中で、「痛み」や「慢性疼痛」への深い理解の必要性を痛感し、EBM(根拠に基づく医療)・バイオメカニクス・BPSモデル(生物心理社会モデル)を軸とした臨床を実践。その知見をもとに、臨床系セラピストスクール「ANOアカデミー」を主宰し、セミナー運営など施術者の育成・教育にも精力的に取り組んでいる。

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