股関節の痛みは「はまりのズレ」から考える。とんとんの股関節アプローチ
症状別アプローチ
足の付け根やお尻の痛み、土台の3つの要素から見る
足の付け根やお尻、股関節まわりの痛みには、いくつかのタイプがあります。ただ、その多くには共通する原因があります。骨盤の傾き、お尻の筋肉の弱り、太ももの筋肉の使いすぎ。とんとん整骨院が股関節の痛みをどう見て、どう考え、どうアプローチをするのか。とんとん社長 瀬谷崎将也と臨床技術責任者 伊藤聡史が分かりやすくご紹介します。
股関節は、太ももの骨の先端の『ボール』が、骨盤側の『受け皿』にはまってできています。痛みの多くは、このボールが受け皿にきれいにはまらず、少しズレたまま動くことで起こると考えられます。細かなタイプ分けに立ち入る前に、まず知っておきたい共通の要点を整理します。


大畑維吹
瀬谷崎股関節の痛みは、骨盤・お尻・太ももの3つが重なって起こることが多い
伊藤聡史
瀬谷崎
伊藤聡史
瀬谷崎股関節の痛みの多くは、骨盤の傾き・お尻の支え役の弱り・太ももの筋肉の使いすぎが重なり、股関節の『はまり』が浅くなることで起こると考えられます。タイプが違っても、この土台の3要素は共通していることが多い、という見方です。なお、生まれつき受け皿のかぶりが浅い方(臼蓋形成不全=きゅうがいけいせいふぜん)はこの影響を受けやすく、将来的な変形性股関節症につながることがあると言われています。
前がつまる感じの仕組みは股関節を深く曲げると前がつまるのはなぜ?、骨の個体差の話は内股・がに股は直すべき?股関節の骨のねじれ「前捻角」という個体差、体のつながりは痛い場所が、悪い場所とは限らない。運動連鎖とはにまとめています。
どこが・どの動きで痛むか。見極めの手がかりと、注意したいサイン
伊藤聡史
瀬谷崎
伊藤聡史
瀬谷崎次のような場合は、筋肉や姿勢のケアより先に、整形外科などの医療機関での検査をおすすめします。筋肉や骨盤のバランスだけでは説明できない、別の原因が隠れているサインのことがあるためです。
- 安静にしても痛みが強い、夜間や寝ているときにも痛む
- 日を追うごとに悪化する、急に強い痛みが出た
- 発熱を伴う、または転倒・打撲などのケガのあとに痛みが出た
- 脚のしびれや力の入りにくさを伴う
- 関節リウマチや骨粗しょう症がある。お酒を多く飲む方やステロイドを使用中の方も、骨への影響に注意
押さえて確かめる考え方はとんとん独自の検査「ANO(アノ)テスト」をやさしく解説、腰との切り分けはとんとんの腰痛アプローチもあわせてどうぞ。
痛いところをほぐす前に。支え役を働かせ、使いすぎを休ませる
伊藤聡史
瀬谷崎
伊藤聡史
瀬谷崎- いつも同じ側で足を組まない。組むなら左右を替え、組みすぎない
- 座りっぱなしを避け、30分〜1時間に一度は立って動く
- 痛みの出ない範囲で、歩く・動かすを続ける
- 座って軽く行う貧乏ゆすり(ジグリング)は、股関節に良い影響が期待できると言われています
骨盤まわりの考え方はとんとんの骨盤の悩みアプローチ、座り方・姿勢のクセはとんとんの姿勢アプローチもあわせてどうぞ。
股関節の症例やスタッフで検討した記事のまとめは股関節の痛みナビもどうぞ。
とんとんの股関節の痛みへのアプローチの流れ
ここまでの考え方を、実際の進め方として整理すると、次のような流れになります。
- 急いで受診すべきサインを外す夜間の強い痛みや発熱、ケガのあとの痛みなど、先に医療機関をおすすめするサインがないかを最初に確認します。
- どこが・どの動きで痛むかを見極める痛む場所と動きを確かめ、痛む動きの最中に押さえて変化を見ながら、関わっている筋を絞り込みます。
- 支え役を働かせ、使いすぎをゆるめるお尻の支え役を軽い力で働かせ、引っぱりすぎている太ももの筋肉をゆるめて、はまりの安定を助けます。
- 骨盤と日常のクセを整える座り方や立ち方のクセを見直し、負担のかたよりを減らして、戻りにくい状態を目指します。
股関節の痛みは、「はまり」を支える土台から整える
股関節の痛みは、タイプこそさまざまですが、骨盤の傾き・お尻の支え役の弱り・太ももの使いすぎという土台の3要素が重なって『はまり』が浅くなることで起きている場合が多いと考えられます。だからこそ、痛いところをほぐすだけで終えず、支え役を働かせ、使いすぎを休ませ、日常のクセを整える。これがとんとんの股関節へのアプローチです。変化の出方には個人差があり、すべての方に同じ結果を保証するものではありません。
※本記事は一般的な情報です。症状の感じ方や経過には個人差があります。強い痛みやしびれ、安静時にも続く痛み、力が入りにくいなどがあるときは、自己判断せず医療機関への受診もご検討ください。
よくある質問
レントゲンで異常なしと言われたのに、なぜ痛むのですか?
股関節の痛みの多くは、骨そのものの変形ではなく、筋肉のバランスや骨盤の傾きによる『はまり』のズレが関わっていると考えられます。これはレントゲンに写らないため、異常なしでも痛みが出ることは珍しくありません。
痛いときは安静にした方がよいですか?
安静にすると楽になることは多いですが、動かさない方がよいという意味ではありません。強い負担は避けつつ、痛みの出ない範囲で適度に動かすことが大切です。変形が進んでいる場合は無理に動かさず、専門家にご相談ください。
足を組む癖は股関節に良くないですか?
いつも同じ側で足を組むと、片方の股関節が長時間ねじれた状態になり、負担のかたよりや痛みの一因になることがあります。左右を替える・組みすぎないのがおすすめです。
変形性股関節症は手術しかないのですか?
進行の程度によります。初期であれば、運動やケアで痛みをやわらげられることも多いと言われています。進行している場合は手術が有効なことが多いですが、時期や方法はご自身の状態・生活に合わせて主治医とご相談ください。
貧乏ゆすりが良いと聞きましたが本当ですか?
座って軽く行う貧乏ゆすり(ジグリング)は、関節内の循環を促し、股関節に良い影響が期待できるとされています。負担が少なく続けやすいセルフケアのひとつです。
股関節の痛みでお困りの方へ
お近くのとんとん整骨院にご相談ください



















