1年前から続く慢性的な痛みが気にせず仕事ができるようになった事例
主訴
当院の評価
患者様への説明
首が悪いというよりも、肩甲骨の位置が外に広がり、猫背になってしまうことが主な原因になっています。肩甲骨から首へついている筋肉が常に伸ばされてしまい緊張が強くなってしまっている状態でした。また背中の筋力も落ちてしまっているためより肩甲骨が引っ張られる状態になっている可能性があります。
日常動作・解剖学的動診
【日常動作】 長時間座っていると 【解剖学的動診】 頸部の伸展で両肩に痛み
身体機能評価
肩甲骨の外転 僧帽筋中部の筋出力低下(筋延長) 長時間座位による姿勢の崩れ
判断
肩甲骨の外転と背中の筋力低下により、肩や首への過剰な負担がかかっているが主な原因である可能性があると判断しました。
施術の様子
患者様への説明
この方は、肩甲骨が外に広がり猫背になることで、肩甲骨から首につく筋肉に負担がかかって肩の痛みが出ていました。胸や肩甲骨まわりをゆるめ、肩甲骨を支える筋肉を使えるようにして負担を減らす方針で進めました。
専門的内容
【手技療法】 小胸筋や前鋸筋への手技 肩甲骨モビライゼーション 頸部伸筋群への手技 【運動療法】 僧帽筋中部の筋出力向上の運動療法 【セルフケア指導】 自宅での小胸筋ストレッチ 自宅での僧帽筋中部のトレーニング
施術の経過
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初期
1回〜3回 仕事中に以前より気になることがが減ってきた
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中期
4回〜5回 仕事中に肩こりを感じることは減ったが業務量が多い日だけやや感じる
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後期
座って仕事をするときの肩の痛みが落ち着いてきています。座位が長い方のため、再発予防として肩甲骨まわりのケアと姿勢づくりを続けています。
料金・通院目安
料金の目安
初回料金
施術 3,740円
2回目以降の料金
施術 6,480円
通院の目安
施術回数
5〜12回
施術期間
約1〜3ヶ月
ここでは、この症例の記録とは別に、「仕事中に座っていると肩が痛む」という状態について、一般的な見方やご自宅でのヒント、医療機関へ相談する目安を順にたどります。
首や肩のこりと痛み、その理由は?
首や肩のこり・痛みには、長時間のうつむき姿勢や、肩甲骨まわりをあまり動かさない習慣がかかわると言われています。頭の重さは意外に大きく、前に出た姿勢が長引くと首の後ろや肩の筋肉に負担がたまりやすいと考えられています。スマホやデスクワークの時間が下地になっていることも多いとされています。
首肩のこりの背景に、首に加えて、肩甲骨の動きや姿勢が関わっていることがあります。首はもちろん、背中や肩甲骨までまとめて見直すことが役立つと考えられています。
中村 拓真首だけをほぐしても戻ってしまう、という方は少なくありません。肩甲骨の動きと、頭が前に出ていないかという姿勢までたどっていくと、負担の出どころがはっきりしてくることがあります。
こんな方に気になりやすい(セルフチェック)
次のような項目に心当たりが多い方は、負担が気になりやすい傾向があると言われています。当てはまること自体が異常を意味するわけではありません。
- デスクワークやスマホで、長くうつむく時間がある
- 夕方になると首や肩が重く・痛くなる
- 肩甲骨まわりが動きにくい・硬い感じがする
- 頭が前に出た姿勢になりやすいと言われる
- こりに加えて頭が重く感じることがある
ご自宅でできる工夫
一般的なセルフケアとして、次のような工夫が知られています。
- 30分〜1時間に一度は画面から目を離し、姿勢を変える
- 肩甲骨を寄せる・回すように軽く動かす
- 画面の高さを上げ、うつむきすぎない環境にする
痛みやしびれが強いとき、力が入りにくいときは無理に行わず中止し、医療機関にご相談ください。
こんなときは医療機関へ
首肩のこりの多くは姿勢の工夫で和らいでいくと言われていますが、次のような場合は、自己判断せず早めに医療機関を受診してください。
- 腕や手にしびれ・力の入りにくさがある
- 強い頭痛やめまい、吐き気を伴う
- 安静にしていても強く痛む、急に強くなった痛み
- 発熱を伴う、または転倒など強くぶつけた後の痛み
よくある質問
首や肩は、自分でもんだ方がよいのでしょうか?
もんだときは楽に感じることがあっても、姿勢や肩甲骨の動きが変わっていないと戻りやすいと言われています。セルフケアと環境の見直しを並行することが現実的とされています。
首の問題なのに、背中や肩甲骨まで確認するのはなぜでしょうか?
首の負担は、肩甲骨の動きや背中の姿勢から影響を受けることがあると言われています。そのため首だけに限らず、周囲まで含めて拝見します。
こりと頭の重さが同時にあるのですが、関係していますか?
首の後ろの筋肉の張りが、頭の重さとかかわると言われることがあります。ただし強い頭痛やしびれを伴う場合は、別の原因の可能性もあるため医療機関にご相談ください。
中村 拓真首肩のこりは当たり前になってしまいがちですが、姿勢や肩甲骨の動きを切り分けると軽く感じられることがあります。我慢が続くときは無理せず一度ご相談くださいね。
この症状について、担当者と複数のスタッフで臨床的に検討したカンファレンス記事もあります。評価の進め方や考え方の詳細はこちらをご覧ください。
施術担当者

経歴
症例レポートは、改善した例だけでなく、そうでなかった例も含めて結果を選ばず掲載しています。








座っていると出る肩の痛みは、肩甲骨が外に広がり猫背になることが背景にあることがあります。この方も肩甲骨の位置が影響していました。肩甲骨を支える力を整えたことが変化につながった症例です。