勉強に集中できないほどの首肩の痛みや重さに変化
主訴
当院の評価
患者様への説明
長時間の座っている姿勢により背中が丸まり、首の骨が反りすぎたことが原因と考えられます。
日常動作・解剖学的動診
・座っている状態:痛みとだる重さが出る ・屈曲、伸展、側屈動作:痛い ・症状により集中力の低下
身体機能評価
・頸椎の可動域制限 ・肩甲骨周囲筋の短縮、オーバーユース ・背中の筋出力低下、延長 ・胸椎の可動域制限
判断
・長時間机に向かっている姿勢により肩甲骨の位置異常、背中の筋肉の延長と弱化が起こり首肩周りに負担が集中する状態でした。姿勢不良による筋肉の延長弱化が一番の原因かと考えられます。
施術の様子
患者様への説明
この方は、長時間の勉強姿勢で背中が丸まり首が反りすぎて、首肩から背中に負担が集中していました。肩甲骨や首まわりをゆるめ、背中を支えられるようにして負担を減らす方針で進めました。
専門的内容
・小胸筋、前鋸筋の押圧(肩甲骨の位置異常に対し) ・板状筋、後頭下筋、胸鎖乳突筋の押圧(頚部に対して) ・運動療法(頸椎、胸椎) ・患部疼痛緩和を目的とした電気治療 ・姿勢維持のレクチャー
施術の経過
-
初期
1回~4回 吐気や部活中のしんどさはなくなっている。
-
中期
5回~8回 4限授業まで集中できるようになった。
-
後期
勉強中の首肩のつらさが落ち着いてきています。座って学ぶ時間が長い方のため、再発予防として姿勢づくりを続けています。
料金・通院目安
料金の目安
初回料金
施術 3,740円 + 電気治療 1,650円
2回目以降の料金
施術 5,236円
通院の目安
施術回数
10~12回
施術期間
3ヶ月
ここでは、この症例の記録とは別に、「首肩から背中までこりや重さがある」という状態について、一般的な見方やご自宅でのヒント、医療機関へ相談する目安を順にたどります。
首や肩がこって痛む理由は?
首や肩のこり・痛みの背景には、うつむく姿勢が長く続くことや、肩甲骨まわりの動きが少ないことがあると言われています。頭には思った以上の重さがあり、前に出た姿勢が続くと首の後ろや肩の筋肉ばかりに負担がかかりやすいと考えられています。長時間のデスクワークやスマホ操作がきっかけになることも多いとされています。
首肩のこりは、首だけではなく、肩甲骨の動きや姿勢とつながっていることがあります。首のケアとあわせて、背中や肩甲骨まで含めて見直すことが役立つと考えられています。
二宮 寿己首だけをほぐしても戻ってしまう、という方は少なくありません。肩甲骨の動きや、頭が前に出ていないかといった姿勢もあわせて拝見すると、負担の出どころが見えてくることがあります。
こんな方に気になりやすい(セルフチェック)
次のような項目に心当たりが多い方は、負担が気になりやすい傾向があると言われています。当てはまること自体が異常を意味するわけではありません。
- デスクワークやスマホで、長くうつむく時間がある
- 夕方になると首や肩が重く・痛くなる
- 肩甲骨まわりが動きにくい・硬い感じがする
- 頭が前に出た姿勢になりやすいと言われる
- こりに加えて頭が重く感じることがある
ご自宅でできる工夫
一般的なセルフケアとして、次のような工夫が知られています。
- 30分〜1時間に一度は画面から目を離し、姿勢を変える
- 肩甲骨を寄せる・回すように軽く動かす
- 画面の高さを上げ、うつむきすぎない環境にする
痛みやしびれが強いとき、力が入りにくいときは無理に行わず中止し、医療機関にご相談ください。
こんなときは医療機関へ
首肩のこりの多くは姿勢の工夫で和らいでいくと言われていますが、次のような場合は、自己判断せず早めに医療機関を受診してください。
- 腕や手にしびれ・力の入りにくさがある
- 強い頭痛やめまい、吐き気を伴う
- 安静にしていても強く痛む、急に強くなった痛み
- 発熱を伴う、または転倒など強くぶつけた後の痛み
よくある質問
首や肩がこったら、もむのがよいですか?
もむことで一時的には楽になることもありますが、姿勢や肩甲骨の動きが以前のままだと戻りやすいと言われています。ケアと環境の両方を見直していくことが現実的とされています。
首が原因でも、背中や肩甲骨をチェックするのはなぜですか?
首への負担は、肩甲骨の動きや背中の姿勢と結びついている場合があると言われています。そのため首とあわせて、まわりの部位も確かめていきます。
こりとあわせて頭が重たいのですが、関連はありますか?
頭の重さには、首の後ろの筋肉の緊張が関係すると言われることがあります。ただし強い頭痛やしびれを伴う場合は、別の原因の可能性もあるため医療機関にご相談ください。
二宮 寿己首肩のこりは当たり前になってしまいがちですが、姿勢や肩甲骨の動きを切り分けると軽く感じられることがあります。我慢が続くときは無理せず一度ご相談くださいね。
この症状について、担当者と複数のスタッフで臨床的に検討したカンファレンス記事もあります。評価の進め方や考え方の詳細はこちらをご覧ください。
施術担当者

経歴
症例レポートは、改善した例だけでなく、そうでなかった例も含めて結果を選ばず掲載しています。








勉強で続く首肩こりは、座り姿勢で背中が丸まり首が反りすぎることが背景にあることがあります。この方も姿勢が大きく影響していました。姿勢と肩甲骨を整えたことが変化につながった症例です。