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坐骨神経痛

歩くのもつらくゴルフを断念していた状態が施術を経て復帰できた例

歩くのもつらくゴルフを断念していた状態が施術を経て復帰できた例

主訴

殿部~下肢の痛み、しびれ
患者様: 男性 (60代)
来院日: 2020年12月

※歩行時の痛みが強く趣味のゴルフができずに来院 ・発症時期:R3/11月中旬 ・悪化する動作や場面:歩行、体幹の前屈 ・日常生活で困っていたこと:歩行ができない ・これまでの対処:横になる

当院の評価

患者様への説明

体幹を保持する脊柱起立筋群の筋力低下が原因で、歩行の際に脊椎が不安定となり腰部の神経の出入り口で神経が圧迫され、痛みやしびれなどの神経症状が出現していると考えられる。

日常動作・解剖学的動診

歩行動作、体幹の前屈/屈曲

身体機能評価

・可動域制限 股関節の屈曲制限 ・筋出力低下(筋延長を含む) 大殿筋、多裂筋

判断

股関節の可動域の低下を腰椎で代償することにより症状が出現、股関節伸筋群の硬さと、体幹を安定させる多裂筋の筋力低下が原因であると判断

施術の様子

患者様への説明

この方は、体幹を支える筋力の低下で歩行時に背骨が不安定になり、神経の出入り口に負担がかかってしびれや痛みが出ていました。股関節まわりをゆるめ、体幹を支える筋肉(多裂筋など)を使えるようにして、歩行時の負担を減らす方針で進めました。

専門的内容

股関節伸筋群のストレッチ、押圧 多裂筋のトレーニング ヒンジ動作の獲得 神経モビライゼーションのスライダーを初期は行い、神経の滑走性、絞扼部位での癒着を改善

施術の経過

初期

(1回~3回) 歩行時や寝起きの洗顔動作での痛みが改善

中期

(4回~7回) 症状が出ない日もある、ゴルフ再開後症状がやや出現、ゴルフスイング動作を確認した際に胸椎の可動域制限があったので、広背筋の筋緊張改善を施術内容に追加

後期

歩行時の痛みやしびれが落ち着き、趣味のゴルフにも取り組みやすくなってきています。歩行で負担が出やすい方のため、再発予防として体幹の安定づくりを続けています。

日髙 祥吾
日髙 祥吾

歩くと出るお尻から脚の痛み・しびれは、体幹の支えの弱さで背骨が不安定になり神経に負担がかかることが背景にあることがあります。この方も歩行時の不安定さが影響していました。支える力を養えたことが変化につながった症例です。

料金・通院目安

料金の目安

初回料金

施術 5,236円

2回目以降の料金

施術 7,480円

通院の目安

施術回数

15回

施術期間

5~8ヶ月

※料金は、施術内容やご提案(物理療法・テーピング・鍼灸など)によって幅があり、掲載している金額は施術当時の実額です。現在の基本料金の考え方は 料金のご案内 をご覧ください。
この症状について 歩くとお尻から脚にしびれが出るときの原因とセルフケア

ここでは、この症例の記録とは別に、「歩くとお尻から脚にかけてしびれや痛みが出る」という状態について、一般的な見方やご自宅でのヒント、医療機関へ相談する目安を確認します。

お尻から脚のしびれ・痛みが起こる理由は?

お尻から太もも・ふくらはぎへかけて感じる痛みやしびれは、腰やお尻まわりの神経の通り道にかかる負荷が関わっていると言われています。腰の反りすぎに加えてお尻の奥の筋肉の硬さ・股関節の動きが背景と考えられることもあり、痛みの出る場所と原因側が同じとは限らないともされています。

ここがポイント

お尻から脚に及ぶ症状は、腰にくわえ、お尻の奥の筋肉や股関節の動きがかかわっていることがあります。しびれの強さや範囲をみながら、負担の出どころを少しずつ絞っていくことが大切だと考えられています。

日髙 祥吾日髙 祥吾

脚のしびれは不安が大きいと思います。強くなるのはどの動きか、中心は腰かお尻かを順に調べると、負担の出どころが見えてくる場合があります。しびれの経過はじっくり追いかけていきます。

こんな方に気になりやすい(セルフチェック)

次のような項目に心当たりが多い方は、負担が気になりやすい傾向があると言われています。当てはまること自体が異常を意味するわけではありません。

  • お尻から太もも・ふくらはぎのあたりが痛む・しびれる
  • 座り続けたときや前かがみの動きで強くなる
  • 押すと響くような硬さがお尻の奥にある
  • 片脚側に症状が出やすい傾向がある

ご自宅でできる工夫

次に挙げる工夫が、一般的なセルフケアとしてよく知られています。

  • 症状が強くなる姿勢を一時的に避ける
  • お尻や股関節まわりをゆっくり動かす・ストレッチする
  • 長時間同じ姿勢を続けず、こまめに体勢を変える

痛みやしびれが強いとき、力が入りにくいときは無理に行わず中止し、医療機関にご相談ください。

こんなときは医療機関へ

お尻や脚の症状の多くは時間とともに和らいでいくと言われていますが、次のような場合は、自己判断せず早めに医療機関を受診してください。

  • 脚に力が入りにくい、つまずきやすくなった
  • 両脚にしびれが広がる、症状が急に強くなった
  • 排尿・排便のしにくさなど、いつもと違う変化がある
  • 安静にしていても強く痛む、夜間に痛みで目が覚める

よくある質問

しびれが出ている間、体を動かしてもよいのでしょうか?

一般論としては、安静のしすぎより症状が強まらない範囲で動かす方が役立つと言われています。ただし力が入りにくい、しびれが広がるといった場合は医療機関にご相談ください。

股関節やお尻の確認をするのはなぜですか?

お尻から脚の症状は、神経が通るお尻の奥の筋肉、そして股関節の状態と関係している場合があると言われています。そのため痛む箇所に加えて、その周囲も一緒に見ます。

しびれは長くかかると聞いて不安です。本当にそうですか?

しびれは、痛みよりも変わったと感じるまでに時間がかかりやすいと言われることがあります。気になる変化があれば早めにご相談ください。

日髙 祥吾日髙 祥吾

お尻や脚のしびれは長引くと不安になりますよね。どの部位に負担がかかっているかを追っていくことで、見通しはぐっと立てやすくなります。気になるときは無理せずご相談ください。

症例をさらに詳しく

この症状について、担当者と複数のスタッフで臨床的に検討したカンファレンス記事もあります。評価の進め方や考え方の詳細はこちらをご覧ください。

お尻から足のしびれ、原因は股関節と腰の反りすぎか。症例をスタッフで検討

施術担当者

日髙 祥吾
とんとん整骨院 東武練馬店

経歴

鹿児島県出身。学生時代はソフトボール・野球・ラグビーに取り組み、ケガに悩んだ経験から治療家の道へ。専門学校卒業後は千葉県の整形外科で4年間勤務し、現在は痛みによる悩みや不安の解消を目指し、患者様と真剣に向き合っている。
監修:瀬谷崎 将也(とんとん整骨院 代表・柔道整復師)
症例の掲載方針

症例レポートは、改善した例だけでなく、そうでなかった例も含めて結果を選ばず掲載しています。

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