仕事を休むほどの肩の張りが施術を経て楽になった例
主訴
肩の張り3〜4年前、首のこり2週間前からありました。 左腕の動作で痛みと動かしにくさ。
当院の評価
患者様への説明
前屈みの姿勢が続いてしまうことによって、肩甲骨を介して背中首に負担がかかってしまっていた可能性があります。
日常動作・解剖学的動診
【日常動作】 腕を上げる 【解剖学的動診】 肩関節外転:痛み、動きにくさ
身体機能評価
肩甲骨内転制限 肩関節外転制限 僧帽筋筋出力低下 頭部の前方変移 肩甲骨の下制・外転傾向
判断
肩甲骨の動きの制限により、肩の可動域を制限してしまっている可能性があるが主な原因である可能性があると判断しました。
施術の様子
患者様への説明
この方は、前かがみ姿勢が続き、肩甲骨を介して背中・首に負担がかかって肩の張りや動かしにくさが出ていました。肩甲骨の動きを引き出し、首や肩まわりをゆるめて、負担を減らす方針で進めました。
専門的内容
【手技療法】 肩甲骨モビライゼーション 頚部後面のリラクゼーション 三角筋のリラクゼーション 肩甲骨外転筋群のリラクゼーションとストレッチ 【運動療法】 僧帽筋中部トレーニング 【セルフケア指導】 小胸筋ストレッチ 二頭筋ストレッチ 僧帽筋トレーニング
施術の経過
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初期
1回〜2回 仕事中に腕の動かしにくさが減ってきた 朝、肩が下がらない感じが減ってきた リュックをかけた時の痛みは変化なし
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中期
3回〜5回 仕事がなければ問題ない 朝も順調 リュックを背負う時も楽になってきた ウォーキングを開始し、ジムにも通ってトレーニングを開始した
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後期
仕事中の肩の張りや左腕の動かしにくさが落ち着いてきています。前かがみ姿勢が多い方のため、再発予防として肩甲骨まわりのケアを続けています。
料金・通院目安
料金の目安
初回料金
施術 3,740円 + 物理療法 990円
2回目以降の料金
施術 4236円(学割)
通院の目安
施術回数
5〜6回
施術期間
1~2ヶ月
ここでは、この症例の記録とは別に、「朝から肩が張って重く感じる」という状態について、一般的な見方やご自宅でのヒント、医療機関へ相談する目安を見ていきます。
首や肩がこりやすく痛むのはどうして?
首や肩のこり・痛みは、うつむく時間の長さや、肩甲骨まわりの動きの少なさが影響していると言われることがあります。頭は見た目より重く、前に出た姿勢が続くほど首の後ろや肩の筋肉へ負担が偏っていきやすいと考えられています。デスクワークやスマホの利用時間がかかわっていることも珍しくないとされています。
首肩のこりには、首まわりだけでなく、肩甲骨の動きや姿勢が影響している場合があります。首とあわせて背中や肩甲骨も見直していくことが役立つと考えられています。
安田 晃樹首だけをほぐしても戻ってしまう、という方は少なくありません。肩甲骨の動きや、頭が前に出ていないかといった姿勢も含めて拝見していくと、負担の出どころが浮かび上がってくることがあります。
こんな方に気になりやすい(セルフチェック)
次のような項目に心当たりが多い方は、負担が気になりやすい傾向があると言われています。当てはまること自体が異常を意味するわけではありません。
- デスクワークやスマホで、長くうつむく時間がある
- 夕方になると首や肩が重く・痛くなる
- 肩甲骨まわりが動きにくい・硬い感じがする
- 頭が前に出た姿勢になりやすいと言われる
- こりに加えて頭が重く感じることがある
ご自宅でできる工夫
一般的なセルフケアとして、次のような工夫が知られています。
- 30分〜1時間に一度は画面から目を離し、姿勢を変える
- 肩甲骨を寄せる・回すように軽く動かす
- 画面の高さを上げ、うつむきすぎない環境にする
痛みやしびれが強いとき、力が入りにくいときは無理に行わず中止し、医療機関にご相談ください。
こんなときは医療機関へ
首肩のこりの多くは姿勢の工夫で和らいでいくと言われていますが、次のような場合は、自己判断せず早めに医療機関を受診してください。
- 腕や手にしびれ・力の入りにくさがある
- 強い頭痛やめまい、吐き気を伴う
- 安静にしていても強く痛む、急に強くなった痛み
- 発熱を伴う、または転倒など強くぶつけた後の痛み
よくある質問
首や肩がつらいとき、もんでも大丈夫ですか?
もむとその場しのぎの楽さは得られることがありますが、姿勢や肩甲骨の動きが同じままだと戻りやすいと言われています。ケアと作業環境の見直しをセットで行うことが現実的とされています。
首が気になるのに、背中や肩甲骨を確かめるのはどうしてですか?
首が受ける負担は、肩甲骨の動きや背中の姿勢とかかわる場合があると言われています。そのため首と周囲を一緒に確かめるようにしています。
こりだけでなく頭も重い感じがします。関係ありますか?
首の後ろの筋肉のこわばりが頭の重さに関わると言われることがあります。ただし強い頭痛やしびれを伴う場合は、別の原因の可能性もあるため医療機関にご相談ください。
安田 晃樹首肩のこりは当たり前になってしまいがちですが、姿勢や肩甲骨の動きを切り分けると軽く感じられることがあります。我慢が続くときは無理せず一度ご相談くださいね。
この症状について、担当者と複数のスタッフで臨床的に検討したカンファレンス記事もあります。評価の進め方や考え方の詳細はこちらをご覧ください。
施術担当者

経歴
症例レポートは、改善した例だけでなく、そうでなかった例も含めて結果を選ばず掲載しています。







仕事中の肩の張りは、前かがみ姿勢で肩甲骨や首に負担が積み重なることが背景にあることがあります。この方も姿勢の影響が大きい状態でした。肩甲骨の動きを整えたことが変化につながった症例です。